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トマトの苗作り「セル上げ」

今日は遅れ気味だったトマトの苗作りのひとつ「セル上げ」作業。

こたろうファームの苗の作り方は、まず苗箱にトマトの種を筋蒔きにします。発芽するとこんな感じです。

この苗箱って農家なら持っていると思うんですが、稲の苗をつくるときに使われるもの。春先のホームセンターなどでは積み上げられて売っています。

種まきの様子はInstagramのリールをご覧ください。EDMを聞きながらノリノリで種まきしてます(笑)

無事発芽した様子はこちらのnoteを。

タイトルの写真が筋蒔きした様子と、発芽したトマトです。
この発芽したトマトが1枚目の写真のように双葉が展開して、そしてそのあいだから本葉が伸びてきます。

そしてその発芽した苗を抜いて、セルトレイという穴のたくさん空いた苗を育てるためのものに移し替えます。移植もしくは仮植(かしょく)と言います。

なぜそうするかですが、苗をしっかり健康的に作るのが目的なんですが、
1,用土を新しくする
2,植え替えることによって根の量を増やす
この2つが大きな目的。

抜いた苗は各セル(土を詰めた穴)に斜めに双葉が出るくらいの状態で植えます。

そうすることによって、発芽したあと地上に出ていた胚軸(はいじく)からも根っこがでて、より根の量が増える、という仕組み。

土台がしっかりつくることによって、地上部のトマトが健康に育つというわけ。

トマト農家の多くは自分で苗を作らずに、専門の業者に頼んで作ってもらうことが多いですが、うちの場合は多品種。それもちょっと変わった品種も作ります。
それぞれの本数が少ないし品種が多いので頼む先もなく(笑)、自分で苗を作っています。
ぶっちゃけ「餅は餅屋」つまり「苗は苗屋」だと思うんですが、仕方ないですね。

さて、セル上げした苗、一度抜いて根が切れているので、そのままだと弱ってしまいます。なので、遮光ネットをかけて日差しから守り、苗の消耗を防いで根が増えるのを2~3日待ちます。
水は切らさないように注意しつつ。

移植したばかりのときは、気をつけててもしおれますが、翌朝にはしっかり立ち上がってます。でも油断大敵。まだまだ根の量は少ないです。

大丈夫だとわかってはいるんですが、少しばかり緊張に数日を過ごします(笑)

さて、このセルトレイに移した苗をどうするかですが、本葉が5枚程度まで育ったら今度は「鉢上げ」といって、ポットに移します。

このあたりのことはその作業をしたときにまた書きますね。

種まき:3月9日~10日
発芽開始:3月13日
セル上げ:3月27日~28日
鉢上げ:???
畑に定植:???
初収穫!:?????

乞うご期待!!!

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