見出し画像

届けたい想いがある

私は中学生の頃、声優になりたかった。

でもその当時はスマホはおろかパソコンすらない時代。
情報はテレビかラジオか雑誌や本、そして周りの大人たちの言葉だけだった。

「声優を目指したい!」と思っても、関西のしかもまだ橋すらかかっていない淡路島では、どうすれば声優になれるのかさえもわからなかった。大学ならまだしも、島外の高校に進む子はまだほとんどいない時代。
とりあえず、進学先は演劇部がある高校を選んだ。
島内では県予選常連校だったけど、それでも島外に出たら全然他校の足元にも及ばない。
それだけ本当の演劇に触れることが少ない環境だということを強く感じた。

高校の進路の時、演劇の世界を目指したい、と言うと周り中から猛反対を受けた。
遊ばせるために出す金はないとか、上手くいくわけがない、と自分よりもずっとずっと年上の大人たちに口々に、何を馬鹿なことを、と叩かれた。
親や周りの反対を押し切るほどの勇気は18歳の自分にはなかった。

時代は変わったけれど…

今は、スマホで小学生でさえも遠く離れた世界の情報をリアルタイムで探すことが出来る。
自分がなりたいものや夢を叶えるルートも学生時代から挑戦する方法もある。

それでも、一番の味方になって欲しい身近な大人たちにわかってもらえなくて、反対されたりあきらめたり、せざるを得ない環境の子どもたちはまだまだたくさんいる。

仕事に就きながら、ライフワークとして夢を叶えるすべもあるというのに、そんなことを教えられる大人も少ない。
なぜなら、自分たちもその方法を知らないからだ。

芸術や作家を志す子どもたちが、
生まれた場所や環境に関係なく夢を仕事にすることは出来るんだ、ということを知って欲しかったし、
淡路島で生まれ育った彼らの生き方や在り方は、
私たち大人こそ環境や条件にあきらめず好きなことをライフワークとしていくこともできる、
彼らから、私たち大人こそが学ぶところがあると思ったから、私は今回のこの顔ぶれでの開催を決めた。

置かれた環境や条件を嘆いていくよりも

自分が何を生み出していきたいのか、
何を表現したいのか、
何を見つめていきたいのか、

これまでではなく、
これからどうなっていきたいのか

彼らの語る未来には、
挑戦があり、
自由があり、
世界がある。

彼らは三人とも淡路島に生まれ育ち、そして淡路島で活動しながら、日本全国だけでなく世界にさえも知られつつある。

彼らを知ると、環境や条件ではなく自分の大好きなもの、興味や関心、想いのエネルギーはどんなことも可能にする。
そしてその力は誰にでもあることに気付かされることでしょう。


淡路島の挑戦者たち~未来への可能性~

【リアルタイムオンライン配信】
日時:2022年7月24日(日)13:30~16:00
料金:500円
配信方法:Zoom
詳しくは、ミラクルシードプロジェクトFacebookページをご覧下さい。

お申込みは下記のいずれかからお願いします。
1.PayPalまたは銀行振込
2.クレジットカードまたは銀行振込

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?