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トンネル吹付時の養生方法の改善

【改善】
小断面トンネル補修工事の吹付施工時に、既設側壁と底盤の養生を行う際に当初は側壁と底盤のブルーシートを分けて設置していた。
しかし、吹付後に発生するリバウンド材を集積~処理をする際、底盤に設置したブルーシートの両脇からリバウンド材がこぼれてしまい、うまく集積する事ができなかった。

写真の黄色ラインの部分からリバウンドがこぼれる

そこで側壁と底盤で分けていたブルーシートを、側壁+底盤+αの幅寸法にカットして設置、側壁と底盤を「包む」様に養生を行った。
(10×10mのブルーシートを無駄の出ない様にカット。)

【効果】

側壁と底盤を「一枚のシート」で養生。リバウンドがこぼれる量を最小限に抑える。

リバウンドを集積する際、長手方向に順次ブルーシートを外しシートをまくっていく様な形で集積できるので、両脇からこぼれ落ちるリバウンド材を減らす事ができた。
吹付後の片づけ時間が短縮でき、底盤へのリバウンド付着予防にもなり、作業負担の軽減にもつながった。

【参考】
作業上の課題にしっかり向き合い、今までのやり方を変えて解決を可能としった改善事例。

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