CTIアシスタント体験第4弾 - プロセスコース@五反田
2024年7月19日(金)から21日(日)までの3日間、CTIのプロセスコースのアシスタントを務めました。コースアシスタントに入るのは4コース目でしたが、初めての日本のコースで、初めての対面コース。そして、これほど心が揺さぶられたことはなかった、とても深くて濃い3日間でした。
忘れがたい3日間について、今、感じることを綴っておきたいと思います。
🔽1回目のアシスタント体験🔽
🔽2回目のアシスタント体験🔽
🔽3回目のアシスタント体験の記録 (noteは書いておらず…)🔽
初めての日本&初めての対面コース
普段はフランス在住のため、時差の関係で日本のコース受講は難しく、基礎コースと応用コースは、2021年にアメリカ東海岸時間のコースをオンラインで受けました。その後、今年になってアシストしたのも、アメリカとイギリスのコースだったため、日本のコースは初体験!そして、対面でのコースも初体験!
そのため、「どんな違いがあるのかな!?」と好奇心でワクワクしていました。
当然のことながら、違いは様々。例えば、アメリカ人はよく喋るし、反応が早く、感情も豊かなので、とにかくダイナミック!人種や性的指向などセンシティブなこともそこかしこにあり、時々、全く意図せずファカルティーが「地雷」を踏んでしまい、グループが爆発!なんてことも何度かありました。
一方、日本の受講生は、特に今回プロセスコースだったこともあってか、じっくり深く考えて、深い部分でググッと変化が起きているような印象を受けました。ゆっくり、でも確実にグループが動いていました。
そして、オンラインと対面の違いも色々!例えば、オンラインは学びの時間だけ集まり、ランチや休み時間は別々だけど、対面は休み時間やコース終了後にも話せるので、学びも関係性も比較にならないほど深まる印象を受けました。
「こんなに豊かな時間になるなんて、私も対面で受けたかったー!」と思いましたが、その選択肢はなかったのでしょうがなし!そして、遠方に住んでいる身としては、コロナ禍によりオンラインでのコース提供が始まっただけでもありがたいことだよな、と感じました。
プロセスコーチングの理解の深まり
今回アシストしたコースは、ここにあるものを感じ続けるプロセスコーチング。カウンセラーなので、感情のパワーは知っているし、感情に寄り添い続けることは、どちらかといえば得意な方。なので、プロセスコーチングには取り組みやすいし、「わかっている」と思っていました。
でも今回、とても大きな学びが2つありました。
エネルギーシフトとリソース
プロセスコーチングでは、クライアントが、避けている感情や向き合いたくない部分を感じ切った時、エネルギーシフトが起きます。これまで、そのエネルギーシフトは、「ネガティブなものを感じ切った時、それが受け入れやすいもの/ポジティブなものに変化する」と理解していました。
でも今回、「ネガティブなままであっても、そのネガティブを感じ切った時に自己受容が起きる。そして、その自己受容により、ネガティブだったものが、とてつもないエネルギーとリソースになる」ということを知りました。
ネガティブだと捉えていたものがリソースになった時のエネルギーはとてつもなく、深い部分で「ありのまま」を受け入れた時のパワーは凄まじく、プロセスコーチングの真髄に触れた気がしました。
コーチの在り方
2つ目の学びは、クライアントからどんなものが出てきたとしても、一切判断することなく、共にい続けるコーチの在り方のインパクト。「どんなものでも、あなたの一部。それを含めた『ありのまま』を曝け出していいんだよ。だって、それがあなたの魅力だから」というコーチの在り方のインパクトは凄まじく、そのコーチの在り方が、クライアントに封じ込めていた部分や見たくない部分を見る勇気を与えるのだ、と感じました。
そんな気づきの後、これまで上手くいかなかったプロセスコーチングを振り返ると、「あぁ、私がクライアントさんと一緒になって『それはネガティブなもの。だから感じきって、『良いもの』にシフトさせなきゃ』」と捉えてしまっていたからだ、と、私の在り方のせいだったのか、とハッとしました。
そんな場では、クライアントは安心してネガティブを感じ切れない。だからだったのか、と納得がいき、コーチが全てを受け入れることの重要さを痛感しました。
魂が揺さぶられたこと
そして、今回ほど、心の深いところに響いて涙が止まらなくなったことはありませんでした。これまで自分が受けたのは5コース、アシスタントに入ったのは4コース。大体コースは3日間なので、9コースx3日間=27日間のコース体験をしたことになります。そんな中、3日目午前の「響き具合」は飛び抜けていました。
頭のどこかからは、「なんでアシスタントなのに、そんなに泣いてるのー!?」「こんなに感情的になってて、受講生の学びの邪魔になってない!?」なんて冷静な声も聞こえてきたけど、止まらないものはどうしようもありませんでした。苦笑
ありのままのパワー
なにがそんなに響いたんだろう!?と考えたら、ひとつ目は、ありのままでいることの尊さと、そのインパクトでした。1人、また1人と、自分自身の在りようを広げて、それを静かに受け入れていくプロセスを見ていると、心がぐわんぐわんと揺さぶられました。自分自身と繋がった時に放つエネルギーとインパクトって、それまでのものとは全く質感が違っていて、「あぁ、ありのままの姿ってなんて美しいんだろう」「なんて可能性に満ちているんだろう」と感じ、胸を打たれました。
共にいられない感情や自分自身と向き合うのって、本当に難しいもの。スルッと避けたり、逃げたり、誤魔化そうとするのは、とっても自然なこと。
でも、なんとか踏ん張り、「それ」と向き合おうと取り組み続けていた受講生達が、その「一段」をグッと踏み越えた瞬間は、本当に尊く美しく。心が震えて、涙が滝のように流れてきました。
数え切れないぐらい本質的な変化が起き、その瞬間に共にいられたことは、私にとって本当に大きなことでした。
コーチの役割
魂を揺さぶられた2つ目の理由は、その本質的な変化を創り出したリーダー達の存在でした。もちろん、そこに至るまでにはそれまでの2日間があり、その場は皆で創り上げたものとはいえ、その「一段」はリーダーの後押しがなければ踏み越えられなかったのでは、と感じました。
そして、「コーチの役割、コーチの存在意義ってこういうことなんだ」と、「自分ひとりでは絶対に行けないところに、グッと踏み出せるよう、全力で関わる存在なんだ」と、これまた深いところに響いたのでした。
私にとってコーチは天職。今だってコーチだけど、心の底から改めて、「だから私はコーチでありたいんだ!!!」「私は、こういうことがやりたいんだ!!!こういう存在でありたいんだ!!!」と、自分の深い部分に繋がり、魂が叫んでいるような感覚さえありました。
人生の目的ともしっかりと繋がり、納得感も半端なく。だから、あんなに止めどなく涙がながれてきたのでしょう。魂の深いところが響きまくった、尊い時間でした。
今回のアシスタントの意味
今年7月の一時帰国のチケットを取った後、真っ先にチェックしたのは、CTIのコーススケジュールでした。「絶対に対面コースのアシスタントをやりたい!」と思っていたからです。
やりたかった理由は「日本のコースのアシスタントもしてみたい!」「対面コースのダイナミックスを経験してみたい!」「リアルでファカルティーに会いたい!」という単純なもの。だから、まさか、これほど深い学びと自分に繋がる3日間になるとは、想像もしていませんでした。
共にいられない感情や自分自身と向き合い続けた、勇気ある13人の受講生たち。一人ひとりが変化していく様子を、間近で見続けることができたのは、本当に光栄なことでした。真摯で誠実で優しくて、それぞれが可能性に溢れていました。こんなスペシャルな場に共にいることのできた巡り合わせに、心から感謝しています。
そして、リーダー達の覚悟と責任感。常時、表情は穏やかだったけど、心の奥に溢れている愛と信念に心打たれました。この3日間は、リーダーシップチームの一員としてリーダー達と話す機会がたくさんあり、その行動とあり方からたくさんのことを学ぶことができました。「リーダーシップとは」「コーアクティブとは」を体現するリーダー達を、間近で見続けることができた経験のインパクトは計り知れず。これからじわじわと気づくことも多いのではと思っています。
この3日間を共に過ごした方々に、心からの感謝を込めて。本当にありがとうございました。
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