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心の宝物って何?

皆さんは心にどの様な宝物を持っていますか?私にも心の宝物のひとつに,大切にそして大事に心という引き出しの中にあって,時々その宝物を懐かしく想う私。「宝物箱」と名付けられた段ボールの中に有る,ボロボロで色あせたアドレス帳。その1ページにその名前は刻まれています。刻まれているその名前を見る度に,私は溢れ出る涙を止められず…途方にくれています。「大好きで大好きで」仕事後の私はいつもその人…年下のその人の自宅駅で帰りを待っていました。今で言えばストーカーかもしれませんね😉😆土砂降りの雨の日は雨に濡れ,時には寒くて寒くて手も足も凍える雪の夜,暑い真夏のムンムンする熱帯夜の日も…,私は逢いたい想いだけで耐えていました。ストーカーみたいな私の待ち伏せを,1度も咎めずにいてくれました。時には,既に帰宅後のその人を何時間も待ち続けた或る夜,「これは家に着いている?エッ!」気付くと私は3時間も待ち続けていました。その頃は,今みたいに携帯電話など無い時代だったので,電話を掛けるには街に有る電話BOXから掛けなくてはいけなくて…1度だけ電話を掛けた時有りました。誰?!電話に出るかドキドキ「良かった!」本人の声で,会いたい想いを伝えました。でも返ってきた言葉は,「今,丁度,夕飯を食べて野球中継を観ているところ!」「ごめんね!勝手に電話掛けただけだから…帰るね!」そう言い,私は電話BOXを後に駅へ歩き出して数分後,後ろの方から「プップ-!」クルマのクラクション。私はちゃんと歩道を歩いているのに…?。間もなく歩き始めました私の横に,1台見慣れたクルマは止まり,「ね~!君一人で暗い夜道は危ないね!クルマに乗らないかな?!」開いた助手席の窓から覗かせたその人は,会いたくて会いに来たその人でした。喜びを素直に出せない私は「エッ!?どうしたの?」なんて素っ気い言葉。可愛くない私ですよね~。「まだ間に合うかな?と思って急いで来た!間に合って良かったァ!~乗って!」と言い,中からドアは開きました。勝手に夜遅く電話を掛けた私を責める事すらやらず,ましてや観ていた野球中継を止めてまでして来てくれた,どの様な想いだったのだろう!当時の私は聞く事も無かったです。優しさに素直になれなかったのです。「どうせ電話掛けるまで,何時間も俺を待ち続けていたんだろ。…という事は夕飯まだでしょっ!何か食べる?俺は済んでいるから,お茶ぐらい付き合うよ。」そう言い,多分ファミリーレストランだったと思います。夜も遅く店内は殆んどお客様はいなく,私達の貸切状態で,人目を忍んで密会する二人みたい,なんかワクワクだった記憶有ります。万事この様な感じで,その人は1年と少しの間,たくさん楽しませてくれ幸せをくれました。当時はとても流行っていましたペアの服を,プレゼントやり合って着たり…,「あなたに有り難う」の気持ちでいっぱい。あれから…数十年の年月は流れました。でも私の心の中には,ちゃんとその人の居場所は在るんです。その人の存在は今の私にとり,大切な「心の宝物」私へ注いでくれた想いは,紛れも無く私に注いでくれた想いですから,例え私を否定する人と出逢っても,その人の私へ注いでくれた想いと向き合う私は,乗り越えられるんです。その人は私をちゃんと見ていてくれていましたから。人を想う自分の「想い」を「信じる」事を教えてくれたのはその人です。皆さんは心の宝物をお持ちですか?想い出は「心の宝物」です。辛い時には,私はこの「心の宝物」に応援されて今まで乗り越えて来ました,そしてこれからも。「"心の宝物!"応援を頼むね!」気付くと応援を願っている私です。

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