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キャッチコピーっていてもいろんな種類があってさ、

モノを売るためのセールスコピーもあれば、Webライティングに使う検索キーワードを含めたキャッチコピーもあるし。

ぼくが勉強してるのはイメージコピーね。

モノやサービスのイメージを言葉で表現すること。
コピーライターで言えば、糸井重里さんが有名かな。

今日はさ、

「心のよりどころ」って話なんだけどね、

容態が急変したの。

「体の調子がおかしい。」って電話がかかってきて。

朝いちばんに電話がかかってきたってことは、もしかしたら夜中のうちから苦しかったのかもしれないな。
相手の迷惑や常識的な時間を考えて、電話していい時間まで朝を待ってたのかも知れない。

ここ最近の話で、季節の変わり目で。
じめっとした暑さを感じるようになってきた、つい最近の話でね。

電話がかかってきたのはデイサービス。そのおばあちゃんが週2で通っているデイサービス。

一人暮らしでさ、数年前に病気で夫を亡くして。当の本人も心臓に病を抱えてて。最近、認知症に近い物忘れもあるってことで要介護状態だったのよ。それでデイサービスに通うようになったのね。
確かにひとりで生活するには、多少介護が必要ではあったよ。でも、本人が意欲的に人生を生きていらっしゃったから。

脳トレは雑誌を買って真剣に取り組んでいたし、電話がかかってくる前の週には、ぼくと一緒にデイサービスの周り散歩しに行ったし。足腰は元気だからさ、緩やかな運動は全然平気だったのね。本人も意識的に頭のことも体のことも気を使っていたんだよ。だからそんなに心配はしてなかったのね。

本当に急だった。
電話があった翌日に、その方は亡くなってしまったの。

本当はもう、いつ心臓の病気が悪化してもおかしくない状態だったのかもしれない。自宅で何かあったのか、何が引き金になったのかはわからない。外見とかデイサービスでの過ごし方とかでは予測できないことだったのよ。

世の中から見渡せば、医療や介護の現場ではよくあることかも知れない。だけど直接接してきた人間にとっては、あまりにも信じがたい事実でさ。怖さも感じる。

そのおばあちゃん。近所に家族がいるんだけどね。確かヘルパーさんも訪問してたかな。

真っ先に電話したところがデイサービスだった。デイサービスに電話があってすぐさま常駐の看護師が自宅へ向かって、緊急搬送になってから家族へ連絡がいったのね。

これって、デイサービスが信頼のおける場所になってた証だと思うのよ。それだけ密接に人との人生に関わることが介護施設・看護師・介護職員ができるってことだよね。

こんなさ、こんな仕事ってなかなかないよね。

体を預けるだけでなく、
こころも預けられる場所なんだ。

亡くなってしまったことは悲しいけれど、辛いけど、
大切なことを教わったと思う。

ご冥福をお祈りします。
大切な日々をありがとうございました。

そして、一緒に働く仲間に敬意を表します。
そんな安心できる場所をつくっている、
あなたたちは素敵だ。


介護は大変。介護職はキツイ。そんなネガティブなイメージを覆したいと思っています。介護職は人間的成長ができるクリエイティブで素晴らしい仕事です。家族介護者の方も支援していけるように、この活動を応援してください!よろしくお願いいたします。