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書き手のコミュニティ「はとば」を始めて1ヶ月

ライターをしている人とこれからライターになりたい人とで、コミュニティを作った。名を「はとば」という。メンバーは、私を含めて6名。活動を始めてから約1ヶ月経ち、全員がすでに1本以上の原稿を完成させたので、いったんここで整理してみる。まずは成果物を。

大河内さん。初めて書いた取材記事とは思えないクオリティだ。もうすでに、いつでもライターとしてお仕事を請けられるはず。

akiさん。「アラフィフでライター修行始めました」とご本人。何気ない場面だが、書くことと反応を得ることのよろこびが生き生きと表現されていて素敵だと思った。記事内にある、取材記事のリンクもぜひ。

主に、取材記事を書いている。まずはメディア掲載(または仕事の幅を広げていくこと)を目指して、各自がどんどん取材し、原稿を進めている。

書き手でコミュニティを作る

1〜2人と思っていたが結果的に5人に🤔

なぜ始めたか

「ライターの職能って何だろう?」と考えることが増えた。書き起こしや簡単なまとめ記事ならAIにやらせればいいし、決して文章を書くことだけが仕事でもない。すなわち、日頃からアンテナを張り巡らせ、社会から求められる情報を感知すること。メディア、現場、当事者、専門家といった多様な人々と交流し、「弱い紐帯」をつなぐこと。書くための生活リズムやコンディションを整えること。書いたものへの反応を受け止め、次への活力に変えること、などなど。

それらをグループで整理し、磨き上げていけたら、書き手としてもっとレベルアップできるのではないか?という課題意識からスタートした。そして、モチベーションとメンバー内の多様性を重視して集まってもらったメンバーと、コミュニティを作った。一応、2021年3月まで。やるからには、絶対にモノにしたい。

目的
“それぞれが書き手としてのクオリティを高め合う”

重視していること
・まず実践から学ぶ
・書いている人が素晴らしいという文化
・方法よりも、姿勢や体感を染み込ませる
・心理的安全性、エンパワメントし合える人間関係

やっていること
・クローズドのSlackが毎日ゆるく動いている状態
・一人ひとりがそれぞれの原稿を書き、コメントし合う
・週2回のMTGで顔を合わせ、原稿をブラッシュアップしたり、雑談したり
(雑談から新しい原稿案が生まれてくることも)
・すでに取材に慣れているメンバーから、取材原稿のまとめ方をシェア
・企画書を作り、取材依頼をし、一緒に取材に出向く(リアルもオンラインも)

締切を作り、実際に取材をして、各自がどんどん書いていく。途中で迷ったらメンバーに共有して、「ここが明確になるといいかも」「あんな視点もあるのでは」といった声をもらい、また進んでいく。

そのプロセスの中で気づいたポイントは別のチャンネルで蓄積し、折を見てまとめてメンバーに展開している。

思っていた以上の収穫があった

感じていること

書くことのよろこびを改めて感じている。原稿を見ながら、みんなでああだこうだ言い合う。そのことによって、自分にはなかった視点を発見できたり、自分の内に新しい発想が生まれてきたりして、原稿がより豊かになっていく。仕事にもっとポジティブに向かっていける。始める前に思っていた以上の収穫がある。

そもそも自分はなぜ書くのか。退っ引きならない理由、切実さ、衝動は自分にとって何なのか。どんな技術を体得してきたのか。それらに立ち返り、より良い仕事をしていきたい。

ちなみに、名前の由来

「はとば」は、エリック・ホッファー『波止場日記――労働と思索』から。
・ホッファーにとっての「波止場」とその時期の思索のような場
・波を遮りつつも開かれた空間(立ち向かいつつ、飲み込まれない)
・「荷」を積み降す(生きづらさを吐き出せる)場所
・「ことば」「言葉」の音感がある

【お知らせ】

メディアの方へ
各メンバーへのお仕事募集中です。興味を持ってくださった方や新しい書き手を探している方、いきなりご依頼でなくてもまずは相談ベースで構いませんので、お気軽にご連絡ください。

「はとば」への取材も受け付けています。

「はとば」に参加してみたいと思ってくださった方へ
今はメンバー募集はしていませんが、興味のある方はご連絡いただければと思います。何らかのかたちでつながりを持っていきたいです。よろしくお願いします。

フリーライター 遠藤光太
メール kotart90@gmail.com
TwitterのDMもどうぞ こー / Endo Kota
自己紹介と実績👉


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