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詩 「秋の部:恋の詩」

題名:お日様に恋した少女の詩

風が冷たいと感じると
決まってあなたを思い出す
柔らかく、優しく私を照らす
あなたは私の暖かい光

鮮やかに、秋に色づく黄色い想い
あなたを想ってこぼれ落ちるのは
跳ねるこころを模したかたち
揺れて、散って、舞って、積もる

あの子のように、体を揺らして
「すき」と素直に言えないし
その子のように、強い想いを
綺麗に紅く燃やせない

あなたの寿命と比べたら
私なんて小さな灯火
それでも私は切に願うの
あなたがこの先長い時を
どうか幸せに過ごせますようにと


( 南公園在住 / 103歳女 / PN: 銀の杏 )


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