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仕事の夢、夢の話

いつもより早く目が覚めた。

夢見が悪かった。

「仕事の夢」を見た。

自分がいつもこなしている仕事の夢。

普段の仕事をなぞるようなリアルな仕事の夢だ。

夢なのに鮮明に記憶している。

日々行っている仕事を夢の中でこなしていた。

目が覚めたばかりだというのに、何だか疲れている。

寝たはずなのに、何とも言えない倦怠感がある。

これから、今日1日仕事だというのにも関わらず、
これから、いつもと変わらぬ日常がスタートするというのにも関わらず、それなのに、
それなのに…

何だか、俺、仕事したのにまた仕事?みたいになってるじゃん。

まだ仕事行く前なのに、リアルな仕事の夢を見たせいで、何だか、俺、振り出しに戻された気分になってしまったじゃん。

↑こ~いった時がたまにある。
なかなか萎えるわ、こ~ゆ~の。

ところで夢と言えば、作家の安部公房さんが何かの著作で以下のようなことを語っていた。

夢とは、自分が体験したことや見た風景、または、心象風景や様々な思いが、1枚1枚の写真のように切り取られた存在として脳に存在していて、で、それらが寝ている間にスライドショーのような形で脳内を流れていき、そのスライドショーのようなものを我々の脳が物語として捉えているものなのではなかろうかと。
だから、夢は奇想天外だったり荒唐無稽だったりするのではないかみたいな話を語っていた。

安部公房さんがこのような話を書き記したのは、おそらく何十年も前のことだろうが、最近の科学でも何となく似たようなことは言っている。

脳は睡眠中にも情報処理をしている。
脳は睡眠中に様々な情報を取捨選択して脳のメンテナンスをしていると言われているが、そのメンテナンスの最中に発生したノイズが夢ではないかと考えられていたりもする。
記憶の断片がアトランダムに出てくるから夢は奇想天外だったり荒唐無稽だったりするのではなかろうかとのことだ。

ま~いずれにせよ、夢については、まだ分かっていないことが多いのではあるが、はっきりと言えることが一つだけある。
それは、俺が覚えている夢の多くは「仕事の夢」か「汚いトイレで用を足さなければならない夢」だということだ。
もう少し、マシな夢や楽しい夢が見たい。
もしかしたら楽しい夢なんかも見ているのかも知れないが、たいてい覚えている夢は上に挙げたそれら2つのパターンのものばかりだ。

俺は日中、エロいことやアホなことをかな~り考えているばすなのに、何故かそういった夢は見ない。または、見たのかも知れないが覚えてはいない。

たまには美女と冒険するような心トキメク夢とかを見てみたいものだが、きっとまた仕事の夢とかを見て、「さっき仕事したのにまた仕事行かなきゃならんの?振り出しに戻された気分だわ。」とかなるのだろうな~。

もっともっと日中にエロいことやアホなことを考えれば、俺の脳のあちこちにそ~いったものがこぼれ落ちて、でもって睡眠中にそれらがアトランダムに出てきて、結果としてエロい夢だのアホな夢だのが見れるようになるかも知れない。
でも、今以上に日中にエロいことやアホなことを考えてしまうと、日常生活に大切なあらゆるものが終わってしまいそうな気がする。

見れるかどうか確証のない夢の為に日常のあらゆるものを終わらせてはいけない。
俺よ、目を覚ますんだ。

夢の為に生きてはいけない。
現実を生きるのだ。

ええっ! ホント〜ですか。 非常〜に嬉しいです。