見出し画像

半年間仲居をしてみた新入社員から見る仲居という仕事

私はとある旅館の仲居をこの4月から始めたばかりの新卒新社会人です。

私が思う旅館の仕事を書いてみようと思います。
きっと勤続年数が変われば、この内容も変わると思うので、それも記録だと思って書きます。

仕事内容

私のお仕事は、
お客様を出迎え、部屋まで案内し、夕食の支度と提供、朝の布団上げと朝食の支度と提供、お見送り
が表面的な内容です。

なので、シフト体系は他のお仕事とは全く異なり、昼過ぎ出勤し、夕食が終わって一旦帰宅し、朝食が間に合うように出勤、お客様を見送って退勤です。
朝早く、夜遅い、昼がお休みです。
休日は、朝お見送りを終えて帰宅したところからスタートして、次の日の出勤(昼過ぎ)までです。丸一日休みは2連休がないと存在しません。

ハードですよね(笑)
しかも世間の休み=連勤確定なので、他業種の方とは予定は合いません。

良いところ

こんなハードなのになんで続けられるんすか!?って思う方もいらっしゃるかもしれませんね

1.お客様としっかり話せる接客業
接客業って括りが広いとは思うんですが、なかなかお客様としっかり会話できる仕事って少ないと思います。
ホテルなど思い浮かべていただいても、なかなかスタッフと話す時間ないと思います。
あるとしても化粧品とか服屋さんとか?でもそれって限られた方ですよね。
旅館は部屋付きの係であることもあり、かなりしっかりお話をすることができることが多いです。なので、愛着も持って頂きやすいですかね。
キャバクラほど会話がメインではないですが、その次くらいに会話の多い仕事かもしれないです。
なので、飽きることは無いですし、一期一会でとても楽しいです。

2.感性が育つ
お客様がどう思っているか感知する感性、お客様にどうアプローチするかの感性など、人対人の仕事なので感性がスキルに直結します。
弊社は、華道や茶道を取り入れていたりするので、そういう面でも感性が大切だなと思います。
具体的には、花の名前や花言葉を勉強したり、色の組み合わせ、和食のマナー、言葉遣い、日頃のアンテナとかですかね?
なかなか感性を育てるってしないと思うので、素敵だと思います。

3.旅行が仕事に生きる
今のご時世そんなに出来ることではないですが、美味しいご飯を食べたり、他の旅館に泊まったり、観光地に足を運んだり、リサーチすることが会話のネタになったり、真似したいな!と刺激を受けたりするのは良いことですよね。
楽しいし一石二鳥だなって思います。

4.お褒めの言葉を頂ける
○○さんのお陰で素敵な時間になりました!とか、また会いにきます!とかお褒めの言葉を直接頂けるのはとても嬉しいし、モチベーションにも繋がります。
自分が大切な思い出の一片になれるなんてそんな贅沢なことないと思うんです。

キツいこと

まとまった睡眠時間が少ない
やっぱり、夜遅く朝早いのでまとまった睡眠は取りにくいです。
寝坊しないのはお客様に朝食を提供しなきゃいけないという使命ですかね(笑)
お客様とこんなお話ししたい!とかそういう気持ちで起きれているところあります。

決まった休みがない(シフト制)&連勤
週休二日で、土日固定とか羨ましいすぎます。
お盆やゴールデンウィークは毎日のほとんどの時間を仕事か睡眠に費やす日々です。

人間関係
これは旅館業に限らずですが、弊社は社員の年齢層も幅広く、そこは良い面も悪い面もありますね。完全なる体育会系縦社会。
連勤が積み重なると自然とピリピリもします。
睡眠時間も少なく、休みも完全に自由というわけでもないので、ストレスも溜まりますよね。
女性社会なのでというのもあるかもしれませんが、至る所で悪口言ってるのを聞くのは正直キツい。
お客様に気配りして良い顔する分の皺寄せですかね(笑)
もちろん全員じゃないですけど!

まとめ

働き始めてたった半年の新人が一年で1.2を争う繁忙期を乗り切った直後なので、現実感が凄いですが(笑)
キツい面も書きましたが、やっぱりお客様と素敵な時間を過ごすことができると、嬉しくて楽しくて、この仕事で良かったと思います。

#私の仕事  

この記事が参加している募集

業界あるある

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?