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【#WJ42】週刊少年ジャンプ2023年42号感想【寿司いくら】

アンケ1:暗号学園 2:アスミカケル 3:カグラバチ


ジャンプ歴20年Vtuber寿司いくらのジャンプ感想です。
毎週火・水曜22時からの配信でも感想を語ってますのでそちらもよろしければどうぞ!
↓配信アーカイブ【#wj42】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ42号の感想を語り合おうぜ!前半戦!【カグラバチ、キメゴマ強ェ!】

【#wj42】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ42号の感想を語り合おうぜ!後半戦!【ドリトライ、癖が強ぇ最終回なのか…!?】


●新連載 カグラバチ 1話

表紙
2022年36•37合併特大号掲載の『ロクの冥約』の外薗健先生の初連載作品!
ロクめっちゃ良かったので連載になってくれてうれしい。記事見返したらアンケ入れてたし。
白黒のコントラストが印象的な作画だったけどカラーの表紙からもそんな雰囲気が漂ってるな。
刀の作画特に気合入っててカッコいい。
よく見たら表紙の時点で水滴浮かんでるんだ。

巻頭カラー
表紙で刀を印象づけてからしっかりとした鍛冶の説明。やや文字が多すぎ感はあるかな。
一転、見開きはバーンと切り結ぶアクション!立体感あってカッコいい惹き込まれる扉絵!本編に出てくるシーンの別アングルですね。

本編
まずは主人公チヒロと父親の日常。
親父、めちゃくちゃすっとぼけてて良いキャラだな。外薗先生の武器の一つのセリフ回しの小気味良さが光ってる。
それでいて仕事中の真剣な眼差し──絵だけですごい職人なんだなという説得力を出せているので、チヒロがなんだかんだ父親を尊敬しているのもスッと理解できるな。
柴さん登場により自然に世界観説明。戦争の話が出てきてさらに流れるように「明るい部分以外」の話へ。
あらためて刀を作る際に必要な覚悟について説かれ問われそれに応えるチヒロ。この親子、互いに真摯で真っ当な親子関係してて良いな……
「やっぱり父さんは──」
からあえて多くを語らずただデカい父の背中を描くだけなの粋すぎる。
そして後半戦。
「3年後」ではなく「38ヶ月後」なのなんかわからんけどセンスを感じる気がする。
前作にも出てたヤクザ、爻龍組……と妖術師なる能力者が登場。
妖術師、前作のヤクザのボスとデザイン似てるな。気に入ってるのかな。
…からのチヒロと柴さん。
ししゃも食べる擬音「しゃもっ」なの好き。
38ヶ月の間に何が……というのは今回は語られないんだけど、「傷」「あの日」「新鮮な憎しみ」と台詞回しだけで悟らせることで回想カットしてるのさりげなくテクい。きっと親父は……
"新鮮な"憎しみって言い回し、チヒロの中にいまだに父親が息づいてるのを感じる。
爻龍組の見せしめを見たら即殴り込み。テンポ早くて良い。
アクションがやっぱりすごくカッコよくて、黒ベタで画面にメリハリが生まれてるのと、構図が映画みたいでめちゃくちゃ見栄えが良いんだよな。真上から回転斬り映してるところとか分かりやすい。
殴り込みに来たのも「お前らのようなクズが…… 刀を握るのを見過ごすわけにはいかない」って刀本位の理由なのがこのキャラらしくて良いよね。罪なき人を手にかけたからとかではない。
そして最後の戦闘。
親父が打ってた刀がただの刀ではない妖刀だと明かされて……
「淵天」
うおお見開きかっこいい!!
日常パートの金魚が能力に落とし込まれてるの、文脈のエモさもあるし単純に絵面としてもめちゃくちゃキマってて最高。
「涅」と「錦」が確認できたけど赤い金魚はいないのかな。
その後のアクションも迫力も爽快感もあるし見やすいしカッコいいしすっごい良いな〜。
どうやらチヒロの復讐劇のようだけど、暗くなりすぎないかだけちょっと心配。
ジャンプは新連載で暗いとそれだけで読まれなくなっちゃうこともしばしばだから……。
個人的には物語もバトルもすっごい好きだったので期待大です!
最後アオリちっちゃ!探さないと気づかないだろこれ。

●SAKAMOTO DAYS 135話

坂本ORDER時代の回想。
豹、いてくれるだけで嬉しい(マジで今週はいるだけ)。
そして来てるというだけで南雲に「勝ちじゃん」とさえ言わしめる上終。
実際その後の無双っぷりで過大評価でないことがわかるね。
狙撃で手榴弾のピン抜くとかナイフ弾いて死角に攻撃するとかケレン味ありすぎかっこよ。
回想明けは坂本商店。
上終さん、お天気お姉さん好きなんだ……つまり大佛はお天気お姉さんだった……??
で、相容れないなら倒すしかないよねってんで商店vs上終になるんだけど、さすがに超長射程で一方的に攻撃されるので防戦一方、こりゃ厳しいか……!?
……となっていたところに、ラストはスランプだったはずの平助参戦!!
上終さん、平助の上位互換じゃね?形無しじゃね?って思ってたのでそれを恐らく覆してくれる見せ場になりそうで楽しみ。
上終にとって坂本到着がタイムリミットの狙撃戦になるのかな。
狙撃戦で勝てなくても坂本を守り抜いたら勝ちなのでルール的には平助有利というハンデつき。
あとやっぱ最後のモブ毎回おもろいな。

●ONE PIECE 1092話

前半はくまと赤犬。
自我を失ったはずのくまがどこかへ行こうと大暴れ。
S-スネークがルフィへの恋心を持っていたように、今のくまにも改造されてもなおボニーの元に行って守ってやらなければみたいな動きがあるってことなのだろうか。
赤犬もなんか100%の本気でくまを仕留めようとはしてなかったように見えたのでなんか思うところがありそう。
「意志も…心も… 全て失った"人形"がよ……!!」
部下の尻拭いはしなきゃだし天竜人には従わなきゃだしで完全に自由を失った今の赤犬自身にも言えるんじゃないか?それ……
中盤はルフィvs黄猿。
ギア5で応戦と思いきやギア4でもだいぶいい感じに戦えてるの、マジでルフィ強くなったなーって感じする。
でも最終めちゃくちゃぶっ飛ばされついでにベガフォースワンが大破。
ベガフォースワン、それ自体に愛嬌あったし完成時のベガパンクのようすが挟まれたりもしたせいで壊れたの結構悲しいな……
ボニーたちvs黄猿はまるで歯が立たず。ギア4ルフィで勝てんくらいなのでそうだわな。
ボニー爆発してるけど大丈夫か……?
ラストは司令室。ここにも黄猿現れるの怖すぎる。
ワンピ特有のいろんな場所のカメラ切り替えるやつなんだけど、黄猿だと速すぎて次から次に現れられるんだな……おそろし……
……という絶望感の中ラストはギア5ルフィ登場!!まだ慣れてないから新鮮にテンション上がるな!
ナチュラルにデカくなってるしいきなり黄猿引っ掴んでるのやりたい放題でワクワクするね。
てかもうこんなヌルッとギア5出るんだ!

●魔々勇々 2話

センターカラー!
何もおかしなところはないんだけど、なんかライオンが勇ましすぎて逆にすごいシュールな気がするイラスト。
本編
1話の3日後。
あんな出来事があってもなお勇者の実感は湧かんか〜…と思ってたら1話で助けたいじめられっこからの感謝。
思わず駆け出しちゃうくらい嬉しかったらしいの、ちょっとほっこり。
中盤からは今回の本題、コルレオとマママの対話。先代勇者ハロハロの話。
過去回想での距離感といい「交際経験あり」だったり、マママとハロハロかなり良い仲だったんすねえ。
ハロハロとコルレオを重ねてぽろぽろ泣いてるマママめっちゃ可愛い。言ってることはすごい親らしいけど。
そして今日初めて勇者として感謝されたことを話すコルレオ。
「俺は 勇者で良かったって」
わぁハロハロと全く同じこと言ってる。
これマママはともかくハロハロとコルレオがリアルに親子の可能性かなりあるな。
ラストにはもう1つの言うべきこと。
……を伝える前に異形のバケモノ登場。
コマ枠を手で引っ張り上げてバケモノ目白押し!って演出、異質感すごくて良いな。
最初は逃げたコルレオ、マママの片腕が持ってかれてるのを見て速攻で拳叩きつけに行ったの爽快感あって良いねえ。コルレオの勇者らしいとこ出てるよ出てるよ〜〜
左腕持ってかれたのは紋章が取られたってことなのかな。

●アオのハコ 117話

扉絵、かわいいけどなんかシュール。おっぱい大きくね?
本編は大喜vs望月。
望月の思いと大喜の思いが描写されて最終的に大喜勝利で決着。
ただこうなんかイマイチ納得感ないというかフワフワしてる感じなのは、「こういう思いがあったからゲームにそれがどう反映されて勝利に繋がったのか」みたいなのが無いからなのかな。まあスポーツ漫画じゃないからそこまで求めるのは酷か…?
遊佐「俺なら負けなかったのに」
でもお前出てないじゃん!どんだけ実力あろうが出てない時点でその大会においては下だからね!??
終盤は千夏先輩襲来。
大喜結局優勝したんだ。千夏先輩ニッコニコ。かわいい。
さらに「千夏」と呼ばれ遅れて顔真っ赤になる千夏先輩。か〜〜わいい〜〜!!!かわいすぎ!!
やっぱこの漫画の満足ポイントは千夏先輩だよ!!

○僕のヒーローアカデミア 400話

初手全裸葉隠ちゃん。
堀越先生の女体……やっぱ"厚み"がたまんないよね……その後の恥じらってるところまで含めて完璧すぎる。
その後はオールマイトvsAFO。
今回も生徒たちのヒーロー名を冠した技名(アイテム名)連打!前回まだ出てないって言ってた耳郎ヤオモモ峰田葉隠がドカっと出てきて残すところはかっちゃんだけ!名前的には自爆技っぽい気もするが……
「下半身がオシャカ」を「安く上がったぜ」と評する今のオールマイトならやりかねない。
デクママに生きろって言われたの思い出してくれ〜〜
かなり畳みかけていたものの、さらに若返ったAFOによりレーザーユニットは破壊。
AFO、体が発光してるらしいけどなんでだ…?1話で出てきた個性社会の始まりの「光る赤子」が何か関係ある…?
マイト満身創痍だしここでレーザーユニット壊されたの痛ぇ〜…普通にピンチでは……!?
……と思っていたところに!
ステイン……!!
ここでステインかぁ〜〜……っ!!!やられた……!!
最後の最後にオールマイトとステインの共闘さすがにアツすぎて本当に読んでて声出たわ。
迷ってたマイトにはお前なんかオールマイトじゃないって言ってたのに今は
「往け!!!!!!」「オールマイト!!」

なのステイン相変わらずオールマイト過激派厄介オタクすぎて最高。

○アンデッドアンラック 175話

アニメ新PV
主題歌込みのアニメ新PV公開!!
小首傾げ風子かわいかったしジーナ描写気合入りまくりで超かっこよかった〜〜このクオリティでやってくれるんならマジで感謝しかない。
主題歌担当は「女王蜂」!グループ名にUNが入ってるとか全然関係なくてウケた。予想全外し。
『推しの子』のエンディング担当の方ということで今ちょうど勢いあるグループってことじゃん!
曲名『01』は女王蜂(08)と合わせてアン風が出会った08/01って言われてる。早く歌詞フルで見たいぜ。
エンディング担当は「八木海莉」さん。『魔法科高校の劣等生 追憶編』の主題歌を担当されていた方らしい。
曲名『know me…』……絶対秋編までやるじゃん!!

センターカラー
大人リップと子供リップの扉絵……109話「R.I.P」のセルフオマージュですね……!
109話では影に進む大人リップを食い止めるように縋る子供リップ……という構図だったのが、今回は光に向かって歩む大人リップが子供リップを安心させるかのように撫でる……という対比。これだけでちょっと泣ける。
文字色も銀と金で対比。

本編
リップ編。
患者たちが予断を許さないのでとりあえずまずは繋ぎ止めなきゃというのはマジでその通りなんだよな。
風子さん、ちょっと今じゃなかったかも。
ライラの処置に入るリップ。
「マーキングもせずいきなり…」とか
「速い…!!助手の手がついていけない程に!!」とかバケモンすぎじゃん。天才外科医にもほどがある。
ほんで「オレの腕は2本しかない あと2本欲しい ついてきてくれ」
とかセリフのオシャレさとリーダーシップまで発揮。こんなん惚れてまうやろ。
ライラの後はさらに緊急度の高い患者──前回飴ちゃんをあげてたエミリーちゃんのもとへ。
リップが話しかける前の虚な目のエミリーちゃん正直ちょっとゾクゾクするね……
「こんな良い子を苦しめる神(やつ)がいるなら オレが三枚におろしてやるよ」
アッ すみません……
「オレはヒーローらしいからな」
こんなん惚れてまうやろって!!
エミリーちゃんの初めての失恋になるだろって!!
そこから風子とラトラにフォーカス。ラトラが
「そ…そんなやばいもんの場所をアンタ…」「今私の占いで探してんの?」
ってヤバさにブルってんのに
「はい」「ここですね」
って当然のように流してる風子、緊急事態とはいえあっさりすぎてちょっと笑った。
そしてシックのジュニア……なんと見えない上に攻撃すると増えるとかいうかなりのクソ仕様。
絶対理だけあってそこらのUMAとは厄介さのレベルが段違いだなこれ。
なのに課題対象だから組織みんなでの討伐はできないっていう。
下手したら参加人数1人とかの可能性もあるし。だとしたらマジでエグすぎるな。
てか課題中に参加者以外の力を借りたらどうなるかって判明してたっけ?まあでもいうてスポイル編のゾンビとか参加者以外の助力は序盤からやってはいるか。否定者は良いのかな?
終盤は再びリップに描写が戻って。
リップの異名、「患者達の王子様(プランス デ パション」……
なんかテニプリの番外編みてーだな……
それはそうと今度こそリップを説得に来た風子。
このままだとどうなるか、現状を打破することが可能か、打破するために不治に目覚めたらどうなるか──をきちんと事前告知。これがインフォームド・コンセントってやつですね。
告知を聞いて食い気味で風子の胸ぐら掴むリップ。一瞬おっぱい下から鷲掴みにしたのかと思って焦った。この状況で!??
皆を救えるなら何でもするとでも今にでも言い出しそうな表情。というか実際前ループではライラを救うためならなんだって出来てたね。
リップ、主人公すぎる。
てかそういえばチカラ編でも主人公すぎるって言ってた気がするな。

○あかね噺 78話

三明亭円相の弟子として頑張ってるからしの話。
円相の秘書的なこともやってんの……!?
というところから今回のクライアント側の女の子、水瀬さんとバチるからし。
水瀬さん、ふわふわパッツンヘアーと強気そうなツリ目がめちゃくちゃ可愛い…って思ってたら、からしと幼稚舎からの学友……幼馴染ってことォ!?
しかもからしを「軽薄な男です」と口では言いつつも誰よりも陰で努力していることを認めてて惹かれてる……ってもうこんなん正ヒロインやん。
からし、コミュ強で落語でも落語以外でも有能でオマケにツンデレ幼馴染に惚れられてるって──お前は一体何を持ち合わせないのだ……!?
最後には円相師匠との絡み。円相師匠、見た目からしてめちゃくちゃ気難しくて怖いのかと思ってたけど意外とからしとの距離感が近くてなんかほっこり。
考えてみればからし、落語家としても将来有望で適度に師匠に憎まれ口も叩けて細かい秘書業務もソツなくこなす……って弟子としては可愛くてしょうがないだろうな…罪な男よ……

○キルアオ 21話

十三vsカズマ、決着!!
前回までで「攻撃できない催眠」を食らって詰んでね?ってなってたところ。
十三のバケモンじみた狙撃の腕、ちょっとしたピタゴラ的仕掛け、そして何より「攻撃できないなら攻撃されに来るよう仕向ければ良い」って思考の逆転。それらが組み合わさることによる勝利。催眠という難題への回答としてケレン味もスマートさもあってめちゃくちゃ良かった。
「格が違う…!」のコマの十三の凄み、ゾクゾクするカッコよさだ。
それでいて「見ないでくれぇーー!!」のとこのギャグはいい感じに緩和させてくれてクスッとくる。
残すは天馬vsエイジ。こっちも決着近そうね。

○夜桜さんちの大作戦 194話

辛三突然の虚式挙式。
凶一郎、たっぷり尺使って発狂してるのおもろい。ほぼ2P使っとるぞ。
式の様子はライブ配信されるらしい。コメント欄の民度終わってて笑う。
辛三乳首観察協会会長「辛三の胸もっみもみ」
公式作中でこんなん……いいのか……!?

で、遅れて実感がわいてくる兄弟たち。
発狂の仕方が凶一郎と全然変わらなくて血を感じるな〜。
ナチュラルにウェディングドレスなのも笑った。確かになぜかしっくりくる。
六美のたしなめによって素直に祝福するムード……と思いきや招待状には暗号が。ただならぬ雰囲気。
どうやら勝手に決められた望まぬ結構式らしく……やっぱ龍さん最悪じゃねえか!!
「龍さんが 勝手に決めたんだ…!」
のコマ怖すぎるだろ。
その後のご本人登場もめちゃくちゃ怖かったし、もはやそういうホラーじゃん…!
と思ってたら作中でもそう言われてたし四五は笑ってるし。なんか余裕だな君たち!?
でも辛三を……取り戻すぜ!と決まったら全員キリッとキメ顔。双子は3コマしか出てなかったけど今回は殺香アイさん共々お留守番なのかな?
辛三のカップリング相手の殺香の気持ちをしっかりフィーチャーしてくれてたのは丁寧やね。
ラストには式直前の辛三、刀奈、龍。
てか待って!?刀奈ちゃん普通にかわいいやん!??ちょっとそうなると話変わってくるぞ!!?

●僕とロボコ 153話

最近力(りき)入ってたので一旦抜く回。
ボーッとした顔5連発だけで笑えるのつくづくギャグ漫画メイン火力として優秀だなロボコ。
話としては部屋でおしゃべりしてるだけなんだけどあの手この手で面白くしてやり切った感ある。
特に「第○話 おわり」詐欺は一回限りの技って感じよな。
そして個人的にはその後の
「どこが!?まだ7ページだよ!?」
が一番ウケたかも。
だってつい最近あったもんな…7ページで載った作品……
こんなダラけてるのに「面白い話」のくだりはロボコの指摘かなり的を射てるしロボコの話も実際めっちゃちょうど良い面白さでなんか「おお〜っ」ってなっちゃった。
終盤の編集長は顔の描き方怖っ。
久米田康治っぽさ感じるなー。目とか。
ロボコも(ていうか宮崎先生が?)編集長にはブルっちまうんだねえ。

●鵺の陰陽師 18話

2連続センターカラー第1弾!
木陰で体育座り(地域差ある呼び名)する代葉ちゃん。
第一印象でうわ綺麗っ!ってなった。
まぶしい太ももと木漏れ日のコントラストがひじょ〜〜に良い。
本編の内容と合わせて、ご新規さんへのアプローチもバッチリ。
本編
久々の周防先輩!の定期報告から。
初手初登場キャラなのでアオリでも「☆いきなり何!?」って言われてんの笑った。
周防先輩の応対、"めんどくさいコミュニケーションを当たり障りなく乗り越えるやつ"って感じすごいな。めんどくさいんだろうな副隊長。悪い人じゃなさそうなんだけど。
定期報告の後は前回ラスト登場の双斧(もろよき)さんと遭遇。困ったような笑い方とか性格の謙虚さとかから良い人なのが伺える。副隊長はサッサと流した周防先輩がわざわざ話しかけにいったあたりも好感度の差を感じるね。
ちょっとだけ学郎に似てる…?
場面は移り学校。
「よく眠れた」代葉ちゃん、完全に憑き物が落ちたなあ。
うろうろしていると鵺さんと遭遇。あれよあれよとお風呂に入れられて……
全読者待望のお風呂回!!代葉ちゃんのケツ!!ヤッタァ!
冷静に見ると、真剣な話をするから動きもギャグも無いのをお色気でカバーしていくって普通に最適な采配なんだよな。センターカラー回なので初見さんへの訴求にもなっている。強い。
代葉ちゃんの気持ちとしては、学郎たちにこれ以上迷惑をかけたくないというのが一番らしい。ただ後で鵺さんが言ってる通り、もうこうなっちゃったら根本解決まで学郎はどこまでも追いかけてきて救うぞ……!?なんだけど代葉ちゃんはまだそこまで分かってないみたいだね。
それに対して鵺さん、「全部予定通り(なので全然迷惑じゃないし無問題!)」と。一番良い答えかもしれんね。
学郎には頑張ってレベルアップしてもらって、無理そうなら鵺さんが控えてる。安心感あるな〜。
そこからは鵺さんの気持ち。思えば学郎→代葉の思いは繰り返し描かれてたけど鵺さん→代葉はあんまり描かれてなかったね。
代葉ちゃんがまた自分を犠牲にしようとしてることを指摘して、水かけたり頬つねったり。あら〜^
ただこう、今まで一緒に過ごした時間を例示してからの「君が来てくれて嬉しい」「凄く凄く嬉しい」「だから行かせない」「絶対に」はすごくグッときたな。鵺さんだって代葉ちゃんとの絆を育んできてたんだ。
あと後ろから見える巨乳すげー助かります。
朝風呂から上がったら朝食!
鯵の下ごしらえさせられてる狂骨、今日も面白いな君は。
からの「卵焼き 焼きます」は代葉ちゃんなりの鵺さんへのアンサーって感じがしてこれもまた良かったね。鵺さんの気持ちも届いたし、これで代葉ちゃんはもう出ていかない。
「おはよう夜島君 朝ごはん出来てるよ」
あっ これ原作でスチルあったシーンだ(幻覚)
朝食、キャシーの分明らかに多いし、狂骨は卵焼き少なくて不満そうだしかわいいなこいつら。でも確かにこれだけで"幸せな日常"って感じがちゃんとするし、だからこそ
「だめだ こんな日々が続いてはいけない」
に違和感なく繋がるんだなあ。
"こんな日々"の終焉を、結界が破られるのとシンクロさせる演出オシャレでめっちゃ良いねえ。ここアニメになったら初見の衝撃めちゃくちゃ増しそう。
しかもこの結界、鵺さん曰く代葉ちゃんにも狂骨にも破れない強度らしいので、それを当たり前のように破ってくる双斧さんの格の高さも同時に見えるんだよな。一手で複数の働きを生むのが漫画上手いねえ。
双斧さん、人が良さそうな一方で仕事は仕事として割り切ってやりきる一面も繰り返し描写されているので手心とかもほぼ期待できそうにない。しっかりと強敵だ。

●ウィッチウォッチ 125話

ランを倒す奥の手、「トワイライト」の説明から。
そんなんあったな〜!って感じ。だけどトワイライトは無限に吸えるの!?なんで!?って感じ。
さらにミハルのもとにモモチも参戦!
(この辺若干場面が混ざってて分かりづらいな)
トワイライトどうやって刺すねん問題も瞬間移動での奇襲ならあるいは……?
中盤からはモイちゃんvsラン。
鬼の師匠たちに教わった技、思いの外ちゃんとランを翻弄してるな。もっと余裕ある態度でパワーバランス的には互角、みたいな感じと思ってたけど。
でも「お前の父に教わったものだ」は悪手だったね〜。
明らかにラン覚醒フラグ立っちゃったよ。
最後ミハル(とモモチ)が奇襲仕掛けてるけどすっごい失敗する気配ビンビンだなあ…
そもそもインコの気配に気づかれてそうだよね。

●アスミカケル 13話

冒頭FFF組。普通にめちゃくちゃ仲良しでかわいいなこいつら。アオリもなんかほんわかしてら。
次の見開きでは大会出場者の紹介。
この一気に出てくる感じ地下格闘技っぽい〜!
ボーイ・ザ・タイガー、分かりやすくこないだのイケメンくんだな〜。このイベントでライバル関係まで構築するって寸法ね。
てかしれっとブンブン丸も出てんじゃん!!
一方ヨシズMMAの観戦組。大牙さん、生で見たすぎてうぐ〜っ!ってなってるのめっちゃかわいい。戦闘狂とかわいいは同居する。
場面は再びフキダマリに戻り、二兎の初戦の対戦相手、メルトの登場。
メルト、初登場コマとか仲間たちとかはチャラチャラして浮ついた雰囲気出してるけど、しっかり二兎のことは研究してきてるあたりMMAにはちゃんと真剣であることが伺える。
対して二兎。
緊張こそしてるもののルーティーンの垂直に跳ぶやつやっていい感じに集中できてきてるな。このルーティーン、ピョンピョン跳ねるのが兎って感じでいいよね。
そして試合開始!即猛ダッシュ!
飛び付き腕十字!?タックル!?どっち!?って2択の押し付けがまず強いのに、下段に注意しすぎると第3の選択肢の跳び膝蹴りがブッ刺さる……!!うお〜エゲつね〜〜!!
少年漫画としても派手だし分かりやすい必殺技で見栄えが良いのは素晴らしい。
選択肢の多いMMAならではの択ゲーだし、二兎にとっては外してもまだチャンスが続くという。おもしれ〜〜!
飛び跳ねる技なのが兎のイメージとかかってるし、不利な択ゲーを押し付ける技なのが「二兎を追うものは一兎をも得ず」ともかかってて言葉遊びオタクとしてもたまらん。
兎で飛び膝蹴りってミミロップみたいやね。(そこはジャンプなんだからミルコでいいだろ)
追い討ちパンチのコマを小さくすることでえぐみを抑えてるのも地味にうまい。
結果、二兎はたったの6秒でKOという秒殺大勝利!
そしてそれ見て大はしゃぎしてる一狼兄貴かわいいなアンタ!!さては普通に弟のことめちゃくちゃ大好きだな!?第一印象の悪さはどこへやら、好感度の上昇が止まらない。
さらにじいちゃんも試合の感想。
「怯えながら…よく跳ねる」「まるで兎だぁ」
今まで二兎を一狼と見間違え続けてきたじいちゃんだけど、ここは明らかに二兎として認識できてる感あるよね。
ラストは大牙さん。
「二兎君が実は──」「こっち側だって事…」
二兎も…!戦いの中に喜びを見出すタイプ……!!
穏やかな平和主義者に見せてその心の奥はギラついてるみたいな感じか〜…!カッコい〜……!!
たまらんな。めちゃくちゃ良いぞこの作品。

●一ノ瀬家の大罪 41話

擬似家族が解散し一ノ瀬家へと帰る翼と颯太。
「颯太は福井でも真面目に擬似パパ頑張ってたじゃん!」
翼のこういうところ本当に嫌いだわ〜……
あれ、お茶が甘い…?これ確か一家心中したときの睡眠薬の味では……?
とか思ってたら一ノ瀬家はもう一ノ瀬家ではなくなっていて暗転して病室で目が覚めてまた記憶喪失??と思いきや父以外のみんなで床に転がってて……
もういいって!!!!!!!
いい加減にしてくれ〜〜〜!!!
面白くないです!!!!!(断言)


○暗号学園のいろは 40話

デジタル暗号学園出兵メンバー選抜。
"いろはにとってのいろはのい"は──
予想通り縁ちゃん!そりゃそうだ!
「誰かとふたりで行くなら 縁ちゃんとふたりでだよ。」
いやこんなん言われたら好きになっちゃうだろって。異性同性関係なく。
で、縁ちゃんは「ただそれだけのわたしには 次のステージに行けるだけの」「エピソードがない───」と。
不参加にしてたのは"わたしなんかが行っても"ってことだったのね。
そこに現れたのは縊梨さん。
照明は誰が動かしてんだ…?影武者のどっちかか?
縊梨さん、事情を聞くなり縁ちゃんを煽る煽る。「いろは坂くんは、君がザコだからやられ役として同行させたいんだね〜^ ^」と。
そしてそれに激怒しバッチリやる気満々にさせられる縁ちゃん。激しく散った髪の間から見える怒り顔、かっこかわいくて良い〜!
エピソードがないならこれから作れば良い!という結論もシンプルでいいね。
てか縊梨さん明らかにわざと煽って発破かけてたよね?と思ってたら舞台袖から綿菓子が出てきて答え合わせしてくれた。正解。
てか「久々の逢瀬」て。や〜らしっ!
後半はいろは。
いきなり暗号、夜鳴鶯アンヴァリッドちゃんからのもの。
配達員は骸骨雀メタンガス。
「なんか名前が似てるねと盛り上がったの」
かわいいな君ら。やっぱり名前きっかけで意気投合してたんだ。
アンヴァリッドちゃんの兄弟、夜鳴鶯アンヴィシャスは予想通りいろはのチア部の部長だったね。
いろはが「部長」って呼んでるからてっきり兄かと思ってたんだけど骸骨雀さんが「「彼女」に関して」って言ってるし、兄じゃなくて姉らしいな。
そしてメンバー選抜で多忙なため渋るいろはの元に現れたのは……
断髪した縁ちゃん……!!
だ、断髪………!!!
正直髪長い時の方が好みだった……
し、メカクレキャラの断髪はちょっといただけないぞ西尾維新……!!
西尾維新、しょっちゅうヒロインの髪切っとるよな。
でも見開きの絵としてはすごいカッコよくキマってるんだよな〜!!くう……!!
──で、縁ちゃんにメンバー選抜を任せアンヴァリッドの元へ向かういろはの元に得手仕手クオッカが登場。
今度は陸繋島とんぼからの「戦場の踊り子」についてのお誘い。
うわあ気になるお誘いが同時に来ちゃったどうしよう……!!というところでヒキ。
これどっちに行くんだ…!?それともどうにかして両方行くのか……!?って普通に興味惹かれるね。
オムナイトとカブトどっちの化石貰う?みたいな話だ。
あと暗号がその回の中で解決されないまま次回に続くのって何気にめちゃくちゃ久しぶりなような。

○アイスヘッドギル 12話

トロルの森編。
トロルたちがリッチに襲われてるんだけど、トロルもリッチも全然知らん奴らなので置いてけぼりというか、全く興味が持てないんだよなー。
おまけにセリフ回しもオシャレにしようとした結果すごく頭に入りにくくなってるし。うーん……
後半はギルたち。
イズンはギルの乳母らしい。読み返したら前々回でちょろっとそう言ってたけど普通に覚えてなかったからアレ?ってなったわ。
しかも敵が探してた「知の書」ってのは、一度見聞きしたものは決して忘れず全てを記憶しているイズン自体を指す言葉らしい。サカデイのデータバンクの爺ちゃんじゃん!
……やっぱキャラに興味が持てないから何やられても頭に入ってこないな……ここまで入ってこないことある……?

○ドリトライ 19話(最終話)

時は令和。
ブラック企業に勤める青空の孫の大河のお話。
寸止めパンチ連打めちゃくちゃシュールで笑っちゃう。当てなきゃ違法にならないとかそんなことはないよ。
誇張して描いてる感じあるけど、いうてこういう会社まだ全然あるんだろうな〜。
突然出てきたFIREという単語。経済的自立と早期退職を意味する言葉らしい。へー。大人はまだしも少年たちには絶対伝わんねえだろ……!
そんな大河のもとに飛び込む青空じいちゃん死去の報。即座に帰省。
青空、父親そっくりの歳の取り方してるなー。星もすっかりおばあちゃんになっちゃって。
てか回想の青空じいちゃんイタズラ好きすぎるな。別に若い頃そんなタイプじゃなくなかった??
終盤は葬式。
戦後の映像残ってるのすごいな。こんなんあったら確かに葬式では使うかも。
生野がしれっとセコンドやってんのいい。あの後も仲良かったんだろうね。
最後は"心の強さ"に胸打たれた大河が気持ちを入れ替え、夢に向かってまた立ち上がって進み始めるというラスト。
何度だって諦めずに立ち上がれるのが心の強さ──というテーマ性を最後まで貫きました。
まあ悪くない最終回だったのではないでしょうか。先週最終回でも全然良かったけど。

全体の振り返り
ぶっちゃけると何もかもが足りてなかったかなあと思います。
画力面では格闘技を描くには人体の描写が不安すぎたし。ストーリーも心の強さ一本のゴリ押しだったし。キャラについても特段魅力のあるキャラはいなかったし(黒岩さんがただの性格悪い強いチンピラで終わったの切ない)。
そもそもメインテーマであるところの「心の強さ」ってのがなあ。
ジャンプの主人公なんて大体心が強くて諦めずに何度も立ち上がるもんなんだからそこに何を個性としてプラスできるかって話でしょ。
「この主人公の取り柄は心の強さです!」って、食レポで「うまい!」とだけ言ってるようなもんなんじゃないかと。読切の時には心臓移植ってので文脈を足してたからそれでも成立してたんだけどね。
あと一番致命的だったのは、題材が作風とあまりに合ってなかったというところかな。
前作『ボーンコレクション』では独特の変なセンスがゆるくて楽しげな雰囲気という作品の魅力に良い感じに繋がってたんだけど、今作は「戦後」で「裏社会」で「ボクシング」っていう題材があまりにもゆるく楽しめる空気との食い合わせが悪くて、作者の取り柄がほぼ完全に死んでたんだよね。
あと、ヘンテコなセリフ回しでは鵺の陰陽師、格闘技路線ではアスミカケルと、勝負したいポイントに後から強敵が現れて包囲されたのも厳しいポイントだった。
まあこちらに関してはそのせいで低迷したというよりは力不足がより浮き彫りになったという意味合いが強いけど。
……というところで、正直まあこうなるよなという連載終了でした。
語録で遊ぶのは楽しい作品だった……って、これあんまり作品褒めるフレーズじゃないな。
次回は持ち味を活かせる明るくてポップな雰囲気の作品を描いてくれるのを期待しております。
最後のアオリ的にもう既に次の作品作り始めてるっぽいのが作品テーマをリアルに貫いてる感じがしてそれは漫画家としてだいぶカッコいいな。
雲母坂先生、お疲れ様でした!

○次号
週刊少年ジャンプ43号

表紙&巻頭カラー
ツーオンアイス
『レイルウェイ/ゲイトウェイ』の逸茂エルク先生の初連載!演出力に秀でた作家さん。期待。

センターカラー
カグラバチ
2話センター。落ち着いて説明してもよし、アクション連打でもよし。

夜桜さんちの大作戦
辛三のカラーかな?ドレス着せられててもおかしくない。

鵺の陰陽師
2連CC第2弾!今週代葉ちゃんだったけど次は誰だ!?


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