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映画:The Best of Men(人間の最高)

パラリンピックを創った人の実話をもとにした映画です。
日本向けの予告編がなかったので英語字幕付きを貼ってます。
戦争で脊髄を損傷し歩けなくなった青年たちを立ち直らせた医師の話。
アマプラで見ました。

パラリンピックが戦争で傷ついた兵士たちのリハビリを起源にしている
というのはどこかで聞いたことがあったのですが、
イギリス軍の負傷した兵士たちを助けたのが
ドイツから亡命したユダヤ系医師だったこと、
最初は病院で開催されたことなど、
映画を見てからまたネットで調べてふむふむと勉強しています。

それまで、鎮静剤を使って死ぬまでベットにいるだけだった青年たちが
新たに来たドイツ語訛りの英語を話す医師の治療とリハビリによって
少しずつ動けるようになり、生きる気力を取り戻し、
自分の人生を歩み始める様子が描かれています。

大きな感動があるわけではないのですが、
最初は看護師からも患者からも疎まれた医師が、
確固たる信念で治療とリハビリを続け、
信頼を得ていく様子がとてもいい映画でした。
障害者として生きることに対する本人たちの思い込み、
家族や周囲からの偏見、障害を受け入れるまでの苦悩と
前向きに歩み始める様子も描かれていて、
なんというか、よくできた映画だなぁと思います。
90分ほどの映画で、よくこれだけのことを描いたなと。

そして随所に出てくる紅茶を飲むシーン。
さすがイギリスと思いましたよ・・・。
ちょうど、映画「ウィンストン・チャーチル・・・」や
「ダンケルク」と同じ時代を描いていて、
ダンケルクでも紅茶が印象的なシーンがありました。
イギリス人は本当に紅茶の時間を大事にするんだなぁと思ったり。

それにしても、この映画の邦題「人間の最高」っていうんですよ。
それはいったい何?って感じです。タイトルと同じセリフがあって、
確かに訳すのが難しいとは思いますが・・・。

とても励みになります。