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やりたいことが見つからない人へ

見つかりませんよね。そもそも、やりたいことって何なんでしょう。あのアスリートや棋士は、どうやってそこに辿り着いたんでしょう。

だって、そうでしょ。人類史上、こんなにも選択肢にあふれてる時代ってないですよ。あなたはネットで発信することもできるし、アイデア一つでクラウドファンディングして起業することもできる、地方へ移住して一から農業を学ぶことだってできる。


別に若い人に限った話じゃありません。途中でキャリアチェンジする人なんて、いっぱいいますからね。人生100年時代、仮に80まで働くとして、ざっと60年。一つのことだけをずーっとやるなんて時代は、もう終わりました。

じゃ、どうやってやりたいことを見つけるか。正解なんてありませんが、代わりにわたしの話をします。


小さい頃から書くのが好きでした。読書感想文から作文、修学旅行の思い出から卒業文集にいたるまで。書くのに苦労したって記憶はありません。むしろ楽しくってしょーがない。書き手の多くはそうでしょうが、国語の成績はずっとよかったし、賞状ももういいよってくらいもらいました。

そりゃそうです。本読むの好きだし、もっと小さい頃は母親が読んで聞かせてくれたし。ラジオでプロのおしゃべりを聴いて、父親の影響で落語も聴いて、耳も随分肥えてたでしょう。


でも、大学を卒業して「じゃ、仕事どうするよ?」ってなったとき、書くことを仕事にしようとは思いませんでした。

不思議ですね、ほとんど唯一得意なことなのに。いま思うと「自分くらいのレベルなんてゴロゴロいる、これで食べてくには・・・」と諦めてた気がします。ゴロゴロいるのは事実ですが、まぁビビってたんですね。書いて食べてくなんて、夢のまた夢だろうと。


で、しばらくバイトしてふらふらして。だけど、やっぱりつくることには興味があって、広告制作会社に入りました。

アシスタントになって、コピーライターになって。広告つくって、雑誌もつくって。脚本書くついでにプロモーションムービーの演出したりと、いろいろやらせてもらいました。そういや美術も好きだったし、映画も好きだから、こういうとこにつながるんだなぁなんて思ってました。


別の会社でWebサイトつくって、会社辞めて自分でもつくって。それまでやってこなかったSNSもやって、辿り着いたのがこのnoteです。まだまだ道半ばですが、純粋に書くことが楽しくって、読んでもらえることが嬉しくって、好きなように書いてます。

つまり、ぐるーっと遠回りして、子供のころ好きだったことに帰ってきたわけです。別にこれまでのキャリアを否定する気はありませんし、後悔もありませんが「あ、やっぱり戻ってくるんだ」って感じです。


小学生のわたしに言ってあげたいです。なんと、数十年経っても同じことやってるよって。ニヤニヤしながら、自分の文章読んでるよ。それが一応、全世界に発信されてるよって。びっくりするだろうなぁ、あんときのわたし。

あなたも思い出しませんか。音楽室のピアノ、図工室の絵具。放課後の校庭、友達と夢中になったゲーム。お母さんと焼いたクッキー、おじいちゃんとつくった竹とんぼ。どこかに、ほんとにやりたいことのヒントが転がってるかもしれません。


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いつもありがとうございます!なんかおいしいもの食べます。