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床に落ちた髪の毛と剥がれた皮膚と

介護施設で掃除の仕事をさせてもらっている。
介護職員とし介助している施設とは別に、もう一つ別の施設で働いている。
いわゆるWワークというやつだ。

Wワークの目的は、いろんな現場を見て介護の視点を広げるためだ。40代に入ってから未経験で介護業界に入った身、いろんな現場・人と接することがスキルの向上を早くすると思ったからだ。

居室を周りから拭き・モップがけをする。ひと部屋に4人分のベッドがある。寝たきりの方も多い。

掃除していて、何で部屋が汚れているが気になった。

抜けた髪の毛と剥がれた皮膚が床に落ちている。

栄養がしっかり取れていないのか。水分が足りていなくて皮膚が乾燥してしまうのか。ただの掃除だけれども、大切な情報になる。

ご飯をしっかり食べてもらうのも、水分をしっかり摂ってもらうのも、高齢者介護・認知症介護では簡単ではない。
胃袋が小さくなっていて食べられない。おしっこ行きたくなるから水分をとりたくない。そういった本人なりの理由がある。

ご飯粒の食べこぼし・破れたティッシュも落ちている。
ご飯がうまく口に運べないのか。ポータブルトイレを使ったみたいだ。

薬が落ちている。
薬を飲もうと手のひらの上に開けたが、薬が転がって手のひらから落ちてしまった。

ばあちゃんがマットレスから降りていた。自力でトイレに行こうと這いずっていた。
いやいや、ナースコール押した方がいいよ。車椅子でトイレに連れて行ってもらいなよ。

介護は大変。介護職はキツイ。そんなネガティブなイメージを覆したいと思っています。介護職は人間的成長ができるクリエイティブで素晴らしい仕事です。家族介護者の方も支援していけるように、この活動を応援してください!よろしくお願いいたします。