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日本対スペインを見て

今日は朝から日本対スペインを見た。日本、スペイン共に無条件で予選リーグを突破するには勝つしかない状況。引き分けだとお互いに同時刻に行われているドイツ対コスタリカ次第で敗退が決まり、日本は負けてしまうと予選敗退が決まる非常に熱い試合だった。

前半

前半は早々に先制された後ほとんど日本がボールを持てない展開が続いた。攻められて、弾き返して、ボールを奪われて、攻められて…ボールの保持率が20%を切るなど本当に難しい前半だった。

前半を見終えて

試合前の下馬評通り非常に厳しい試合になったな、と感じた。とにもかくにもボールを持たせてもらえない。ボールを持たせてもらえないから、なかなかゴールに近づくことができない。アイデアに幅を効かせる以前の所にいたと感じた。一方でスペインは再三チャンスを作りながらも、結局1点止まりになってしまったことが印象に残っているのではないかと感じた。ちょうど1週間ほど前に同じような展開でドイツが日本にやられていることも脳裏によぎったのではないだろうか。
いずれにせよ、後半に向けてドイツ戦の再来か、という期待感とスペインもそんな簡単な相手じゃないという不安が入り混じったハーフタイムだった。

後半

日本が電光石火の攻撃で一気に逆転した。後半開始から途中交代で出た堂安、三笘が起点になって立て続けにゴールを決めた。その後も相手が攻撃的な選手を入れた所でDFの冨安を入れるなど采配が的中し、2-1で逃げ切って見事大金星をあげグループ首位通過を決めた。

試合を見終えて

ドイツ戦に続き今日もW杯優勝経験のあるヨーロッパの強豪国に逆転勝ちをしたことで、日本の強さがフロックではないことを証明したと思う。逆転のゴールの際、ラインギリギリでも諦めずボールを繋いだ三笘選手から執念を感じた。あそこまで泥臭く1%にも満たないかも知れない可能性にかけて諦めないで精神力は日本人特有のものなのではないかと思う。
そして三笘選手のクロスに反応した田中碧選手も見事だった。2人は小中と同じサッカーチームに通う幼馴染だったらしい。幼馴染だからこそ三笘選手は必ずあげてくるということが分かっていたのかも知れない。2人の審判に笛を吹かれるまで諦めずにゴールを狙い続ける姿勢に震えた。
何よりも試合を通じてほとんどスペインにボールを保持されている中で、数少ないチャンスをモノにした日本代表の集中力、精神力は凄まじいと思った。これぞプロ、これぞ国を背負う選手だというものを感じた。

ここまで短い期間で国民の多くが一喜一憂し感情が揺さぶられることはなかなかないと思う。これがW杯、スポーツの世界大会の醍醐味なのではないかと思う。サッカーに関してはオフサイドがギリギリ分かるくらいの素人だが、予選リーグの期間は本当に毎日試合が待ち遠しく、ワクワクする日々を過ごすことができ楽しかった。決勝トーナメントも頑張れ日本!


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