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筆談カフェ『コトダマ時間』準備中のいろいろ。

耳の聞こえない私が筆談カフェを始めようと思ったきっかけは、
最近補聴器を外した生活をすると決めたことだ。

障害の有無に関わらずいろんな人と交流したいという思いと、
幸いすぐに始められる場所があるので、最初は月に1日だけオープンすることになった。

筆談カフェとは、声による会話をしないで
ひたすら紙と鉛筆で会話をする。

試験的に身内だけで筆談をしてみたが、普段何気なく会話をすることに慣れているため、声を出さずに雑談を全て筆談にするのはとても疲れることがわかった。

ただ雑談をするのも楽しいが、私が求めているのはそこではなく
筆談カフェに来ていろんな言葉に触れ、考え、自分の感情と深く向き合い
少しでも心が豊かになれるような時間にしたい。

そんな思いから、テーマを書いたノートを数冊用意してみた。

普段あまり真面目に語り合う機会のない、『愛について』だったり
『家族』や『自然』『食』についてなど
日常の些細な事から哲学的な事まで
その日の気分によって、テーマの書いてあるノートを選び
1人でゆっくり考えるのもいいし
好きな本を選んで、気になる言葉を書き出してみたり
カフェにいる他の誰かと一緒に思いを綴り合ったりして

それぞれのノートがいろんな言葉でいっぱいになり、
それを『コトダマ時間』に来た人達で時間を超えてシェアし合う。

もちろん、ノート以外で雑談用に模造紙を用意して
テーマ以外の何気ない会話も筆談できるようにする。

そして、その中でひとつでも自分のお気に入りの言葉や
自分が何かを考えるきっかけになる言葉を見つけて
持ち帰ることができたら嬉しい。

とりあえず、一週間後に筆談カフェ『コトダマ時間』の第1回目が始まる。
わくわく。

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