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【#WJ30】週刊少年ジャンプ2023年30号感想【寿司いくら】

アンケ1:アスミカケル 2:暗号学園 3:アンデラ



ジャンプ歴20年Vtuber寿司いくらのジャンプ感想です。
毎週火・水曜22時からの配信でも感想を語ってますのでそちらもよろしければどうぞ!

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【#wj30】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ30号の感想を語り合おうぜ!前半戦!【アイスヘッドギル開始!!】

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【#wj30】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ30号の感想を語り合おうぜ!後半戦!【暗号学園、急浮上!!】

●アイスヘッドギル 1話

表紙
『清流の真鯉』の蜂矢育生先生の初連載!
https://shonenjumpplus.com/episode/3270296674345542183
表紙からしてもがっつりファンタジー世界観のようす。
予告では分からなかったけど髪の色これ……煉獄さん………
巻頭カラー
1コマ目、王都のデザイン良いですね。西洋っぽさと和っぽさが混じってる街並みに観覧車みたいな……水車か何かかな?1話の舞台はこの王都ではないけれど連載が続けばいずれ来ることになるんだろうな。続けば。
見開きはシンプルに主人公をバーンと。肩に乗ってる足が哺乳類っぽい鳥はマスコット枠で出てきたりすんのかな?
今時逆に珍しいくらいのコッテコテのアナログ塗りだ。
本編
父親が元英雄兼王子を殺した反逆者ゆえ田舎に逃亡した男の子、ギルが主人公。
島を治める領主のメラおばさんの元で厄介になっているようす。
他にもザクロさんとか漂流者のチンピラとかちょいちょいキャラ紹介されるけど、ほぼほぼ2話以降出てこないキャラなんよなあ。
ギル、序盤ではメラおばさんに奴隷みたいにこき使われてたり父親の形見を隠されてたりして劣悪な環境……と思いきや中盤には食卓とかチェスやってるシーンとかでアレ?意外と仲良い?ってなって謎。メラおばさんが実は悪い人じゃないんですよ的な意外性を狙った……のか?最初から良い人じゃダメだったんそれ?
後半にはリッチが登場。剥き出しの骨とボロボロの布を纏ったデザインがめちゃくちゃカッコよくてこのセンスはかなり好み。まあすぐザクロに乗り移ったのでデザイン変わっちゃったけど……
リッチさん、「甘美な幼馴染み」とか「趣深い(おもしろい)」とか独特なワードセンスしてるけど、言葉の独特さを擦るならもっと圧倒的に独特な作品があるからな今……
リッチの命によってメラおばさんを仕留めにかかる住民を一人で止めるギル。ここが見せ場になるのはまあ良いとして、その後の演説がうーんって感じだったかな。
メラおばさんがいかに島のことを考えてる良い人だったかをギルが他の人に説くわけだけど、住民たちからしたらメラおばさんは横暴に重税を課してくるような為政者なわけで、恨みを買うことはあれど慕われたりするような人物ではないんじゃない?って思っちゃったな。
実は悪い人じゃないってのはギルしか実感し得ない情報だよね。
だから演説を聞いてみんなで団結して戦う展開になるのが全然納得いかなかった。
独裁者設定必要だった?この展開にするなら元から皆に愛される有能で素晴らしい為政者ってキャラで良かったじゃんね。
リッチの首を飛ばす決着シーンもなんか妙にヒキのアングルなせいで全然迫力がない。
てか全体的にコマの大きさや描かれるキャラの大きさが小さくて、迫力もないし読んでて疲れる気がしたなあ。
設定の説明も多かったし必然覚えるべき内容なんかも多くなってたので、正直全然頭に入ってこなかった。
ぶっちゃけかなり微妙な感じ。
ラスト旅立っちゃったから1話で出てきたキャラはギル以外2話以降では出てこないし。
なーんかモヤモヤすんだよなー。

●SAKAMOTO DAYS 124話

平助&豹vs熊埜御。
つっても今週は平助の出番はほぼなし。
熊埜御の能力は電磁力操作か。なんでも引き寄せてたように見えたけど、実は含まれる金属部分を引き寄せてたんだな。
豹、金属のアクセサリつけてたせいで耳もがれとる……
でも一切怯まずにすかさず超火力の反撃に移ってるのは強さを感じるね。
てかこれ首元のチェーンとか髪留めとかも金属っぽいけど一刻も早く外した方がよくない??
途中挟まるスラー組。鹿島が以前問答無用で引き寄せられたのは全身改造してて金属部分が多かったからってことなんかな。敵認定で涙目の鹿島さんかわいい。
豹が電磁石のカラクリに気づいて後半戦。
鉄パイプをファンネルみたいに周りに浮かべて操るの、ま〜じでめちゃくちゃカッコいい。
現実的に強力電磁石があったからってこんな風になるわけないんだけど、ケレン味溢れてカッコいいから全部許せちゃう。
ラストのバスの天井ごとひっぺがしてぶん投げるのとか、熊埜御も建物ぶち抜く豹に負けず劣らず無茶苦茶な戦い方で見応えありまくりのバトルだ。

●ウィッチウォッチ 114話

冒頭、ネットで検索しても出てこない情報をなんで黒和さんが知ってるの!?ってなって音夢がヤバさに気づいたってことだと思うんだけど、1コマ目で本に載ってる描写があるせいで「いや普通に同じ本読んだからかもしれなくね?」ってなっちゃうな。
さてメインパートは黒和さんの裏切りの続きから。
前回の「黒魔女に 今 なった」のセリフからしても警戒信号の仕様の穴を突いて逆に警戒させないようにしてたんだろうなーとは思ってたけど、小さい時からこの一撃のために生きてきたってのは思ってた以上にスケール大きくて狂気的。
黒和さん、操られてるとかでもなく寿羅様復活が素晴らしいことだという価値観のもと育成されてる感じだね。これは説得和解とかも難しいか…?
災いの日の予言は
「満月が欠けていき 全てが覆われる時
千の魔女の魂 天に昇り散る」
というもの。前半部分の内容から災いの日は皆既月食の日、つまり11月8日だ!と作中では結論づけられていて、だからこそ10月中は安全とたかを括って過ごしていたのがここ最近。
それが前半部分が指していたのは皆既月食ではなく閉じゆく落とし穴の入り口だったというのはめちゃくちゃ上手いミスリードでしたね。まあでもこれは当てるの無理だな。
ラストはそれぞれの使い魔たちが敵幹部?たちと激突する構図で〆。こういうのめっちゃカッコよくていいよな〜。
カンちゃん以外は皆相手との因縁あり。個人的には以前煽りあってたミハルvs転瞬の魔女の戦いが気になるマッチングかな。

●アスミカケル 2話

センターカラー!
キリッとしてる二兎。まだ本編ではここまでの闘争心は見せてないけど鋭い眼光がシンプルにかっけえやね。
本編
1話の翌日。
大牙さん、グラップリングに誘ってくるところあまりにえちえちだ……
やはり前から見えるパツパツスパッツケツ……
その後は優也、大牙さんと共に再びジムへ。
今回は新キャラとして大牙さんのお父さんが登場。もうコッテコテの親バカ親父って感じですね。
「愛しの一人娘が人前でボコスカ殴られ蹴られてさぁ!」のくだりは正直(ああ…確かに……)ってなっちゃって笑った。
あと親バカ発動を理由に多少強引な展開でも成立させられるのが強い。そのお陰で2話にしていきなりしっかりとした試合シーンをねじこめてるのがまあ偉い。
スポーツものってとにかく試合やってナンボなんだけど、序盤なかなか試合しなかったせいで打ち切られていった漫画たくさんあるからね……
MMA何も知らない素人でも劣勢であることが一目でわかる「マウントポジション」から、二兎がしっかり現状分析&日頃の修練で抜け出すのをカッコよく描けててさすが。
「腕を掴む」「脚を相手の胴体に絡める」「抜け出し際に足の関節極めも狙う」を分かりやすくスムーズに読ませるの、やっぱり格闘を描くのが上手いわ。
オヤジさんも油断しててマウントから脱出を許してしまうものの関節極められるのは防ぐという絶妙な塩梅。
試合の後半も楽しみ。
何気に大牙さんの目的とか父親との対立なんかもスルッと説明しててこれも上手かったな。

●鵺の陰陽師 7話

代葉と鵺の邂逅…!
こないだ注釈で済ませた二大旧家のしっかりとした説明。
「一旦流して後で時間あるときに説明します」の判断ができるの偉いよな。
舞台はオカルト部部室へ。
すげえゲーミング設備一式揃えてあってめっちゃ改造されてる……
てか現状2人しかいないのに明らかに3人分はPC用意してあるな……もともと七咲ちゃん想定だったりしたんかな。
今回の本題はゲーム対決。「ロードオブレディアント」……多分lol(リーグオブレジェンド)イメージのゲームだろうね。所謂タワーディフェンスってやつ。なんでコレが今回のサブタイなんだ……?
普通に経験者と初心者の差が如実に出るタイプのゲームなのでなかなかえげつないな鵺さん。
なぜか学郎は代葉さんチームだし結局理由は一切説明されないしすごい。
代葉ちゃんも何気に距離感ぶっ壊れ系女子みたいで、操作教えるためとはいえすごいグイグイ来るね。それで思わず距離を取るあたり学郎の陰っぷりが出てて良い。
で距離を再び詰められた感想が
「俺が必死に保ったパーソナルスペースが…!」
なの笑っちゃう。そこ!?っていうね。
ただあくまでやらしい感想をのぞかせないので嫌悪感が無いのはうまいことコントロールしてるなー。
しかも胸押し付けと囁きが描きたいだけなのでゲーム部分は大胆にカット。取捨選択すご。
さらに二人羽織プレイというそうはならんやろ状態にしてきて2回戦。
しれっと「令力」とかいう重要ワードと学郎の素質を匂わせておいて……
普通にまた負けるっていう。この流れで何も変わらんのかい!!うまいこと「普通ならこうなる」をズラされるなー毎回。
代葉ちゃん、「ハンデ下さい」とか臆面もなく言える子なんだ。そこはプライド高いのかと思ってた。
この流れから代葉の相棒に言及し一気に緊張感ある空気に。
前回冒頭で確かに代葉ちゃんと一緒に登場してた相方が出現。イケメンですね。最後らへんにポロッと名前出てるけど狂骨さんっていう名前らしい。
「悠長にゲームを続けられると思うなよ」とか「やっと戦える…!!」とか、好戦的な性格なのかな。
代葉ちゃんが鵺の力を得たらキミ用済みにならない?大丈夫?
これまでの回もトンチキだったし今回もそうだったんだけど、最後の最後には一瞬で学郎を取り返して鵺さんの格を表現しながら
「(ゲームでは手加減しないけど)ゲームじゃないから手加減してあげるよ」ってオシャレな煽りまで飛び出して、うわあいきなりバトル漫画らしくなるな!!って思わず動揺しちゃったよね。
そっちも行けんの!?逆に!?
166Pの「え それはそういう」は「それはどういう」の誤植かな。

○アンデッドアンラック 164話

引き続き天擂祭、シェンvsボイド。
前回ラストですでに不可避の影響下でも反撃は可能であることに気づいていたみたいだったけど、今回はさらに発展してボイドの攻撃を利用して強力なカウンターをかましてくるという。
能力についてまだ何も知らないのにやっぱ戦闘センスはズバ抜けてる。
ボイドがあっさり勝利を譲ったのは、ある程度のところで降参するよう風子に指示されてる感じなのかな。シェンが能力の攻略法編み出したら降参してOK、みたいな。
ボイドの次はすかさず友才と連戦。
友才、なんかずっとツラ良くて動揺しちゃうな。
「次はアタシだ!少年!!」「隙アリ」「成程!!そういう解釈でいけるのか!」
全部めちゃくちゃ顔が可愛い。
しかも少年呼びしてくる酒飲みのお姉さんなわけでしょ?平成ラブコメヒロインか???
最初の一撃で地面にめり込んだシェンの脚をUNDRAWで抜けなくさせて拘束。格闘戦で脚を動かせなくするって相当なアドバンテージよな。
ただ、その窮地もシェンは「脚が刺さってる石板ごとひっぺがす」ことで解決。前周ラグナロクでSUNも似たようなことやってたね。
ここでも不抜が破られたら友才はアッサリ降参。テンポ速い。
合間には風子とファンの対話。
ファン、否定能力についてまだ教えてもらってなかったのかよ!?
UMA討伐やらされてたからUMAは知ってるはずだけど。
「まさかキサマもオレとの闘いを我慢できなく「違います」
食い気味で笑った。
で、風子がメイをファンのもとに連れてきたのは、いざという時ファンに守らせるため。
確かにこれからシェンに不運を付与するなら、メイは極力安全な場所にいないとやばいわな。
「アナタの隣が一番安全でしょ?」
一応前のループでメイもシェンもコイツのせいで死んでんだけど、それ気にせずここまで全幅の信頼寄せられるのマジ風子って感じだ。ファンはファンで勝手にしろとか言ってまんざらでもなさそうだし。
友才のくだりの後さらにファンの口から語られるシェンの動機の話。
「女だ女」
「病気の弟の為に優勝賞品の丸薬が欲しいと」
ムイちゃんだ!
弟の病気のためってのも先週予想してた通り。ただ、
「その女は シェンよりもはるかに強いぞ」
これは流石に予想外すぎた。
前周ではシェンの兄弟子だったロウ…を完封した挙句捌廻山靠でボコボコにしてる……
ファンが本気出してもいいって思えるレベルって強すぎるやろ。
ってことは6つ目のブロックからの進出者はムイちゃんか。
これはTwitterで見た考察なんだけど、「前の周ではシェンはあまりちゃんとムイちゃんに真八極を教えてなかったんじゃないか」という説が面白かった。
前周シェンは真八極をちゃんと教えちゃったせいでメイを失った過去を持ってるので、ムイちゃんにはある程度加減した形でしか教えてない…みたいなね。ありそう。
実際クローゼスに憑かれてた時のムイちゃんの身体能力すごかったし、肉体のポテンシャルは元々描写されてたわけだ。(当時からそこまで設定されてたかは分かんないけど)
思えば、今周でシェンが不真実手に入れるのであれば、前周最後の不真実保持者だったムイちゃんが今周でどう戦うのかという話になるのよね。
おそらく今周は前周で出てた全否定者集合で最終決戦をするはずなのでムイちゃんもちゃんと戦力になる必要があるのだ。まあ前周みたいに拳法+古代遺物でもいけた気はするけど。
それにしても予想外の角度からムイちゃん入ってきて一気に展開読めなくなったなー。
てか風子普通にファンのこと本人の目の前で「ファン」つってんの笑った。呼び捨てかい。風子、大体さん付けかちゃん付けなのにね。

○アオのハコ 106話

センターカラー! 
桁下3.0Mの表示見て背丈測ってるのすごい「日常」って感じだな…いいな……
本編
付き合ってから初の登校。
前半に大喜と読者をやきもきさせてからの後半は二人きりでの昼食。
おいしいシチュエーションや……
大喜は千夏と付き合ってるのメガネくらいにしか言ってないけど、千夏先輩はいつもお昼友達と食べてるだろうし抜け出すために彼氏できたことは言ったのかな……とか想像。
「ブランケット半分使う?」
「俺 基礎体温高いので!」
馬鹿野郎大喜…!!そこで紳士的に行っちまうのがお前の悪い癖だ…!
そのあとはすごいゆる〜いどうでもいい会話。こういう時間が幸せなんよな。イチャついちゃってねえ!
ラストは寝ちゃった千夏先輩。
ほっぺやわらかそっ。すりってしてきてるのかわいすぎる。
てか大喜!!大チャンスだぞ!!チューせえチュー!!!!!

○キルアオ 10話

中間テスト回。
テスト期間でツヤツヤするノレンと勉強しすぎでカサカサの十三、どちらも変で楽しいね。
後半はスナック。
十三と瑛里、つかず離れずいい距離感の大人の関係って感じね。
「いっぱい色んなことで昔できなかった失敗しちゃいなよ」
良いこと言うなあ。
ノレンに勘づかれそうになってる理由がスナックのママと嫁との交流を見られるってのが中身おじさんならではって感じね。
結局あんだけ勉強してたのに十三さんテストの出来はまあまあってマジ……?となった。
老いによる記憶力の低下か……??
てかシンが出番少ないのに出てくるたびに爪痕残してて良かった。
「いる?」とかラスト唯一テストヤバイのとか。

○僕のヒーローアカデミア 392話

流石に初手の梅雨ちゃんがえっちすぎてたまげた。拘束、虚な表情、ボロボロの服……
本編はがっつりトガちゃんの掘り下げ。
たった3ページなのにおぞましすぎる回想。
トガちゃん視点の回想だから親も理解してほしいのにしてくれない不気味な存在として描かれているけれど、実際自分の娘がスズメの血を吸ったりしてたらなんとかやめさせようとするだろうし、それなのにむしろエスカレートして友達の血を吸ったなんて出来事起きたら精神の限界も来るよなって。
だからと言っても「人間じゃない子 産んじゃった!」は超えてはいけないラインぶっちぎりまくってると思うけど。
結局トガちゃんの性質は決定的に社会と相入れなかったというわけで、「社会に馴染めるが自分ではなくなる」「自分のままでいられるが社会に馴染めない」のどちらかを選択せざるを得なかったってことなのかもしれない。
「生きにくいです!生きやすい世の中になってほしいものです!」という初登場時の第一声は今思えばトガヒミコというキャラを端的に表したセリフだったんだな。
ただこれ、ヒロアカという作品の中でスッキリと解決に導ける範疇の問題か?という話はあって、なぜかというと"悪者として成敗すれば解決!"とか"個性がなくなれば解決!"とかって問題じゃないからなんですよね。
確かに"個性"が人格形成に影響した部分はかなり大きくはあるだろうけど、今となってはもはや個性があろうがなかろうが変わらない「趣味・嗜好」の部分が人間社会と決定的に食い合わせが悪いというのが問題の本質だし、しかもそれが原因で人を傷つけてはいるけれど、根本としては悪意を持って人を傷つけようとしていたわけではないので成敗されるべき悪人かと言われるとそれもズレている感じがある。
というわけで、どう解決するんだ……?というのが全く想像つかなくて気になるところ。
正直ロジックとして完璧な回答がお出しされるかどうか割と怪しいと思っているところがあるんだけど、この作品においてはそれでも持ち前の超画力と演出力で納得させられてしまう時があるのでその路線が一番ありえそうかも。
トガちゃん以外の部分を語ると、まず偽梅雨ちゃん怖すぎ。トラウマなるて。
それと本物梅雨ちゃんの「"ルール"を守ることが… ヒーローだと思ってた」ってのは、神野区編でデクたちに釘を刺すために言っていた「ルールを破るというのなら その行為は敵のそれと同じなのよ」と繋がってて、ルールを守ることだけが全てじゃないと考えられるようになったのが梅雨ちゃんの成長──
……なんだけど、その先に繋がる肝心のお茶子が土手っ腹刺されとるんだが!!?
これ大丈夫……じゃないよねどう見ても!?大吐血してるし。
あとラストページしれっとおっぱい揉まれてない???

○僕とロボコ 142話

孤独のグルメ回。
もう2ページ目からガッツリ「そう」で笑っちゃう。ずるい。
中華料理屋を舞台に孤独のグルメフォーマットで食レポしていくんだけど、本家なら絶対やらんガバを本家と同じテンションでやるのズルいな〜。
まずめちゃくちゃ大量に頼んだせいでバカほどダブりまくってるの面白すぎる。そらそうなるだろ。
マヨネーズで全部台無しとかも笑った。そもそも持ち込んじゃだめだろ!
「同じ味だ」とか「違うか」とか、すごいシンプルなセリフなのにすごい火力。緩急というか、突然のハシゴ外しで意表を突かれて笑っちゃうんよな。
最後になんか元ネタの出典出てきてるのも笑ったし。論文??
許可取りに行ったら出典書くように言われたんかな。パロディ元明記するなんて初めて見たよ。
あとガッツリ本編に作者が出てくるのも何気に初めてだった気がする。しょ〜もない大人として描かれてるの面白。

●暗号学園のいろは 29話

扉絵。E組のメンバー5人勢揃い……アレ?なんで5人目ももう開示してんの……?ってとこに気がつくと今週で決着がついちゃうことが分かってしまうプチネタバレ。
氾濫原らんばだ……影武者の影武者て!!いかにも西尾維新がやりそうだなあ!てか華衣さんかわいっ。
本編。「逆転イミテーションゲーム」。
きょらりんから綿菓子への質問興味深いね。
たゆたん入試で合格ラインだけ越えるように手を抜いたんか……
「お嬢さまが負けたことなど誰に対しても一度もございません」
さすがに無理あるよ!?1話とか筒抜ポーカーとか。
「こっとん」こっとん!??かわいいなおい!!
てか綿菓子だけあだ名で呼ばれてないの、一人だけ幼馴染じゃないからかと思ってたけど本人が32時間ものあいだ断固として拒否し続けてたからだったのか……まあでも絶妙にちょっと嫌になるくらいかわいすぎるあだ名かも。
きょらりんの縊梨へのラ・フランス呼ばわり、縊れた梨だからか。うまい。
からのA組パート。いろは、「あなたが死ねって言うなら喜んで死ぬけど」重い重い!おめーの過去からするとシャレになっとらんのよ!
それに対してのきょらりんの「死ねなんて言うか。」律儀さと良いやつさが隠しきれてないな。
からの見開きブレイクダンスかっこいーーーーー!!
めちゃくちゃ難しい構図と動きだろうにカッコよく描ききってるの画力エグすぎる。
中心から伸びる光で4人の顔面に目が行くように画面を分割してる視線誘導も上手い。
てかコケてるしゅーたんめっちゃかわいい。漫画の「そういうの苦手だけど」でマジで苦手なことってあるんだ。その後のページでたゆたんに診てもらってるのもかわいいね。
逆立ちを経てきょらりんが出した回答は「どちらも本物」
"大きな鏡に映している"というトリックも合わせて先週の予想がドンピシャ的中!う〜ん、解ける喜び〜〜!!
これくらいの難易度だと挑む気にもなってちょうど良いかも。
と、暗号の答えは予想できていたものの、この暗号の本質はむしろそこに込められたメッセージ。
「過去の綿菓子も現在の綿菓子もどちらも本物」
Q.88の逆転イミテーションゲームの解答が、そのままQ.87の"どちらの主張する綿菓子が本当?"に対する解答にもなっている作り、あまりに美しすぎる。
この答えには縊梨さんも辿り着いていたものの、回答することなく敗北を認める展開に。
ここでなぜ敗北を認めたかについては色々と解釈の余地があるけれど、わたしは
「綿菓子からのどちらも本物であるというメッセージを受け取ってしまった・理解してしまった手前、今の仲間たちとの絆を認めて身を引いた(享楽も答えに辿り着いていることが絆の証明になっている)」「昔も今も綿菓子は自分の意思で動く本物の綿菓子であるということが分かり、現在の綿菓子が洗脳されているという自分の解釈が誤答であるとした」
あたりが好きかな。
きょらりんも縊梨さんもきちんとこのメッセージを受け取れただけで綿菓子への想いが本当だったことが分かるのが素敵よね。答えに辿り着いてはいたあたり縊梨さんの格が落ちないのもGOOD。
結果、通算成績4-0でA組完全勝利!
大将戦まで回さず完全勝利するとは予想外でしたね。まあいろははどうせ第二試合以降でも出番は作れるから別にいいのか。てかたゆたんが瞬殺した1問目以外はいろは仕事してたし。
天井まで喜びの大ジャンプするいろはめちゃんこかわいい。なんなんだこの子は。
ラストは早くも次の対戦相手のB組の顔見せ。次当たる相手が観客席から見ててブツクサ言ってるの、コッテコテの少年漫画展開で西尾維新好きそ〜。
B組は全員動物の被り物してるんですね……って熊おる!?
得手仕手クオッカ……なんだこいつ!??
いきなり暗号で会話してるし、また癖強い集団来たな〜。
ちなみに1文字飛ばしで読むと解読できるらしいです。
あと言い忘れてたけど涙目デフォルメ蜂起星さんかわいかったね。

●逃げ上手の若君 115話

センターカラー!
アサガオがめちゃくちゃ色鮮やかなのと浴衣の時行が涼しげだし色気あるしで良い扉絵。
光の感じがすごく夏!って感じだ。
本編
前半は中先代の乱のあと時行たちがどうしていたかの説明、ひいては現状確認。
駿河四郎と覚海尼は正直全然聞いたことなかったからほ〜んって感じ。でも夢窓疎石は聞いたことある!なんで聞いたことあるんだっけ……って思ったら枯山水(ボドゲ)のカードに収録されてるからだった。
時行は尊氏に挑むため、こちらも北条家の仇である後醍醐天皇の味方につくことに。
覚海尼が時行の運命を案じて一首詠んでて絵もかなり良いページなんだけど、こういうとこでもギャグ入れてくるの松井優征味って感じよな。玄蕃、「ウニ喰いてぇ」ってそうじゃないだろ……!!
時行から後醍醐天皇への文書。
どれくらいまで実際の文書と同じなのかは分からないけど、大意は史実と変わらないんだろうな。
となると史実でも11歳とかでこの文書を出していたことになる。めちゃくちゃ優秀なバックがいたと考えるのが自然な気がするけど、この作品では自分でやったとすることで時行の格の高さ、強かさ描写に繋げてきてる。
っていうかまだ史実で時行の出番あったんだ……
からの突然の入浴シーン。さすがに着衣ではあるものの十分えっちです。亜也子、育ってるな……
でもそんな亜也子より潜伏で発情してるド変態稚児が優勝です。マジで磨きかかってんな。
終盤は玄蕃。かつて玄蕃にまんまとしてやられた天狗の一人がいまだに付き纏ってきてるんだけど、天狗の着ぐるみないとよわよわなんだねこの子。
名前は夏ちゃんと言うらしい。
照れながら名前言うところかわいすぎん???
玄蕃、何気にイマイチ絡みのあるキャラが少なかったので繋がるキャラ出てきてより一層活躍が期待できそう。

●あかね噺 67話

引き続きひかるのターン。
前回は噺の冒頭部分だけでどんな筋書きか分からなかったけど、どうやら普通に演ったら登場人物が多くて難しい噺の様子。八人座頭を活かしてるね。
「助太刀ぃ!?」のところとかシンプルに元の噺の良さがちゃんと出てて面白い。アニメで見たいなーこの辺。
中盤には回想。
ひかるが子供の頃から超絶負けず嫌いだった…という話。てか幼ひかるかわいすぎない???
見た目だけで言うなら儚さすらある美少女なのに超がつくおてんばなのかわいいね……
そして回想明けには卍解……!!
「演目 花見の仇討ち」
あかねへのリベンジを賭けた高座でこの演目はアツすぎる……!!
直前のマネージャーの語りもめちゃくちゃ良い仕事してるんだよなあ。
「八月 夏盛り 季節外れでも 桜は咲く」
「果たして下さい!!あの日の仇討ちを」
ひかるの表情ずっと良い〜……って思ってたら最後はそこに絡めてからしの気の利いた一言で締めるし。終盤に向けての盛り上げ方がひたすら上手い回でした。
あとあかねの証明写真あまりにも写り悪すぎて笑った。

●夜桜さんちの大作戦 183話

あるふぁの別人格?の悪ふぁ出現。
めちゃんこ強いけど冷徹で倫理観に欠ける、敵キャラみたいな性格になっちゃってる。
基本的にこなまいき〜!って感じだけど、ハッキング技術で勝てないから物理的にメカを破壊する方に速攻でシフトしたのはカッコよくてすき。
悪ふぁから逃げる四怨嫌五、二人ですごい楽しそうだし仲良しでなんか微笑ましいね。
ひふみの回想曰くほんとに悪ふぁになるきっかけはよく分からんな。チェスして遊んでる時が初回なら別に命の危機とかでもなさそうだし。
"負けたくないと強く思う"とかかなあ?
てか飛行機落としだけ悪さのレベルが段違いじゃない!??
悪ふぁモード終わった後落ち込んでるあたりマジで自分を制御できなくなってるモードって感じね。賢者タイム……
終盤にはネモとランドが参戦。ネモちゃんのこの飄々としててミステリアスな感じ、良いよね……

●マッシュル-MASHLE- 161話

イノゼロとの決着後。
イノゼロがあれだけのことやっといて改心するの多少ご都合感あるけど、ここまで完膚なきまでにやられた上その張本人がこともなげに自分に頼み事してきたら今までの色々全部馬鹿らしくなっちゃうかもというのも分かる。
壊れた街、死んだキャラ(敵ばっかだけど)、マッシュの心臓も全て元通りでめでたしめでたし。
それと地味に良いな…と思ったのがマッシュの
「魔法が使えるってのも悪くないね」
この物語はずっと魔法が使えないマッシュがそれでも人々に自分を認めさせる物語で、魔法を使わずに魔法使いに勝つことで魔法の優位性を否定する作りになってたんだけど、そのマッシュが最後に逆に魔法の良さを認めるという描写が入ったのは想像してない所から足りない最後のパーツがぴったり埋まったみたいな気持ちよさがあった。
人に認められるにはまず自分が認めるところから──というか、これでようやくマッシュが認められる準備が完全に整ったなーって感じた。
最後の方には神覚者授与式。
作中の活躍を見るといくらなんでもこれでマッシュが授与されないのは嘘だろレベルなので納得感しかない。
魔法局が「歴史以上に今後を重んじるべき」と結論づけたの、本当にマッシュが世界を変えた感あってすげー良いなあ。
ラストにはのぼりがマッシュのマークに変わり、杖とローブと称号を授与されるマッシュ……!というところで終了。
マッシュのマーク、よくキービジュアルとかで使われてる杖握り潰す手を図案化してるのめちゃくちゃ良いな。
演出上マッシュを呼び出す直前にのぼりがマッシュのマークに変化していってる描写があるんだけど、「今年の神覚者該当者は無しとする」
で実はすでにマーク変わっててこれは普通に作画ミスやろなあの気持ち。
それはそれとしてさすがにこれは次回最終回だな〜!増ページセンターカラーだしな〜。

○一ノ瀬家の大罪 30話

今回はガッツリ颯太の掘り下げ。
気配りも細かくて勉強もできるけど大好きな写真だけはヘタッピの良いお兄ちゃん……という感じ。
ずっとキーアイテム然としてたカメラの意味や、アルバムに残された写真なんかの謎もヌルッと解けたね。
過去の一ノ瀬家と颯太が決別したのはカメラの破損が原因だったみたいだけど、どうせこれも何かの勘違いなんでしょ〜!?っていう負の信頼がある。
ラストはおばあちゃんに連れられ7番目の部屋──颯太の部屋へ。
てか待って?「なんで忘れてたんだっけ」で無からポンポン要素を生やせるんならもはやなんでもありじゃん……!!
そんなことされたら展開予想とか考察とかできんよ。ちょっと翼が語り手として信頼できなすぎるなー。
まあ家族全員自分の部屋あるのに颯太だけ無いのは不自然っちゃ不自然だけども。
てか父親の部屋ってまだ描写されてなくない?

○ドリトライ 8話

生野との試合の直後から。
組員からボコられる生野を助けて生野編は一件落着。
「またやろうな…!」「上等だ!」で握手して締めは爽やかでいいね!
ただ「自分で稼いだ金 簡単に手放そうとするんじゃないよ」は手放そうとしてるコマが小さい上にハッキリと言ってなかったからめっちゃわかりにくかったけど。
後半は"技"を会得するための見取り稽古。
現状最強格の黒岩の試合観戦で、この作品の上限提示&必殺技のヒント&黒岩の格描写…まで一挙にこなせてなかなか良いのかも。
するっと生野がもう友達みたいになってて良いね。妹の作画すごい不安だけど。
黒岩の試合。黒岩、一見普通に見える一撃で相手に凄まじい吐血させてる。内部にダメージが浸透するタイプ?
対戦相手は名前すら出てきてないしここでかませとして出てきた後は二度と出てこないんだろうな……

○ブラッククローバー 363話

魔女の森に聖騎士ダムナティオ襲来、から。
ダムナティオ、前から思ってたけど阿部さんっぽい顔してるよな。
スケールドミネイトもこの規模感の魔法を打ち消すとはなかなかやりおる。
暴牛への期待感を高めるヤミのセリフから、魔女たちの本拠地に対する攻撃への対処。
跳ね返してるのは罠魔法かな?
他にも鏡魔法を起点にマグナパイセンやラックも攻撃しまくっとる。
跳ね返した攻撃がスケールドミネイトで消されてるところ、初見では何かよく分からなかったぜ。打ち消しってムズいね。
ラストは暴牛勢揃い。
皆で並んで臨戦体制な絵面めっちゃカッケェ〜!
チャーミーパイセンの強キャラ感笑う。

○テンマクキネマ 11話

現場見学編ヌルッと締め。
台本バレたけど意外と何もなく乗り切って……物語的には何かあった方がよかった気がするが……
雪尾監督、第一印象悪かったけど最終的には映画作りも応援してくれたり良い人でしたね。
あと「私の方が……新市くんを 現場のみんなに会わせ…たくって──」の倉紅井ちゃん死ぬほどかわいい。衣装も相まってすごい威力だ。
ただそれ以外は特に味のない回だったな。この掲載位置でこの無味さ、大丈夫か……?
夏休み突入撮影本格始動で流れ変わると良いけどね。

○人造人間100 27話 

冒頭、芽葺兄妹の回想。
一瞬お師匠が乱心したのかと思ったけど道場に人造人間が襲ってきたのね。アンデラのファンみたいなことかと勘違いしたわ。
で、移動遊園地。
コーヒーカップからぶっ飛ぶあしびをNo.100が全然心配してないの、能力得てガッツリ変わったなー。No.100の過保護設定なくなったのかなり関係性への影響デカいよな……
「体力・思考力全てが試される城!」
なんか司会の人変なマスクつけてるからアレだけど脚ぶっといし胸でっかいしすごい身体してるぞ…!?
で、城の中では鵠とあしび&100は別行動。
鵠は全クリした先で、あしび&100は序盤?でそれぞれ絢子を発見。意外とあっさり見つかるもんだね。
果たしてどちらが本物か。どちらも偽物ってのもありえるよね。
暗号学園と違ってさすがにこっちはどちらも本物ってことはなさそう。

●次号
週刊少年ジャンプ31号

表紙&巻頭カラー
呪術廻戦
五条vs宿儺最高潮だしワンチャン虎杖表紙にいなかったらウケるよね。

センターカラー
夜桜さんちの大作戦
扉絵キャラ予想 ◎ランド&ネモ ○悪ふぁ ○四怨&嫌五

アイスヘッドギル
2話なのでセンター。割とここで評価の方向性決まりそう。

マッシュル-MASHLE-
すでにかなりやることやりきってるしさすがに最終回だろうな〜。

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