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10周年のEXO

2011年にSMエンタから新しいボーイズグループがデビューすると発表され、メンバーが初公開された時の衝撃たるや。

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お、おしゃれ…。
SMエンタの、デビュー時にありがちな、あのちょいダサな感じどこいった?

まだ少年の面影を残したこの若さで、かろうじて新人ぽさは出ているものの、デビュー前なのにすでに出来上がっているこの感じ。イ・スマン先生の本気を感じました。笑
何人か練習生時代からすでに騒がれている子も入っていました。

デビューしたあとパフォーマンスをするEXOを見た時、初々しさもありつつ、練習生期間が長いメンバーも多かったからか想像していたよりもずっと落ち着いたステージだったのに驚きましたが、メンバー公開写真ではとっても今どきな洗練された男の子たちだなというのが最初の感想でした。


どのグループにも色んな出来事がありますが、EXOもこの10年、グループやファンダムが揺れ動く出来事がたくさんありました。

色んなことがあった中で忘れられないのは、2014年のMAMAでEXOが4冠に輝いた時のことです。

この時は、人気があって目立つルックスだった中華メンバー2人が立て続けに脱退を表明し、12人だったEXOが10人になってしまった時でした。残った、残されてしまった10人、て感じがしていたんです個人的に。

そもそもEXOは韓国(EXO-K)と中国(EXO-M)、6人づつで分かれて活動するグループというコンセプトであり、EXO-Mの6人のうち2人がいなくなったことによってEXO-Mは完全にバランスが崩れてしまったし、SMの若手であり、せっかく人気もあってこれから先もしっかり活動していけるグループに成長していたのに、人気メンバーの脱退といった問題が持ち上がってイメージが悪くなったりファンが離れてしまったりすることが残念でなりませんでした。

韓国人とは違った種類の華があるというか、上品な魅力があった中華メンバーが去り、もともと重厚感たっぷりだったEXOの絵面がさらに重くなるような気がしましたが、それがEXOらしさになっていったというか、このあとのアンダーグラウンド感満載な漆黒のEXOワールドへと続いていくのですが。

2014年MAMAで披露した「Overdose」は涙なくしては見れませんでした。

■EXO 「Deep Breath & Overdose Remix Ver.」

残された10人なんかではなかった、もうすっかり新しいEXOとなっていたのです。むしろ10人で逆にすっきりしたんじゃないかとすら思ってしまった。

あの「Overdose」の迫力、パフォーマンスにぶつけている10人の思いがものすごく伝わってきて、号泣。色々ありすぎた2014年。。
10人がひとつになって大きな力が生まれて、一人一人最初から最後まで無駄がひとつもない、完璧なステージ。
歌いだしのベッキョンの、振りのひとつひとつに力がこもっているのがよくわかって、ベク!!超本気…!!ともうこの時点から泣いていました。

初めての単コン直前にEXO-Mのリーダーが逃げ出したので、練習してきたフォーメーションやら色々変更しなくてはならないことがたくさんあって、本当に修羅場を見たと思います。デビューしてたった2年でとんでもないことになって、ファンダムも荒れ狂って大変でした。

パフォーマンスを演じているその裏には今年この10人が抱え込んだ多くの問題があって、でもそれを今まさに乗り越えようとしている、これからなんだという、そういう力強い気持ちが、彼らのパフォーマンスから見えてきました。
でもそういう状況下に置かれたからこそ、大きく成長したところがあったと思います。そんな彼らにしか見せることのできない、重く老成されたパフォーマンスでした。

そして、発表された「今年の歌手賞」で大賞を受賞。

ここではリーダーのスホさんが力強くも育ちの良い彼らしくとても穏やかでまっすぐな心温まるスピーチをくれました。
そのあとにマイクを持った中華メンバーであるレイの、界隈では有名な、政見放送ばりのスピーチ。

「皆さんはEXOの2014年を黒色だと思っているでしょう?
 しかし!今日から!このMAMAの舞台から!
 この色は新しく定義されます!
 みなさんは知っていますか?
 僕は!僕らの2015年の色鮮やかさを信じています!!!」

もう平伏しましたよね、レイさんに…。中国語で捲し立ててもうなんかよくわかんないんだけど、ははーーってなる感じ。
この人がこういうならもう大丈夫だと思っちゃったよねほんと。

そして、そして「今年のアルバム賞」大賞で、またEXOがコールされます。

メンバーが円陣を組んで喜び、ステージに向かう彼らの誇らしげな、安堵したような、いろんな感情が入り混じっていそうなとてもいい表情。
仕事をやり終えた男の顔って言うにはまだ若々しすぎちゃうけど、やりきった、とってもかっこいい顔をしていました。

大賞受賞のスピーチですが、スホがマンネのセフンに一番最初の一言を譲ってあげるのね。
あの場で「ヒョン、最初に自分が一言いいですか?」といった一言があったのかはわからないけど、スピーチを始めようとしていたスホにセフンがこちょっと合図をしていて、スホがすごくスマートに譲るんだけど、もーこのスホが本当に素敵だった…!

「いや、ここはリーダーで年長者の俺だろ」みたいなことが全くない、むしろマンネが最初に言わせてほしいって言い出したことを嬉しく、誇りに思っているような表情でさ、、。

セフンも堂々とコメントしててね。お兄ちゃんたちがいないと何にもできなそうな末っ子だったのに、しっかりしていて。

チャニョルのコメントは、今年のEXOに起こった出来事で心をものすごく痛めたエクセルに向けた、すごく愛のあるメッセージだったと思います。
エクセルがどんな思いをしたのかちゃんとわかっていて感じていて、それを全部受け止めているメッセージでした。

あの時一生懸命言葉を選びながら話す彼らが愛おしかったし、いつまでも心根がまっすぐな青年の集団でいてもらいたいなぁと感じました。

長いようで短いようで、でもやっぱり10年という重さを感じる10周年です。
遅くなっちゃったけど、おめでとう。
今はだいぶゆるめに推してるけど、エクセルであることには変わりないです。



※それで余談ー!
2014年MAMAのEXOのパフォーマンスをノリノリで見てくれたBIGBANG先輩や2PM先輩!!タキシード姿の2PM先輩大人の色気ダダ漏れでした。
KPOP界はBIGBANGからEXOへ世代交代をしたと言われており、そんな人気後輩の台頭にももろともせず、がんばっている後輩のパフォーマンスをあたたかいまなざしで見守ってくれていた大御所先輩たちがとっても大人に見えて素敵でした!!


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