高齢者である時間はわりと長い
キャッチコピー。
もう一度しっかり勉強しようと思って。
ぼくが文章を書くきっかけになったのは、
まちがいなくキャッチコピーを学び始めて、
言葉の面白さを知ったからでさ。
知らない言葉に出会うたびにさ、
新しい世界を知ることになるんだよね。
今日はさ「暇にならないために」って話なんだけどね、
ちょっと何を話したいのか、まとまっていないんだけど、
ぼくの母親。まだ仕事を続けていて、
整膚ってマッサージを自営業でやっていてね。知り合いの高齢者宅に出向いて訪問マッサージをしているのね。それと近くの食堂で配膳の仕事もしているのよ。
74歳になるんだけど、わりと忙しくしてると思う。仕事があるって有難いことだね。仕事以外の時間は、ほとんどテレビを見て過ごしてるかな。
いとこにさ、老老介護の夫婦がいてね。
近所に住んでるから今日も様子を見に行ってきたんだけど。
おじさんがパーキンソン病でさ、なにか困りごとがあったら少しでも支えることができないかって思ってちょいちょい顔を出してる。
聞くとね、家の中に衣類だの食器だの雑貨だの、不用品がいっぱいあるんだと。捨てようにも捨てられなくて困ってるんだと。
困るわなぁ。「メリカリで売ったら」って、簡単にできる年齢じゃないし。不用品がまとまったら、介護施設に持っていってあげることにしたよ。
欲しい人いるもの。介護施設には買い物のいけなくて金銭的な余裕もない方はいるから。SDGsっていうの？持続可能でしょ。
その老老介護の夫婦はさ、おじさんはとっくに仕事を辞めていて。おばさんは専業主婦なのね。
おじさんはパーキンソンで手足が震えているからさ、ひとりで散歩に行けなくて。おばさんもおじさんの見守りのためにおじさんの側にいなくちゃならないわけ。
おじさん、軽い認知症もあるから。こないだ徘徊して警察にお世話になったし。調子は日によるみたいだけどね。
ふたりはずっと、
外出しないでマンションにいるのよね。
おじさんは、盆栽が好きだったみたいで。1畳分ぐらいマンションのベランダに鉢植えをびっしり並べて、日が暮れるまでずっと土をいじってる。
おばさんは、テレビをみたりエクセルで家計簿をつけたりしてる。それとおじさんの介護と家事のほとんど。
ふたりは、そんな生活を10数年しているのよね。
すごいなぁ。と思う。すごいなぁと思うけど、
この二人の生活と余生を垣間見て。
暇だなぁと思う？、
ゆったりとした時間で、いいなぁと思う？
どう思う？
介護は大変だよ、それはもちろんよ。
ぼくは正直、暇だなぁと感じてしまうよ。
暇ってなんだろうね。
忙しさってなんやねん。
「自分のために自分のことをする」ってことが「暇」なんじゃないかって思ってさ。
ゲームをする。本を読む。音楽を聴き動画を見る。時間を溶かす方法っていくらでもあるから、順番に消化していっても一生追いつくことはないよね。
一見忙しそうに思えるけど、自分を満たすことのためだったらさ、それは暇なんじゃないかなって思うのよ。飽きたら終了。
誰かに求められてそれに応えること。相手の欲求って無くなることはないじゃない。約1億以上の欲求が日本に存在しているわけで、その欲求に応えていったら生涯暇になることなんてないと思ったのよね。
だからさ、仕事とは別に「誰かのためになること」をひとつくらいは見つけて高齢者になったほうがいいと思ったわけ。
仕事はさ、嫌いなことでも苦手なことでもやらなくちゃいけないじゃん。雇用契約ってやつ。
そうじゃなくてさ、自分の好きなことや得意だと思うことで、自ら望んでやることで、それが誰かを喜ばせることだったり悩みを解決することだったり、不安を軽くするようなことがいいよなぁと思ってさ。
思ったよりも長いよぉー。
高齢者である時間って。
健康ね。それも大事。
健康でないと、できることが少なくなるから。
さっきね、近所の神社へ走りに行ったよ。
手を合わせてきたし。
ん？わりと日課、日課。
介護は大変。介護職はキツイ。そんなネガティブなイメージを覆したいと思っています。介護職は人間的成長ができるクリエイティブで素晴らしい仕事です。家族介護者の方も支援していけるように、この活動を応援してください！よろしくお願いいたします。