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(90dB以上または同程度対象)特別児童扶養手当

皆さんこんにちは!
岩尾です。

今日は、助成金のご紹介です。
もらえる人は限られてしまいますが、このような情報を行政側から教えてもらったことがないので、もしかしたら知らない方もいるかもしれないと思いましてご紹介です。
僕はしばらく知りませんでした。

障がいの程度、家族の所得にはよりますが、20歳未満の児童について、特別児童扶養手当というものが受けられます。

重度障がい児(1級)一人につき、53,700円/月額
中度障がい児(2級)一人につき、35,760円/月額

(金額は毎年見直されます。上記は、2023年4月現在の金額です)

これは大きいですよね!

この1級とか2級というのは、障がい者手帳の級とは違います
別途、基準が設けられています


【概要】


国の制度です。
申請は各市町村に申請します。
子育て支援課、こども育成課といった名称の部署です。
参考までに福岡県の案内ページを載せておきますが、お住いの県のホームページなどで再度確認されてください。


【申請手順】


①市町村の窓口に行って、必要書類をもらう
◆必要書類
・戸籍謄本(1ヶ月以内に発行されたもの)
※戸籍謄本をもらうにはお金がかかりますが、窓口(子育て支援課やこども育成課)で、無料でもらえる申請用紙をもらえます。
それを持って、区役所、市役所などで戸籍謄本をもらいます。
最近はコンビニでも取れますが、その場合、無料になるかは不明です。
窓口で確認してください。

・所定様式の診断書
窓口(子育て支援課やこども育成課)でもらった診断書を、医師に書いてもらいます。
療育センターに耳鼻科の先生がいるなら書いてもらえると思います。
また、聴力検査結果も記入するため、個別療育などで、STさんに事前に聴力検査をお願いする必要があります。
※ただし、期限内の障害者手帳で、手帳に記載されている級によって、明らかに該当されると判断できる場合は、省略できます。
つまり、難聴に関しては、障害者手帳3級以上なら診断は必要ありません。

・その他
身元確認書(免許証)
障がい者手帳
預金通帳(請求者名義:所得の高い方)
印鑑
マイナンバーも必要みたいですけど、ちょっと前までは、今はないと言えば大丈夫でした。もう必須になっているかもしれません。

②診断書が必要な場合は、聴力検査・専門医の診断を受ける
療育センターなら、まず聴力検査を担当STさんに依頼。
聴力検査後、耳鼻科の先生の診断を受ける。
療育センター内なら、診断と言っても書類を書いてもらうぐらいです。

③戸籍謄本を取る

④必要書類を揃えて、窓口(子育て支援課やこども育成課)に提出に行く

⑤認定書が届くのを待つ
長くて3ヶ月かかると言われました。
僕の場合、2ヶ月弱かかりました。

⑥入金を待つ
年に3回、4ヶ月分ずつ入金される方式です。


【認定基準】


認定基準は以下です。

1級:両耳の聴力レベルが100デシベル以上のもの
2級:
・両耳の聴力レベルが90デシベル以上のもの
・もしくは、身体の機能の障害が前各号と同程度以上と認められる状態であって、日常生活が著しい制限を受けるか、又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの

詳しくは以下のP4をご覧ください↓
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/life/681613_61707857_misc.pdf

難聴に関して言えば、3級あれば必ず通ります。
関係者の話によると、4級も通ると言われていますが、4級の場合は、発達状態と併せて申請することが多いようです。
なので、発達検査もする必要がでてくるかもしれません。
手帳は4級でも、聴力検査結果が90dB以上なら間違いなく通ります。
うちは今は3級ですが、この申請時は4級で、聴力検査結果は90dB以上でした。発達検査はせずに通っています。

4級の場合、2年後ぐらいに再度診断書を出して更新するといった手続きが必要になります。
3級以上の場合は、再診断は必要ありません。
ただし、3級以上でも、手帳の再診断がある場合は、更新手続きがあるかもしれません。ここは個別にお尋ねください。

おそらく、分厚い福祉ガイドブックのようなものには掲載されているんじゃないかと思いますが、これをもらうのは子どもが難聴と診断されてすぐの頃です。
その頃になかなか細部まで読めませんし、把握できません。
大事なことは直接伝える機会を作ってほしいですね。

お読みいただきありがとうございます!
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