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「経験格差」
「体験格差」そう題された本の存在を知ってから『あーわたしって子供の頃から、いろんな体験少ないわー。』と思い直しました。
ちなみに読んでいませんがその本の言いたいところは「情操が発達する段階で水泳やピアノの練習が有効である事」と金銭的な余裕が無い家庭では、子供が小さい段階で「格差」を助長するという内容であろうと勝手に解釈しますが、違っていたらごめんなさい。
さてさてそんな本の存在を知って我が家の二人の男子はどうだったと考えて何か「情操体験」をプレゼント出来たかなと思って、ちょうど先日一家が集まった機会に聞いたら二人とも水泳教室には通っていたそうでまず良かった。(近くに区の運営するプール付きの体育館もあったし)
ちなみに両親して音楽に対して積極的ではないので(クラシックやジャズが好きですが家ではほとんどかけなかった。)しかも自身楽器は何も弾けないし弾けない事に引け目もないので、無理に子供にピアノを習わせるのも可哀想と思っていたので運動ばかりです。
というかこういう「選べる親」は、すでにしてこの本の範疇からは外れていて「選べない事」を言っているのだと思うので、これぐらにしますが、長男には小さい頃から造形教室に通ったり絵画教室に通っていたので、ある意味「ふつうじゃない」わけで、その結果美術大学に進学したし、就職もアパレル産業だったりと、いい意味で「ふつうじゃない」と思います。
次男はずっと運動部を続けていて今はゴルフにハマっているそうです。
そんな「家庭の自慢につながる話」はさておいて、わたしがデザイナーになったのは、まったくそういう「気配」も「基盤」もないところから忽然と「やる気」になったので、「やる人はどんなところからでも芽がでる」というのがわたしなりの結論です。統計と個性は別です。
秋田道夫
2024年5月22日
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