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「終活」で考えておきたい5つのこと

「終活」の第一歩は「人生の棚卸し」からはじまります。

「人生の棚卸し」に必要なこととは?

①「人生の棚卸し」とは

「人生の棚卸し」とは、

これまでの人生を振り返り、これからの人生をどのように過ごしたいのか

をまとめることです。

②これまでの人生を振り返る

よしむら行政書士事務所がおすすめする「これまでの人生を振り返る」とは、生まれてからの人生史をまとめることではありません。

もちろん、それはとても大切なことではあります。

実際に市販されているエンディングノートにはそういった項目が見られます。

いくつかの商品を見ていますが、私には書けません・・・。

あんなに何ページも・・・。

なので、私が考える「人生を振り返る」とは、正確な「現状把握」です。

では、何を把握しておくべきなのでしょうか?

少なくとも以下についてはまとめておくべきでしょう。

・基本情報(氏名、生年月日、住所、本籍地、家族構成など)

・健康状態(通院歴、服薬、健診結果、かかりつけ医など)

・財産状況(預貯金、不動産、有価証券、保険など)

・遺言書作成の有無

②これからの人生に対する希望・願い

「現状把握」の次は「これからの人生に対する希望や願い」をまとめましょう。

・医療や介護に対する希望

・認知症など自分の意思表示ができなくなった時にどうしたいのか

・遺言書がまだないのであれば、遺していく財産についての希望

・葬儀やお墓についての希望

③エンディングノートの活用法

現在、「人生の棚卸し」に特化した「人生の棚卸しノート」を作成しています。

「終活」に必要最低限な項目に絞ったノートを考えています。

遠くない将来にお披露目できれば、と思っています。

ここからは、市販されている「エンディングノート」の活用法を伝授します。

・すべて書かなくてもOK

私が紹介しました②③の内容は市販のエンディングノートにもあります。

そのページだけでも書いてみてください。

・子どもからは聞きにくいだろうな、を書く

子ども世代から親世代に聞きにくいと思われることを書いておくといいと思います。

例えば、

・保険証の置き場所

・どこの金融機関に口座を持っているか

などなど。

あ、金融財産の金額や通帳、印鑑の在処まで教えるかどうかかご自身でご判断ください。

私はそこまではおすすめしませんが。

④気をつけること

「人生の棚卸し」をするだけで終わらせないでください。

「人生棚卸し」では、「現状把握」と「これからの希望」をハッキリさせただけです。

・「現状把握」から「断捨離」へ

・「これからの希望」を成し遂げるために「任意後見」「遺言書」「亡くなった後の手続き」を考える

ここも大きなポイントです!

「人生の棚卸し」や「エンディングノート」には法的な効力がありません。

つまり、遺言書の代わりにはならないので注意してください。

⑤まとめ

・まずは、正確な「現状把握」から

・これからや亡くなった後の希望をまとめる

・市販のエンディングノートの場合、がんばって全ページ書かなくてもOK

・「人生の棚卸し」「エンディングノート」で終わらない

「エンディングノート」書いたよ、で終わらせているならもったいない!

「終活」完成に向けてもう一歩踏み出してみませんか?


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