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マナーを守らなければ、麻雀は最高に楽しい

あぁ、世の中、マナーだらけ。麻雀の対局中のマナーを守りましょうと散々 note を書いていたものの、もともと私はマナー人間だったっけ?と客観的に考えて、逆のことも書いてみようと思います。

楽しかった頃の麻雀を思い出す

きっかけは、YouTubeの麻雀チャンネルである「肥え×だめ」さんの「麻雀カッコイイシリーズ」です。私が考える楽しい麻雀というのは、言わば大学生ノリのようなワイワイガヤガヤしたものだったと思い出させてくれた動画です。それはマナーという観点とは次元の違う麻雀になります。

▼YouTubeの「麻雀カッコイイシリーズ」。肥え×さんの note もありましたので一緒にご紹介します。

学生の頃に打っていた麻雀は、学校近くの友達の家(雀荘〇〇(ともだちの名前)と言われていた)に何人も転がり込んで、手積みで超低レートの麻雀を打ち合っていました。この雀荘は1卓しかないですが、ゲーム代もかからず、常に満卓です。卓待ちの ”客” は、漫画を読んだり、プレステをやったりして、思い思いに過ごしていました。”2着とラス抜け” のようなルールで入れ替わります。

友達の家での仲間内の麻雀なので、マナーなんてありません。好き好きにテンション高めにしょうもないことを言い合いながら打ち合うのです。学生の頃の麻雀は純粋に楽しかったです(遠い目)。

なぜ楽しかったのか?

なぜ楽しかった思い出だったのだろうと今夜も湯舟に浸かりながら考えていました。それは恐らくお互いに気を使わない関係性の中、麻雀に集中できたり、好き勝手なことを言いながら打ち合ったりして、まさに肥え×だめさんの動画のような麻雀だったように思いました。

この「気を使わない関係性」というのが、マナーフリー(マナーを意識しない)状態だと思います。マナーとは関係性の薄い他人への配慮なのです。この ”雀荘” には仲間内しかいませんので、配慮すべき他人がいません。

マナーを意識せざるを得ない

このような ”恵まれた環境” で麻雀を打っていると、他人を気遣う意識が低下していきます。ひとたび他人がいる状態で同じような麻雀を打とうとすれば、セットであっても「もう少しお静かに」と注意されてしまいます(社会人になってからもありましたが…)。仲間内の関係性を優先して、相対的に他人への配慮をなくしてしまっているのです。

他人が嫌な思いをしないようにするたしなみとしてのマナーは、そもそもお互いに嫌な思いをしなければ、そんなの関係ない話。誤解を恐れずに言えば、マナーとは、他人のルールの押し付けなので「自分らしく生きる」のであれば、マナーに縛られないで良いのかも知れません。

すなわち、もともとお互い嫌な思いをしない「気を使わない関係性」の中にはマナーは存在しないということになるのでしょう。しかし、大人になるにつれ、いろいろな関係性が生まれる中で、たとえ知らない相手であっても、相手が嫌な思いをしないようにいつのまにかマナー人間になって生きている自分自身に気付きます。もう他人の歩きタバコなんて許せない私。

マナーからお作法へ

マナーとは他人が気分を害する事項を予め排除して行動することでしょうが、そもそも麻雀って遵守すべきマナーが多いのではないでしょうかね。少し長考しちゃったら「すいません」って言うようなマナーって線引きが曖昧で、他人からしてみれば、配慮されていない腹立たしさからトラブルになりやすいのでしょうね。

ただいつの間にか染み付いたマナーは、既にお作法になっているように思います。例えば、捨て牌は6牌ずつ並べるとか、山牌を少し前に押し出すとか、6-5-6で牌を少しずらしておくとか、もう当たり前過ぎて、他人への配慮という意識を超えてお作法へ昇華しているような気がします。麻雀は茶道のように ”どう”の世界「麻雀道」なのかも知れません。

昔には戻れない

自宅に全自動卓や麻雀部屋を所有しているような方もいらっしゃるでしょうが、本当にうらやましい。そういう方はどんな仲間内でどんな麻雀を打っているのでしょう。たまにはダイエット中のチートデイのように、学生の頃のようなマナーに開放された麻雀を久しぶりにやってみたいものです。

雀荘でも ”マナーフリーデー” とかないのでしょうかね(かなり荒れそうな予感もしますが)。すっかりマナーが染み付いた私は、遠くから傍観して、もはや怖くて立ち寄れないかも知れませんね(日常からそういう雀荘も多いでしょうが・・・結局、客層なのね)。

さいごに

最後に肥え×だめさんの動画の中から大好きな1本「【麻雀】カッコイイロンアガり」を以下にご紹介します。楽しそう。

おしまい


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