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福島県福島市の寿建設です。 当社の「私の提案制度」で実施された、現場の改善事例を紹介し…

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福島県福島市の寿建設です。 当社の「私の提案制度」で実施された、現場の改善事例を紹介します。 https://www.kotobuki-c.net/

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夜間作業での喚起看板の効果的工夫

【改善】 安全喚起掲示物がマンネリ化して、せっかく設置している掲示物で意識付け出来ているのか疑問だった。 暗い夜間の工事であるため反射テープを積極的に活用したり、余っている材料などを用いいくつかのタイプの掲示で工夫をしてみた。 ①以前紹介されていた「音声標識セリーズ」の活用 ②ただの四角い看板ではインパクトがなかったので、視線を誘導する矢印を取り付けその方向を見てもらうよう工夫した。 ③プラスチックダンボールに印刷した看板を貼り、上からアクリル板で固定。風などで変形せず見

    • アンカーボルトの取り忘れ防止板

      【改善】 トンネル工事でセントル(移動式型枠)脱型の際、取り外し忘れるとフォーム、コンクリートを傷つけるリスクのあるアンカーボルト(8箇所)を、ジャッキダウンするリモコンを操作する人が取り外し状況を目視確認出来るよう、マグネット着脱式板を作って見える化した。 【効果】 アンカーボルトの取り忘れがなくなり、確認の手間を減らした。マグネットの使用でアンカーボルトの着脱の手間を減らした。 【参考】 取り外し忘れ(ヒューマンエラー)を防止するための、とても分かりやすい「見える化」

      • 歯止め忘れ防止の「見える化」

        【改善】 時間制限のある夜間の鉄道補修工事では、軌陸車(線路上を走る車両)を移動し現場に着くと急いで作業をしなければという気持ちや、終了すると早く現場を引き上げたいという気持ちが先走り、歯止めを忘れてしまいがちであった。 そこで矢印型のマグネットシートに喚起言葉を入れたものを運転席ドアノブのところに設置して「見える化」した。 【効果】 運転席に乗ろうとしてドアノブを掴む時に目立つので、歯止めを忘れていたら気付くようになった。 【参考】 通常の「見える化」にプラスしてアイ

        • 排水管の堆積物除去の効果的水送り

          【改善】 トンネル掘削において、削孔時のくり粉と吹付時のセメントが混ざって排水管の内部に堆積することで、排水能力が低下する。当初は円筒スポンジで水送り清掃をしていたが、付着した堆積物を十分に除去することが出来なかったため、定期的な排水管の交換作業の手間が発生した。 そこで堆積物を削りながら水送りが出来る様、排水管内径よりわずかに小さい円筒形の金物(ロケット)を作成し、スポンジ前面にセットし水送りを行った。 【効果】 一回の水送りで堆積物をほぼ全て除去することができ、排水能

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        夜間作業での喚起看板の効果的工夫

          不安定な連続切断作業の改善

          【改善】 小断面トンネルの既設ライナープレートを電動カッターで切断する作業があり、腰より低い位置で約110m横方向に連続的に切断であるため体への負担が大きく、さらにカッターの刃が回転に取られないよう角度を一定に保つ必要があった。 4mのバタ角を切断高さにガイドとして設置し、以前の提案にあったタイヤ付収納具を使用し、楽な態勢でその上をカッターをスライドさせながら切断作業を行えるようにした。 【効果】 電動カッター本体の重量(約7㎏)をバタ角に預けることで、体への負担を低減で

          不安定な連続切断作業の改善

          酷暑の仮設トイレの快適化

          【改善】 現場内の仮設トイレ内は真夏の暑さで熱気が溜まり、用を足す時に気温・湿度共に高くて不快な空間となる。 そこで仮設トイレ内の天井部に扇風機を設置して換気、風の循環を行えるようにした。 【効果】 狭い空間なので入室時も風を感じるのでいく分か涼しく感じる。 用をたす時に汗かき防止にもなるのでいく分、トイレットペーパーが汗で濡れないで済む。 【参考】 たださえ酷暑の中での現場の作業環境においては深刻な問題。 上から扇風機というのは狭いトイレの中でうまく空気が回り、成果も

          酷暑の仮設トイレの快適化

          ラジオ体操のリスク回避

          【改善】 朝礼前のラジオ体操は本社建物側を向いてしているが、人数が多い日にはどうしても道路のギリギリに背を向けて体操をする方がいる。 現場のリスクと同様に、大きなトラックがたびたび通る道路に背を向けての体操は危険である。 また、マイクを使用していても一番後ろの人は車の音で連絡事項が聞き取りにくい。 そこで会社側に向かってではなく、道路側を向いて体操することにした。 体操を始めるときだけ道路側に向きを替え、終了したらまた会社側に向き直し、もう少し集まって連絡事項の伝達をする

          ラジオ体操のリスク回避

          前後色違いの発光ベスト

          【改善】 各現場で赤や青のLED発光ベストを着用しているが、通常は前後とも同じ色である。 これを正面(胸側)は青、裏面(背中側)は赤、のように一枚のベストの前後の色を変えると、例えばトンネルの中でダンプやバッテリーカーの運転手から見た時、こちらに向かって歩いている時は青の灯、背中を向けている時は赤の灯、という識別が可能となるのでは。 こちら側を向いているのか背中を向いているのかが分かることでリスク対策が変わる業状況があるので効果の発揮が可能となる。 【効果】 相手がこち

          前後色違いの発光ベスト

          ポイントブザー設置による安全性向上

          【改善】 レール工法のトンネル現場で、レールポイントの切り替え表示の蛍光灯を赤と白で色分けし高視認化を行っていたが、 長期間の工事で「慣れ」による誤進入対策のためにブザーを設置し、白標示(誤進入側)のみブザーを鳴らすことで音によるレールポイント方向の確認を可能とした。 【効果】 これまでポイント通過時は蛍光灯の色で確認していたが、白色のみブザーが鳴ることでさらにポイントの状況を明確に出来た。 また、ブザーをポイントより約10m程度切羽側に設置しているため、万が一誤侵入して

          ポイントブザー設置による安全性向上

          雨具干しラック

          【改善】 雨の日の作業で使用した雨具(カッパ)を乾かす際に、色んな所に干すため見栄えが悪いので、 階段下のデットスペースを有効活用して、雨具を干すラックを作成した。 【効果】 雨の日の作業後に、カッパを干したい人は同じ場所に干すことができるようになり、見た目が良くなった。 【参考】 今まで「あたりまえ」と思っていたことに疑問を持ち改善したことは素晴らしい。 デットスペースや余剰資材を利用して作成したことも工夫がある。

          雨具干しラック

          坑内蛍光灯の高視認化

          【改善】 導水路トンネルの掘削現場において、退避所や坑内電話設置箇所を蛍光灯の色分けによる高視認化を行うにあたり、白色の蛍光灯にリボンテープやビニールテープを巻き付けて色を変えていたが、劣化により色が薄くなるので3か月程度で巻き直しを行っていた。 退避所は100m毎にあるため、掘削延長が2kmを超えたころから、維持に要する時間が負担となった。 そこで発色が薄くなったリボンテープやビニールテープの上からカラースプレーにて塗装するようにした。 【効果】 試験的にスプレー塗装を

          坑内蛍光灯の高視認化

          トンネル吹付時の養生方法の改善

          【改善】 小断面トンネル補修工事の吹付施工時に、既設側壁と底盤の養生を行う際に当初は側壁と底盤のブルーシートを分けて設置していた。 しかし、吹付後に発生するリバウンド材を集積~処理をする際、底盤に設置したブルーシートの両脇からリバウンド材がこぼれてしまい、うまく集積する事ができなかった。 そこで側壁と底盤で分けていたブルーシートを、側壁+底盤+αの幅寸法にカットして設置、側壁と底盤を「包む」様に養生を行った。 (10×10mのブルーシートを無駄の出ない様にカット。) 【効

          トンネル吹付時の養生方法の改善

          高所作業車ステージへの積雪防止

          【改善】 豪雪地帯で高所作業車を屋外に駐車する場合、作業終了から開始までの間にステージ内に雪が積もり除雪に苦労する。 ステージをシートで養生しても積雪により潰れたり破れる可能性があったため、マルチグリップバーを加工使用して設置するシートの補強をし、積雪に耐えられるようにした。 【効果】 作業開始前の高所作業車ステージ内の除雪時間を短縮できた。 【参考】 積雪を防ぐなら雪のない場所に駐車すれば解決となるが、現場条件上それが出来ないことに対し、補強してシートをかけるという発想

          高所作業車ステージへの積雪防止

          虫よけ・おにやんま君の使用

          【改善】 ハチ、アブ、ハエ、蚊などの昆虫類を捕食するという習性を活かし、薬を使わずこうした虫を近づけないための商品「おにやんま君」という商品を現場に設置してみた。 【効果】 作成したものを現場内の軒下に置いてもらったところ、以前よりハチが寄ってこないとのこと。 【参考】 山の中で釣りをする渓流釣り師から話題となり人気になった商品だそうだが、それを現場に活用するという姿勢がよい。

          虫よけ・おにやんま君の使用

          アンカー打ち込み作業の負担軽減

          【改善】 コンクリート構造物へのアンカー打ち込み作業で、石頭ハンマーにより打ち込むと1ヶ所に対しと20回ぐらい叩くため肉体的にも苦労する。 SDSプラスシャンクを振動ドリル(電動ハンマードリル)に取り付け、簡単にアンカーボルトの打ち込みを出来るようにした。 (既製品でもあるが、アクセサリーとソケットを利用) 【効果】 打ち込み時間短縮の効果が大きく、肉体疲労も軽減される。 ※振動ドリルの仕組が打撃のみを変えられるたタイプでないと使用できないので注意。 【参考】 人力によ

          アンカー打ち込み作業の負担軽減

          拡声スピーカーによる合図の「聴こえる化」

          【改善】 トンネル工事において重機を使用して大型ブロックの積込や坑門裏の埋戻しを行っていたが、高所からの合図で距離があるため重機オペレーターとのやり取りが困難であり、さらに重機のエンジン音により大声で合図を行う必要があった。 朝礼時にコロナウイルス対策で使用していた拡声スピーカーを現場に配置し、合図者と重機オペレーターに各1本づつマイクを預け、合図の補助を行った。 【効果】 拡声スピーカーを設置したことにより、合図者や重機オペレーターが大声で合図する必要もなくなった。 無線

          拡声スピーカーによる合図の「聴こえる化」