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こんにちは。Kotaroです。
今日は少しヘビーな話題に。

今日のテーマは、「現代日本の倫理喪失の根源はどこから来たのか?」です。

現代日本における倫理・道徳喪失の歴史的背景を考えてみます。

1960年代まで遡りアメリカのカルチャーを見てみると、
「カウンターカルチャー」(対抗文化)と呼ばれる既存の価値観、
主流文化へ反抗するムーブメントが起きた。

ヒッピーたちがカウンターカルチャーを担う代名詞だと言われる。

カウンターカルチャーを作り出した背景には様々あったと思うが、
共産主義者たちのアメリカ文化浸食があったと考えられる。

特に近年、ソ連を中心とした共産主義者たちが、
いかにしてアメリカ社会に工作を仕掛け、
浸透してきたかが明らかになっているようです。

共産主義というと、国家の政治体制への暴力革命を連想するが、
もう一方で文化への浸食を通じた共産主義の浸透という大きな流れがあるのだ。

マルクスの「共産党宣言」に、「ブルジョアと家族は資本主義の消滅と共に消滅する」と言い、「家族制度廃止」を主張している。

家族制度廃止に向かい、教育、メディア、芸術など各方面から伝統的価値観、キリスト教文化を攻撃したのだ。

「家族の廃止」ですよ。ピンときますか?
家族の廃止をおおまじめに主張する思想とは何なのだ?


【戦争よりもセックスを】

1960年代のアメリカでは、このカウンターカルチャームーブメントの一つとして、「フリーセックス」思想が拡散され、「セクシュアル・レボリューション」性革命が流行した。
アメリカの若者、ヒッピーたちに、「戦争よりもセックスを」「セックスとドラッグ」を強調した。思想的バックグラウンドにフロイトの性理論、ライヒ、ルカーチ、グラムシなどがいる。

共産主義の西洋社会への工作として「3S政策」が知られている。
「セックス」「スクリーン」「スポーツ」である。フリーセックスを蔓延させ、ポルノを拡げ、スポーツ観戦に集中させることで文化を低俗化させ、西洋社会を内部から崩壊するように仕向けた。

このアメリカの文化潮流が日本でも遅れて流行する。
日本の文化は、よく知られているようにアメリカンカルチャーの後追いが多い。

日本でもこの流れが1970年代から80年代にやってきて、見合い結婚の減少、自由恋愛の増加、フリーセックス思想が蔓延するようになり既存の倫理道徳の崩壊へとつながったのだ。

そして現代日本では、少子化はもちろんのこと、未婚率、離婚率の上昇、不倫の社会的蔓延など家庭を崩壊させ、人間を孤立させ、個人化するための倫理喪失が著しい。


【巧妙に浸透する文化的共産主義】

マルクス主義・共産主義者は非常に賢い。

政治体制を暴力革命で転覆するのが困難であると見ると、西洋社会の価値観の根本であるキリスト教の文化・価値観を混乱させ崩壊させれば、自ずと社会は崩壊に向かうことを知っていた。おおかた100年以上の歳月をかけて西洋社会の文化破壊が進んだのだ。

このように見てみると、倫理・道徳の喪失は日本だけの問題じゃないことが分かる。

自由民主主義のリーダーであるアメリカが現在も危機に瀕している。中国共産党の問題が喧伝されるが、実は敵は外敵だけではない。敵は内側から知らず知らずのうちに文化として入りこんでいるのだ。敵は文化の中に入り込むが、結果として倫理・道徳の喪失として現れる。

このようなフリーセックス思想によって影響を受けた日本人が現在の我々である。

「貞操観念」などという言葉は古い価値観の代表である。しかし古い価値観だとか、新しい時代の新しい価値観だとか言われているものが、共産主義というイデオロギーによる悪意を持った意図的な価値観の破壊だとしたらどうだろうか?

科学と銘打ち、伝統的価値を破壊するための悪意あるイデオロギーが入り込んでいるとするとどうだろうか?

家庭の破壊、男女の分断、親子の分断が意図的に悪意を持って誘導されているとすればどうだろうか?

恐ろしく巧妙に人間の深層心理の中に深く入り込んでいるのだ。
これは教育を通して、メディアを通して、芸術を通して入り込んできた。

教育、メディア、芸術の中に浸透されると、人は自分の価値観、思想に多大な影響を受けていることに気づかない。

教育、メディア、芸術に人間が大きな影響を受けることは理解できるが、それらの中に意図的な悪意があるとなると、これは問題だ。

人間は無意識の内にただ普通に生活しているだけで、「家族の廃止」をターゲットとした悪意あるプロパガンダにさらされながら「洗脳」されていると言ってもいい。


【私が守るべきもの】

それでは、日本人はどうするのか?
このまま家族廃止政策にやられ続けていいのか?
男女が分断されて、人間が孤立していくことでいいのか?

私はこの左翼政策に真っ向から反対だ。
道徳を亡き者にし、人間の魂を堕落させ、人の心を傷つけるあらゆるプロパガンダには反対である。
難しいことは、単に共産主義に反対しているだけでは問題の根本を解決できないのだ。ハード面だけでなく、ソフト面から人間の魂を浸食してくる。

私たちは、自分の心を守らなければならない。
自分の魂を守らなければならない。人間の魂を堕落させる悪から心を守らないといけない。


私のポリシーは、聖書のこの一節、


「神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された。」


から来ている。

男と女は本来、神のかたちであり、愛し合い、一つとなり、幸福を分かち合うべき存在。男と女がお互いを思いやり、愛し、信じ、励ましあう姿は、神のかたちなのだ。ある面、男と女が愛し合い一つになる姿は神聖なものとも言える。

男尊女卑という言葉があるが、私にはピンとこない。
妻を幸せにしようと思って、愛していると自然に二人の関係は、
水平になる。バランス関係になる。ある面、平等になる。
相手を尊重して愛しているので、自然に感謝の心、尊敬の心がでてくる。
平等という概念は、能力や機能からでてくるものではなくて、
お互いが愛し合ったときにでてくるものだと信じている。

“愛する心” は偉大だと思う。

カウンターカルチャーによって伝統的価値観は攻撃されたが、
私はその逆を行こうと思う。

この世界の創り主から与えられた生命を大切にし、妻と子供を愛していこうと思う。
妻と子供を愛することで、とても幸せになり喜びを得た。
だからこの幸福感と喜びを子供や子孫に伝えていきたい。

もしこのような考えに共感してくれる人がいれば、
その人たちにもこの理想を伝えたい。
特に未来を作る若者たちに伝えたい。

騙されちゃいけない。自分を守ってほしい。
愛する日本の人たちに伝えたい。

橘孝太郎


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