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今まで書いたことばのコラムまとめ2023

中日新聞教育面で月1連載中のコラム「校閲記者のほぉ~ワード」。思わず「ほぉ~」と言ってしまうような言葉の話題を取り上げています。

2023年の記事をまとめました。中日新聞Webにて無料でお読みいただけます。登録も不要ですのでぜひリンクからどうぞ!👇


「着陸体勢」「着陸態勢」どっちを使う? 新聞の漢字

「着陸体勢」から「着陸態勢」へ。中日新聞が準拠する共同通信社発行の『記者ハンドブック』では2022年から表記が変更になりました。用語が改められる背景を、共同通信社の用語担当者へのロングインタビューからたどります。(1月15日付=以下、中日新聞紙面での掲載日)

「空揚げ→唐揚げ」 新聞用語のバイブル『記者ハンドブック』改訂の背景とは 共同通信校閲部に聞く


「サッカー」じゃ通じない? アメリカ英語とイギリス英語「フットボール」の違いは

「フットボール」が指すものは、実は英国と米国で違います。米国だと「サッカー」ではなく、同国で大人気のあの競技のことに。(2月12日付)


コーヒーを漢字で「珈琲」と書くのはなぜ?

「珈」と「琲」。コーヒー以外ではまず見ないこの難しい漢字。この字がそれぞれ意味するものとは……?(3月12日付)


振り仮名のことを「ルビ」と呼ぶ理由は…

「ルビを振る」。私たちも仕事でよく使う言葉ですが、そもそも「ルビ」って何のこと? 実はよく知られた英単語が転じたものなのです。(4月21日付)


どう読む?「餃子」

「チャオズ」と読めば『ドラゴンボール』のキャラクターにもなりますね。では「ギョーザ」と読み方が二つに分かれるのはなぜでしょう。(5月19日付)


母は2度あうが父はゼロなのは? ○○も変化する!

「母は2度あうけれど、父は一度もあわないもの」とは? 室町時代のなぞなぞから、当時の国語が浮かび上がってくるのです。(6月16日付)


ドーム→???→巨蛋

「名古屋巨蛋前矢田」。「ナゴヤドーム前矢田」駅の電光掲示板の表記ですが、「ドーム」と「巨蛋」に何の関係があるのでしょうか。(7月21日付)


「ヘリコプター」の切れ目、実は…? 妙にしっくりくる〝2拍〟の話

いや「ヘリ/コプター」じゃないの!? 違うんです。「プロ」「ビル」など、私たちは無意識に2拍のリズムを刻みがちなんですね。(8月18日付)


長野・南木曽町の地名「読書」の由来 名前に込められた願いとは

大きな桃介橋でも知られる、長野県南木曽町にある地名「読書」。「どくしょ」ではなく「よみかき」と名付けられた理由とは?(9月15日付)


【目で見る方言】小学校のちょっと長めの休み時間、何て呼ぶ?そもそも「放課」っていつのこと? 

今年もやりました方言アンケート。今回は「小学校で2時間目と3時間目の間にある、20分程度の休み時間を何と呼ぶか」。ずいぶんと県ごとに割れました。愛知で多数派だった「放課」という語の歴史も掘り下げます。(10月20日付)


「いなせ」「とどのつまり」 二つに共通する生き物とは

「いなせだねぇ」。漢字にするなら「鯔背」です。「鯔」ってどんな魚でしょう? 江戸っ子たちは魚にまつわるさまざまな言い回しを生み出しています。(11月17日付)


ウサギを数えるときに使うのは…「羽」?「匹」?

ウサギは「匹」だけではなく「羽」でも数えます。明治時代のお触れで使われたこともあるんです。うさぎ年もあとわずか。よいお年をお迎えください。(12月15日付)


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