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最近話題の「アグリゲーション型広告」とindeed、求人ボックス、スタンバイについて

こんにちは!

某人材会社で主に西日本のマーケティングをしていることみです。
今回は最近話題になっている「アグリゲーション型広告」についてと、主要サービスであるindeed、求人ボックス、スタンバイについてまとめました。

■アグリゲーション型広告とは

求人業界の歴史 (1)


こちらは求人業界の歴史をまとめた図になります。
求人業界に大きな変化があったのは2000年で、これまで紙の求人媒体が中心だった求人業界にリクナビが誕生したことで、求職者の動きが紙からwebへ移行しました。

その後、約10年間で各社が様々な求人サイトを展開しました。
サービスが多様化する一方で、今では求職者1名あたり平均3~4の求人サイトに登録し、採用活動をおこなう企業も求職者も分散される現象が起こりだしました。

そんな中で2015年頃に誕生したのが『アグリゲーション型広告』です。
web上の求人情報を一括まとめることができるので、転職活動をおこなう求職者や、採用活動をおこなう企業様の利用が急増しています。

ここから『アグリゲーション型広告』の主要サービスであるindeed、求人ボックス、スタンバイについてご紹介していきます!

■indeed


世界No.1『求人特化型』検索エンジンと言われるindeedは元々はアメリカに本社があるindeed社のサービスですが、2012年のリクルートによる株式買収から日本に参入しました。

求人サイトとしても国内最大のアクセス数や求人数があるので、GoogleやYahoo!での検索でも多くの職種で上位表示されています。

また、企業ページの作成や細かいクリック単価の設定も可能なことなどの操作性の高さも好評を得ています。

《メリット》
・SEOが非常に強く「勤務地」×「職種」ではほぼ上位にindeedが表示
・月間ユーザー数3,460万人
・indeed内に専用の企業ページの作成が可能

《運営会社》
企業名:株式会社リクルートホールディングス
設立:1963年8月
従業員数:49,370名(連結)
資本金:400億円(連結)
売上高:2兆3,994億円(2020年3月期)


■求人ボックス


「食べログ」や「価格.com」などを運営するカカクコムが運営する求人ボックスは、2015年のサービス開始後ユーザー数が右肩上がりに伸びており、2018年には500万人を突破しました。
国内ではindeedに次ぐサービス規模なので、ここ数年注目度が上がっています。

《メリット》
・知名度が低いが、競合も少ないため狙い目
・女性の登録者が多い
・検索キーワードランキングが公開されている

《運営会社》
企業名:株式会社カカクコム
設立:1997年12月
従業員数:1,148名(連結)
資本金:9億1,600万円
売上高:609億7,800万円(2020年3月期)

■スタンバイ

スタンバイは人材紹介やスカウトサービスを提供している株式会社ビズリーチが2015年に開始したサービスです。
現在は、検索エンジン「Yahoo!Japan」を提供しているZホールディングス株式会社との合弁で設立した、株式会社スタンバイが運営をしています。
Yahoo!Japanの「Yahoo!しごと求人」にも自動連携されていることが大きな特徴です。
機能面では2019年に直接投稿も開始されたので、今後の成長がかなり期待されているサービスです。

《メリット》
・有料枠を使えば「Yahoo!しごと検索」の有料枠にも同時掲載される
・「Yahoo!Japan」利用者へアプローチができる
・女性・主婦層や自宅PCで仕事を探している層との相性が良い

《運営会社》
企業名:株式会社スタンバイ
設立:2019年11月
従業員数:80名
資本金:1億円
売上高:非公表


■サービス比較表

比較表 (1)

※自社調べ
各社から公表されているデータや掲載されている求人を見た印象をもとに比較表を作成しました。
indeedは月間訪問者数と掲載企業数がかなり多いですが、求人ボックスやスタンバイは自社で直接採用する募集の掲載求人数は少ない印象です。
採用計画に合わせて柔軟にサービスを選ぶことが重要ですね!

■活用事例


各サービスでの活用事例をご用意しました!
1名あたりの採用費や獲得応募単価が高いと言われる職種でも、運用でクリック単価の設定をすることで、採用費や応募獲得単価を抑えることに成功ししています。

・indeed

企業例①:愛知県|ルート配送ドライバー
・掲載方法:直接投稿
・工夫ポイント:曜日や時間帯ごとに最適なクリック単価を設定
・応募数:4件
・費用:30万円
企業例②:福岡県|飲食店スタッフ
・掲載方法:直接投稿
・工夫ポイント:曜日や時間帯ごとに最適なクリック単価の設定
・応募数:12件
・費用:17万円
企業例③:沖縄県|IT企業のコールセンター
・掲載方法:直接投稿
・工夫ポイント:曜日や時間帯ごとに最適なクリック単価の設定
・応募数:11件
・費用:20万円

・求人ボックス

企業例①:全国展開の飲食チェーン|キッチン・ホールスタッフ
・掲載方法:クローリング
・掲載プラン:スタンダードプラン
・工夫ポイント:勤務地エリアごとにキャンペーンを作成
・月間応募数:70件
・月間費用:50万円
企業例②:全国に50拠点を持つ介護施設|介護士・看護師
・掲載方法:クローリング
・掲載プラン:プレミアムプラン
・工夫ポイント:職種ごとにキャンペーンを作成
・月間応募数:15件
・月間費用:40万円


・スタンバイ

企業例①:ファーストフードチェーン
・掲載方法:クローリング
・掲載プラン:スタンダードプラン
・工夫ポイント:勤務地エリアごとにキャンペーンを作成
・応募数:5~6件
・費用:7~8万円
企業例②:介護系職種
・掲載方法:クローリング
・掲載プラン:プレミアムプラン
・工夫ポイント:職種ごとにキャンペーンを作成
・応募数:11件
・費用:33万円

■さいごに

ここまでご覧いただきありがとうございます。
今回は最近話題になっている「アグリゲーション型広告」についてと、主要サービスであるindeed、求人ボックス、スタンバイについてまとめました。

資料はこちらにも用意しておりますのでご覧いただけますと幸いです。
https://neo-career.lmsg.jp/form/12003/Rb91kQFJ

今後も人事や採用関連のことで様々な投稿を行っていくので、スキ・コメント・フォローをいただけると嬉しいです!

よろしくお願いします。


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