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おいでよ西伊豆〜ふるさとと言いたくなる街の魅力3選〜

旅行が好きです。

その土地ならではの美味しいものを食べたり、古くからある建築物に風情を感じたり。時には普段ではあまり見られない美しい景色に巡りあったり、一期一会の出会いに心があたたかくなることもあるのではないでしょうか。

今回は、生まれたわけでも育ったわけでもないけど、大好きなスポット「西伊豆」の魅力についてたんまりと語らせてください。

それでは、旅行した気分でいってみよー!

1.自然がいっぱい!絶景をみたいなら「堂ヶ島」に行ってみよう

西伊豆は自然が豊かです。温泉や海水浴場のある「土肥」や、夕日が美しく観られる「黄金崎」などなど紹介したいところはたくさんあるのですが、西伊豆屈指の景勝地「堂ヶ島」は知らない人も多いのではないでしょうか。

紺碧の海に、美しく折り重なる白い火山灰層。その景色の美しさは「伊豆の松島」とも称えられるほど。来るたび違う表情を見せるこの島は、何から勧めようか悩んでしまうくらい魅力たっぷりなのですが、中でもオススメなのは遊覧船やクルージングで巡る「天窓洞」です。

まず、船に乗って悠々と堂ヶ島をまわれる時点で最高じゃないですか?潮の香りを感じながら、大海原を船で駆けていく爽快感よ。手が届いてしまうのではないかと不安になるくらいすれすれの地層を横切るスリルよ。いや、どう考えたって旅行のQOL爆上がりでしょ。

極めつけは、暗い洞窟の先に待っている景色。天井が丸く抜け落ちた天窓から注ぎ込まれる光が海面を照らします。「青の洞窟」という異名を持つだけあって、絶景度は随一のものです。

ただ、私が暮らしていた夏季の期間でも結構な欠航率(ダジャレじゃないよ)だったので、乗れたらラッキー程度に思っていてください。

そして、もう一つ抑えておきたいのが三四郎島。「海が割れる」と表現されることもあるトンボロ現象を見られる数少ないスポットです。

トンボロ現象とは、ふだんは海で隔てられた陸地と島が、干潮時のみ、隔てていた海底(砂州や瀬)が現れつながることです

よく分からない道を通って、となりのトトロに出てきそうな坂を下っていくと、待ち構えているのは大小の踏み場のなさそうな石です。

つ、伝わらねぇ。とにもかくにもバランス感覚のなさと、お気に入りのサンダルで行ったことを後悔する体験をしたのに、お見せできるような写真がありませんでした。今もお腹の肉をつねりながらこのnoteを書いているのでお許しください。

3年前に行った時には、干潮に伴い取り残された海の生物とも遭遇できました。普段ではなかなか出来ない体験に、年齢を忘れて興奮したのを覚えています。海水もすごく綺麗でよかったな〜!

トンボロ現象は干潮の前後1時間ほどしか見られないので、行く時は干潮時刻を調べるのをお忘れなく◎

2.黄金色の空!日本一の夕陽をながめたあとは温泉で旅の疲れを癒そう

「あ〜〜やってらんねえな〜〜」って時、生きているとありませんか?忙しさに心を摩耗する日々を過ごしてきたけどもう嫌だ帰りたい!
そんなあなたに見てもらいたいのが、日本一としても名高い西伊豆の夕陽です。

綺麗ですよね〜。なんとなくまた明日から頑張るかって気にもなっちゃいますよね〜。西伊豆には、日本の夕陽百選にも認定されている大田子海岸をはじめ多くの撮影ポイントが存在しています。素人でもこんな素敵な写真が撮れてしまうのだから来ない理由がありません。

特にマジックアワーと呼ばれる日没30分前から見られる時間帯は、空がグラデーションのようになっていて、一層美しいです。オレンジ色に染まる海面や、漁船の影まで愛おしく思えてくることでしょう。

日の出もまた日の入りとは違った良さがあって好きです。静まりかえった町を抜け、等間隔で押し寄せる波音を聞きながら砂浜でたそがれるのってなんとなく趣がありますよね。

青みがかっていた空に少しずつ明るさが取り戻されていくのを見ると、また新しい1日が始まるんだな〜と月並みなことを考えたものです。

話を戻します。夕陽が駿河湾に落ちていく姿を堪能したあとは、旅の疲れを癒しに温泉にでも浸かりにいきましょう。…そうなんです。こんな辺鄙な土地にも温泉はあるのです。旅の醍醐味と言っても言っても過言ではない温泉が、なんと西伊豆でも味わえちゃうなんて…!!!

疲れた身体に温かいお風呂がよく沁みます。仕事終わりのビールくらい癒されるのに、露天風呂の気持ち良さといったら、そりゃあもう格別ですよね。季節や時間、天候で楽しみ方が変わってくるのも魅力の一つ。浸かりすぎてのぼせないようにだけ気をつけてくださいね。

3.食い倒れ上等!美味しいご飯にスイーツ、お土産まで楽しみ尽くそう

実は、静岡県は食の宝庫です。生産される農林水産物の数は全国トップクラスを誇り、農林水産大臣賞の受賞数も常に上位を占めるなど、数・質ともに食の宝庫、いわば「グルメ王国」。

そんな静岡県で是非食べてほしい品たちを西伊豆メインでご紹介していこうと思います。

①堂ヶ島「堂ヶ島食堂」

俺のぶっかけ丼。もう見ただけでよだれが出てきちゃいそうな漁師飯。お味も想像通り美味しい!大きなどんぶりに載って運ばれてくるのでかなり驚くことだと思います。女性の皆さんは小サイズがオススメ。堂ヶ島はところてんの産地としても有名なので、こちらのお店ではところてん食べ放題のサービスも実施されていました。

②堂ヶ島「喜久屋食堂」

餃子メインの写真になっていますが、画面奥にあるのが知る人ぞ知る「海賊焼き」です。イカスミを使った黒い麺には、イカやタコが見え隠れしています。ギョッとする見た目だけど意外とイケるかも!いかにもB級グルm…平成24年度むらおこし特産品コンテストでグランプリに輝く実力はただものではありませんでした。

喜久屋食堂さんに来たら、西伊豆の名産「塩かつお」を使った特製のうどんも外せません。鰹節だけではなく焼いたカツオの身まで!なんて贅沢なんでしょう。これでもかと降りかかっている海苔やネギをうどんと混ぜていただきます。ん〜!ほどよく塩気が効いていて美味しい!さっぱりしてるものが食べたい時にオススメ◎

③土肥「割烹 玉しげ」

土肥といえば、個人的に好きなのがこちらのお店です。こちらは私の好きな鯛丼。ぷりぷりとした身が食欲をそそります。しかも、丼にはお吸い物とお新香までついてくるので良心的。割烹というだけあってお食事のレベルが高い気がしました。土肥に遊びに来た際は是非立ち寄ってみてください。

④静岡「さわやか」

レディィィィィスエンジェントルメェェェン!
お待たせしました。忘れてはいけない静岡のソウルフード「さわやか」のげんこつハンバーグ。もうね、これを食べないと帰れない身体になってしまいました。一口食べた瞬間、肉が「おかえり」と微笑むのです。原点にして頂点。レジェンドオブ肉。肉好きにはたまらない一品です。

⑤沼津「沼津深海プリン工房」

小さな港町にインスタ映え必至のスイーツが誕生しました。日本唯一の深海魚水族館がある沼津で町おこしの意味合いを持つ深海プリン。美味しいのはもちろんですが、紺碧の美しさに心奪われるのも相まって応援したくなります。こちらはお取り寄せもできるので、おうち時間のお供にしてみてはいかがでしょうか。


⑥間瀬「伊豆逢初」

静岡県といえば定番のお土産はうなぎパイですが、個人的マストバイお土産がこちら。源頼朝と北条政子の恋の物語、伊豆山の「逢初橋」にちなんで名付けられた和菓子です。ポスト通りもん。白あんのなめらかで甘美な味わいがたまらない!銘菓「伊豆の踊り子」と同じ和菓子屋さんから発売されているので是非一度食べてみてください。

写真はあたみニュース様からお借りしました。


おわりに

最後まで読んでくださりありがとうございました。いかがでしたか。西伊豆の魅力や旅行の楽しさが少しでも伝わったでしょうか。

私の大好きな場所を知ってほしい!という純粋な思いで書き始めましたが、書き終わってみて改めて感じたのは、この土地が好きだということ。また、それ以上にふつふつと湧き上がる「来てほしい」という想いには初めて気づかされました。

もう私は旅館で働く身でも、実際にそこで生活をしている身でもありません。でも、許されるなら、日常を忘れ、絶景に心奪われ、美味しい食事にお腹が満たされ、日々の疲れを吹き飛ばして、明日から頑張る活力を手に入れて帰る皆さんの笑顔を見たい。

また好きに旅行できるようになったら、西伊豆に遊びにきませんか。自粛期間の今、このnoteが少しでも心のリフレッシュに繋がったら幸いです。

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