細くてごつごつとした指を持っていた人の記憶。
題名だけで終わりにしてしまおうか。そう思うほど、かの方を言葉で表現することは難しい。何故なら、その人は文芸評論家であるからだ。その人柄を私の文章などで表現できるはずがない。そう思いつつ、今この記事を書いている。
私のnoteでも、その欠片は幾度か綴った。筆名の由来などでは、それなりの逸話も書いた。今回出会ったお題「忘れられない先生」を前に、一度あの先生を一記事通して表現してみようと、拙い筆を奮い立たせることにした次第である。
出逢いは、所属していた短歌同人誌(『弓弦』)発