【日記】「最後にドライブに行きましょう」

3月24日 晴天。暑い。

今日は今年度の職場のメンバーが全員揃う唯一の日。
新しい挑戦に向かうこととなった同僚に、贈り物を渡す。
その同僚からは、スティーブ・ジョブズの有名な言葉をもじって「Stay proud , Stay  foolish」という言葉があった。
そして「見栄を張り、見得を切る」という言葉も。
今の職場の一員であることに誇りをもっているし、これからも馬鹿をしていきたい。 
場所が離れてもきっと繋がっていると思う。
別れの季節だ。

昼休みに、妻に同僚と撮った写真とともに、無意識に「かなしいなあ」と送った
そうか、自分はかなしいんだなと改めて気づく。
元々わかっているつもりだったが、改めて気づいた気がした。
人はこうやって生きていく。
誰かと繋がり、離れ、誰かと話し、自分の気持ちに気づく。
人は、というのは主語が大きすぎるかもしれない。
少なくとも僕は、他人がいることで自分と向き合って生きている。

夜は送別会。
コロナ禍で久しく忘れていた職場の飲み会。
ようやく開催された会がお別れの会というのも少し寂しいけれど、みんな本当に楽しそうだった。 

新しい地へ旅立つ同僚は、ふたまわりほど年が離れているが、二人とも音楽が好きであり、車が好きであり、本が好きであり、信頼できる職場の仲間であると同時に友達だった。
「最後にドライブに行きましょう」と、酔った友達に声をかけ、シラフの僕が友達の家まで車で送る。
道中、友達用のプレイリストを流す。
ボブ・ディランの『時代は変る』が流れ、ジミヘンが続いた。

友達の家で奥さんも含め3人で楽しい時間を過ごした。
僕はこの友達夫婦が好きだ。
今回の挑戦を、笑いながら当然のように支えていく雰囲気も本当に素敵だった。

一人の帰り道、彼の好きなジミヘンが流れる。
わけもなく車を走らせたくなり、少し遠回りをして帰った。

次に会うとき、大きくなった僕を見せられるだろうか。
その時は 流石 と言ってほしい。

どうかお元気で。
必ずまた会いましょう。
いつかまた、どこかで。


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