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ポイントブザー設置による安全性向上

【改善】
レール工法のトンネル現場で、レールポイントの切り替え表示の蛍光灯を赤と白で色分けし高視認化を行っていたが、

ポイント表示を色分けし高視認化(上が白で左へ、下が赤で右へ)

長期間の工事で「慣れ」による誤進入対策のためにブザーを設置し、白標示(誤進入側)のみブザーを鳴らすことで音によるレールポイント方向の確認を可能とした。

ポイント表示の白色側の電源から分配し、約90dB のブザーをポイントから10m切羽側へ設置。
切羽側へ離して設置することにより、誤侵入の際の急制動から車両停止まで余裕を設けた。

【効果】
これまでポイント通過時は蛍光灯の色で確認していたが、白色のみブザーが鳴ることでさらにポイントの状況を明確に出来た。
また、ブザーをポイントより約10m程度切羽側に設置しているため、万が一誤侵入してもポイント進入前に気付くことが出来る。

【参考】
リスク箇所において「色」による「高視認化」対策も、工事が長期化すると当たり前の景色になって、エラーを発生させる恐れがあるが、こうして「音」を加えることにより視力、聴力の両方に訴えた対策とすることで効果を上げている。

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