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サイエンス?考察?

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サイエンス大好きです!何かを考察したりするのも大好きです!
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#備忘録

備忘録的なもの「多数決の秘められた力」

全卓樹(理論物理学者)著 『銀河の片隅で科学夜話』 第13夜「多数決の秘められた力」についての雑感 どえらい話である。  怖い話でもある。 フランスの理論物理学者、セルジュ・ガラム博士の「世論力学」によると、世論ってのは、その内の17%がめちゃめちゃ意志の強い確固たる意見を持っていた場合、最終的にはそのめちゃめちゃ意志の強い確固たる17%の意見に染まってしまうとゆ〜のだ。 なるほど、基本、世論ってのは【浮動票タイプ】が多数派だ。何となく賛成、何となく反対、色々な人の意見な

備忘録的なもの「セロトニン」

※大前提として : 我々サピエンスの心(=脳)は案外と簡単に脳内ホルモン(神経伝達物質)の影響を受ける 【セロトニン】 脳内で神経伝達物質として働く。 その分泌が多いとリラックスでき、少ないと不安を感じやすくなる。 また、我々サピエンスの攻撃性の程度にも関与している。その分泌が少ないと自分とは異なる考えや行動をなかなか理解できず、許せないと感じてしまう。つまり、その分泌が少ないと所謂「正義中毒」になりやすい。 その不足はメンタルヘルスの不調の原因になることがある。 【セ

備忘録的なもの「感情で行動してる」

「我々人間は論理で動いてはいない。我々人間は感情で動いているのである。」みたいな話がある。 なるほど。ホントそんな気がしてならん。俺が正にそれだ。 で、最近の認知科学あたりでもど〜やらそ〜らし〜と言われているよ〜である。 我々人間が何らかの行動をとるとき、そのきっかけは感情からくるものが先で、理由や理屈なんてものは全て後追いだとゆ〜のだ。 例えば、まずは「好き」か「嫌い」かがあって、で、後からその理由を探して構築していくイメージだ。 「いいや、私はそんなことはない。私は感情的

備忘録的なもの「自己肯定感」

自己肯定感の話。 うちの嫁さんとアンチエイジングについてあ〜だこ〜だと会話をしていた時に(因みに俺のエントロピーとアンチエイジングの話はサラッとスルーされた)、嫁さんに「でも、何だかんだで琴ぴっぴ(←俺のこと)は自己肯定感が私より高いんよ。自己肯定感の土台みたいなものが生まれながらにしてきっとあるんじゃろうと思う。」みたいなことを言われた。 確かにそ〜なのだ。 うちの嫁さんは俺だけでなく色々な人から「美人」「キレイ」「可愛い」などとよく言われるのだが(←軽くのろけ)嫁さん本

備忘録的なもの「共感と分析(脳の話)」

我々の脳についての話。脳の科学の話。 どうやら我々は「共感」と「分析」を同時に行うことは出来ないらしい。 我々の脳がそ〜なっているとのことだ。 誰かに共感しているときや感情的に他者と繋がるときに使われる神経回路網と、分析的思考をしているときに使われる神経回路網は別々であるそ〜だ。それぞれは別のネットワークなのだと。 で、「共感」するときに使うネットワークが活発になると、どうやら「分析」に使うネットワークは抑圧されるらしい。また、その逆も然りだ。どちらか片方のネットワークが活発

備忘録的なもの「シャーデンフロイデとオキシトシン」

中野信子「シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感」の内容を自分なりに噛み砕き、また、己の頭の中にあるものも含めて整理する為に色々とここに書き記しておく。 ●シャーデンフロイデとは 誰かが失敗した時に、思わず湧き起こってしまう喜びの感情のこと。 他人の不幸は蜜の味。溜飲が下がる思い。自分にとってイヤな奴や邪魔な奴、嫌いな奴なんかが失敗しときに「ざまあ!」だの「ニヤリ」だのと思う感情。 【シャーデンフロイデはオキシトシンと深い関わりがある】 ●オキシトシンとは