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ことほむの観光と文化財とメタバースの雑多な記事

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コンテンツ時代考証やデザインや時々ITとかWordPressとかの雑多な思考のメモ。「ことほむ」のみんなで書いてます。記事内容は…割とディープで、思考の整理に役立つかもしれません。
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#デザイン

考えテ試しテ作り続ける時代の到来⁉

さて前回かのような記事を書いております。 そして本日は3月25日。(記事書いてるときね)役員会が終わりました。 色々濃い方向に向かうことを認識合わせしましたよ〜。 今北産業自主制作時代が来るぞ←前回の記事 感覚的にも2022年の現状が1990年頃に酷似してる←今回の記事 ちょっとずつ重ね合わせてみようジャマイカ←今ココ というわけで、ざっくり振り返ってみる1990年代。 大きなことだとイラクがクエートに侵攻。東西ドイツが統一。ソ連崩壊。湾岸戦争勃発。バブル崩壊と不況。阪

あえて「興行風デザインコンペ」と言わせていただくコンペイベントを思考してみた。

北陸にも石川県デザインセンターや富山県総合デザインセンター、デザインセンターふくいという団体が存在します。 それぞれにデザイン関連イベントを開催している中、福井県を除いてデザインコンペイベントが存在します。 もっとも、僕はこの北陸の団体にはどこも所属していないのですし、この話はこれらの団体とはまったく関係ないことが発端です。 しかし全国でも同じような団体があって、同じようなデザインコンペイベントが開催されているのではないでしょうか? 今回は弊社が所属する某県デザイン団体主催

小規模事業者とデザインとマーケティング

After Covid-19が見えてきました。まだ随分とぉーくにだけど。 そして、久々のnoteに投稿。サボってたわけじゃなくて、新しい技術の習得に時間がね。(;´Д`)ハァハァ で、さっそくながら弊社、とあるデザイン団体に所属しています。でも弊社デザイン会社じゃないです。なぜ所属しているかといえば…それは情報収集とマーケティングにデザインはくっついてきてるから。で、こちらの団体、どっちかっていうとプロダクツデザインの案件が多い会社さんが多数入っている団体。だからいろんな

いよいよZ世代の感覚にならないと、空回りする時代になりましたよ。

ちょっと前に関係者向けに出した記事。皆さんからこれ、ガチで5000円分の資料じゃね―かと好評です。ケラケラ(´゚∀゚`*)三(*´゚∀゚`)ケラケラ というわけで、金額設定そのままにしておくことになりました。 単にガードとして金額設定しただけなんですけどね。 (どうしてもって人はちゃんと読める道はありますから〜) そなんすよ。今回はガチで資料集だったんす。 自分でこんだけ集めたら、結構たいへんぞ? って記事だったんですが、ご活用いただけたでしょうか?w さて、そ

広告デザインのこの先に重要な手法。JR東海のCMって、昔から使ってたわっ!

知っとるか? 令和の小学生っ! 東海道新幹線はダブルデッカーが走っていたことがあんのやで。改札にもちゃんと人がいたんやで。 あ、まぁ前の記事でシンデレラ・エクスプレスのYouTube観て、ちょっと震えたので…ファッションってすごいなぁ。これが歴史の面白いとこ。 メディアミックス・・・⁉ シンデレラ・エクスプレスのキャンペーンもそうだけど… そうだKYOTO、行こう。 は四季を通じて今でも流れてて、まだ新幹線がダブルデッカーだった頃の名古屋駅西口(今は太閤通口と名前が変

昔憧れた観光ポスターデザインの発信元、観光業界の構造をよく考えたら震えた。

広告デザイン(っていうか販促だけど)の道に僕を踏み込ませた根本的な原因ってなんなんや? って思い返したとき、駅貼りのポスターって結構影響受けてたんやなぁ。主にJR東海にやられてたけど。(元名古屋っ子) 今はデジタルサイネージに慣れちゃったから、動いてないと目が行かなくなっちゃたけど…シンデレラエクスプレスのアレはポスターだけじゃ成立しないな。よく考えると…。 今見てみると…痛いよねぇ(;´∀`)…痛いなぁ…時代だわ― そんな観光業界、結構長いこと販促系で絡んでいたんで寝

広告系デザインの今後について考察。

以前広告デザインの構造的な変化は書いたのだけど、発注元となる企業内の変化まで突っ込んでません。そこまで書いてたら長くなっちゃうので、分けとこうと思って。 いきなり図を載せちゃったけど、まぁそういうことですやん。 昭和みたいな経営しとるね? って、左側のこと。経営層はSDGsや環境問題やなんて語ってみても、売上の結果を次の製品にリターンするって感覚だと意味がないのがおかわりだろうか? 製品開発の流れは大きく変わってない⁉ 細かな流れは企業毎に違うとはいえ、大まかには

文化と観光とデザインと。(後)

(前)の続き。 散らかりっぱなしで前回書いちゃったんで、これはまとめ記事と後半にちょっと遊びましょーっていうお知らせ。(むしろそっちが主) 結局、文化財の保存と保護の問題世界遺産(World Heritage)や日本遺産(Japan Heritage)。「遺産(Heritage)」なんだよ。 これを「観光資源」にしようという動きがかつてはありました。まだ動いてるのかな? ところで、1970年代に全く同じ動きがイギリスであって、1980年代に遺産論争にまで発展した歴史が

文化と観光とデザインと。(前)

本業に近いところのお話しを書いておこうかと。 そもそも「文化」ってなんなのさ?まずは辞書にどのように書いてあるのか。コトバンクに「日本大百科全書(ニッポニカ)「文化」の解説」が掲載されていたので、一部抜粋引用。 動物の行動はもっぱら遺伝と本能によって支えられているが、人間は、遺伝と本能に加えて、経験と模倣、および言語を通して、集団の一員としての思考、感情、行動を仲間から学習(習得)し、獲得したものを同世代、後世代の人々に伝達する。こうして集団の一員として学習、伝達されるも

デザインとブランディングと世界観+IT

前回の一部の続き。(だが特に読まなくてもこの記事だけで独立してます) 最近デザイン誌の元気がなくなったって思うのは僕だけですか? そうですか? ちゃんと日経デザイン、読んでますよ。ずっと。 というわけで、2018年3月・4月のインデックスを見てみると… インデックスからブランディングが成功したぁとか、伝統工芸✕デザインで売りまくってるぜっとか、商品開発するなら今だぁっていう感じの、イケイケドンドン!感が伝わってきませんか? 来ませんか⁉ 対して、2021年の3月・4月

広告デザインの事業構造とその変化

真面目に書いておこうかな。数十年後に見たときに(残ってるのか?)そんなことが2021年頃にあったのかと思えるかもしれないので。 振り返り。僕が広告業界(印刷業界)に入り込んだのは1990年年代。DTPワークフロー開発時代なわけで、もちろんまだまだテレビ全盛期。 その頃から21世紀に入って、フリーランスっていう考え方が一般的になっても、構造そのものはあんまり変わってないんですよね。それが下図。 実際にはこんなにきれいに別れてるわけじゃなくて、制作会社は印刷会社とくっついて

続・さようならフリーランス。(四方山話的閑話その2)

前回の続き。といっても、ちょっと制度的なこととか。 パイルダー・インっボイスっ!…って、パイルダーオンやし。古いし。知らん子多いし。 免税事業者インボイス制度。2023年10月1日から導入予定! あっちゅう間です。あっと。@。 現時点では逐次導入と言ってますので、2023年だ。ガラッと変えるぜ。みたいなことは無さそうですが…。 法人側の立場から見たら、仕入税額控除は経理上大きな問題。外注さんには多分、インボイス出してね(はぁと)とお伝えすることになる。 ウチ(ことほむ

日本的デザインの正体について思うこと

長野県デザイン振興協会で浜松のYAMAHA Innovation RoadとSUZUKI歴史館、静岡文化芸術大学などへ伺う視察旅行へ参加。交流会でYAMAHAデザイン研究所の川田所長・元SUZUKIデザインで現在は静岡文化芸術大学芸術研究センター長の服部先生からも裏話を聞きつつ見学してきました。 楽器製造ルーツのYAMAHAと織機製造ルーツのSUZUKIとで、自社製品の歴史を紹介するショールームの違いから、デザインに対する考え方を比較できたと思うのでメモしておきます。 Y