古典文学へのいざない
こちらのページは『万葉集』『古事記』ときには近世の文学なども紐解いて、「古典文学」を鑑賞し、その味わい方や奥深いところにある意味などを知っていただこう…というページです。
研究者の岡田高志先生をお招きして読み解いていただきます。
今年は大津皇子について色々勉強する予定です。
また詳細をお知らせしますので、ぜひご一緒に学びをともにしてくださいね(^o^)
ところでなぜ今文学なのでしょう?
世の中にはすぐに利益になることが溢れていて、大学でも文学部というのは減少傾向にあるといいます。
でも利益優先するあまりになにやら大事なことを見落としがちで、結局きゅうくつな世の中になってしまった…ということを感じることも多々あります。
人の心を種として生まれてきた文学は、私達が生きる現実世界とはまた違う「世界」です。
そこは人間の想像が作る世界です。
そこを構成しているのは「言葉」です。
日本では昔から「言霊」ということを信じていました。
言霊とは、文字通り言葉に魂が宿ること。
口から発せられた言葉には霊力があるので実現するのです。
つまり言葉で編んだ文学世界とは、架空ではなく実際にこの世に存在するのです。
自分が新しい世界を構築する構成要員だとしたら…
どの言葉もおろそかにせず、丹念に言葉を選んで紡ぐことでしょう。
そうやって生まれてきたのが、今のこる文学作品なのです。
魂が宿る、もうひとつの世界なのですから、残るわけですね。
偉大な先人が残してくれた世界を、知らないで終わるのはもったいないことです。
ぜひ色々見て読んで学んで、先人たちの言葉を取り戻したいと思います。
これからしばらくの間、大伴家持について語ります。
彼が手掛けた作品はどこにあるのか?
それは『万葉集」です。
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