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ちょい怖でほの切ないショートショート

坂を登っていくと、赤い屋根が見えた。あぁ、あの頃と変わらない。
随分と古ぼけてしまったけれど、ここには温かな記憶が残っていた。
ふらふらと彷徨う魂は、朽ち果てた残骸の中で穏やかに微笑む。

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