2018明治安田生命J3リーグ第17節C大阪U23対グルージャ盛岡の展望
7月7日はDAZNにてJ3リーグの実況を担当させていただきます。今回のC大阪U23対グルージャ盛岡の試合について、個人的な見解ですが試合の展望をお伝えをしていきます。
※追記の可能性あります
連敗を止めたC大阪U23と負けなしが途絶えたグルージャ盛岡
C大阪U23は前節上位の沼津と対戦し米澤のゴールで先制、後半に失点するも1-1の引き分けで連敗は3でストップ。5月3日の鳥取戦以来勝利がないC大阪U23はホームで勝利を狙う。
一方の盛岡はシステムを3-4-2-1に変更後4試合負けなし(3勝1分)と好調。前半戦の序盤はなかなか勝てない時期もあったがチームとしては復調。前節は琉球に1-4と敗戦するも惜しいシーンもあった。後半戦に向けて1点でも多く勝ち点を積み上げていきたい。
■順位の振り返り(16節終了時点)
C大阪U23 →8位 5勝 6分4敗 勝ち点21(2節なし)
グルージャ盛岡 →12位 5勝2分8敗 勝ち点17(7節なし)
過去の対戦戦績:C大阪U23が2勝 盛岡が1勝 引き分けが1つ。
昨年はセレッソの1勝と1つの引き分けという戦績です。過去米澤は盛岡相手には2年連続でゴールも決めている。
見どころはロングボールとセットプレーか?メンバーの入れ替えにも注目
連敗を3で止め、ホームで2ヶ月ぶりの勝利を目指すセレッソ大阪は、直近の5試合が3勝1敗1分けとチーム状態が上向きな盛岡との一戦に臨む。そして両チームの対戦は今年も節目のタイミングで行われる。
去年は開幕戦。今年は前半の最終戦。勝ち点を積み上げたい両チームはピッチ状態の悪い中自分たちのサッカーができるかがカギになる。
C大阪は6試合ぶりに沖野が先発復帰の見込みも。
沖野が離脱してからチームは2分け3敗と勝利はなし。また複数得点もなかった。サイドからドリブルやクロスでチャンス供給ができるは1つのポイントになりそうだ。
加えてコンディションが悪い中、繋ぐよりも縦へのロングボールというシーンは増える可能性も高い。
そうすると最終ラインや中盤から誰が、どこへ出すかという出どころと出しどころにも注目が集まる。
C大阪が沖野を起用するように盛岡もメンバー変更の可能性も。
前節は4失点と守備面で危うさが出たが、中盤の選手を変えて自分たちでボールを保持する狙いがあるかもしれない。先発の可能性があるのは、藤沼、今シーズンここまで4ゴールとチームTOPの得点も誇るが途中交代からのゴールもある。もし先発起用があれば、初めてシャドーの位置でコンビを組む谷口との連携にも注目したい。
個人的な注目選手
C大阪U23:沖野・米澤
出場すれば、6試合ぶりの先発の沖野と2戦連発を狙う米澤に注目。
ピッチコンディションが悪い中ではあるが、沖野の縦への突破と斧澤の連携はチャンスメイクができる大きな武器になる。特に後半相手が疲れている中でクロスを供給できれば、中島や西本などセカンドボールを狙える選手もいるので注目したい。
米澤はチームトップの5ゴールをここまで決めており、これまで先制試合からの引き分けや敗戦が多かっただけに複数得点やチームを勝たせるためのここぞというゴールにも期待がかかる。更には盛岡相手には2016年、2017年とゴールを奪っている。米澤としても良い印象を持って試合に臨めるかもしれない。
盛岡:藤沼・宮市
藤沼は今シーズンここまで4得点。特にここ2試合は途中交代からのゴールで2得点と結果を残しており、その活躍もあって先発起用の可能性も十分にあり得る。出場すれば、実に9試合振り。初めてシャドーの位置でコンビを組む谷口海斗との連携にも注目したい。
また、宮市は今シーズンから期限付きで加入。序盤は途中交代での出場だったが徐々に先発で起用も、まだゴールはなし。
体格もあり前線でのキープや体を張ったプレーもできる。コンディションが悪いピッチの中セットプレーやゴール前での混戦の際に泥臭い前へのプレーでゴールを奪いたい。
盛岡はU23チームが苦手?
過去の試合データを参照すると面白い結果が。以下は2016年から参入しているU23チームとの対戦結果。
2016年 1勝4敗1分 (C大阪1勝1敗 G大阪 1敗1分 FC東京 1敗1分)
2017年 4敗2分 (C大阪1敗1分 G大阪 2敗 FC東京 1敗1分)
2018年 2敗 (G大阪1敗 FC東京1敗)※今シーズン
盛岡が勝利をしているのは2016年にC大阪U23に対してのみ。こうしたデータを見ると苦手意識ももしかしたらあるかもしれない。
とはいえメンバーも今年は大きく入れ替わっている盛岡は、勝利すればC大阪に対して2年ぶりの勝利にもなる。
コンディションが悪い中ではありますが、面白い試合になることを期待したいと思います。
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