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映画のアフターストーリーのように近況を聞きたい

帰りたくない帰り道でした。

こんにちは、コピーライターの阿部広太郎です。濃密だった週末を経て、ちょっとへろへろの今、noteを書くかどうか迷って、書くしかないぞ、この気持ちを伝えたい!の気持ちで書きはじめました。

2021年6月からスタートした『いつか仕事で再会するための連続講座「企画でメシを食っていく2021』(通称:企画メシ)の最終回。

会場は横浜みなとみらいのシェアスペース「BUKATSUDO」です。

連続講座がスタートしたのは2015年です。

BUKATSUDOという場所は、僕にとって20代後半から通い続けているホームのような場所で。「ただいま!」の気持ちで足をふみいれました。

2021年も前年に引き続きコロナの影響を受けて、連続講座はオンラインでの開講を余儀なくされました。なんとか、ようやく、この12月の最終回に、BUKATSUDO&オンラインの両方で集合することができました。

最後の課題は、「自分の企画」。自分自身のこれからについて、参加者(「企画生」と呼んでいます)が発表していきます。

これからへの思い、やりたいこと、叶えたいこと、目指す姿を話す。

そこには、半年間、切実に、企画をやりとりしてきた関係だから感じられる温かさ、素晴らしさがありました。

たくさんの熱を、たくさんの思いを受けとめたからだと思います。熱風を受けとめて、上へ上へと浮上していく気球みたいに、心がふわふわと浮上しています。一言で言うと「余韻がやばい」ですが、高揚感がつづいています。帰り道、帰りたくない、まだあの時間を味わっていたい、そう思ってしまうほどに、気持ちが満たされていました。

この場づくりを2015年から7年続けてきました。

出会いと別れを繰り返すたびに、いつかまた近況を教えてください、と企画生のみなさんに伝えています。ただシンプルに、その後、なにがあったのか聞くのが好きなんです。映画の物語のアフターストーリーを楽しみにするような、そんな感覚です。

「完走報告会」というイベントを企画しました。

テーマは、『企画でメシは食っていけそう?』

12/20月 20時〜 全講座完走ほやほやの企画生5名と話します。

話すのはコピーライターで主宰する僕と、そして・・・

・池田かすみ(いけだ かすみ)さん
新卒で入社した印刷会社でディレクター、コピーライターを担当した後、夫の海外転勤を機に退職してインド生活をはじめる。海外生活で閉塞感を感じることが多くなり、「モヤモヤした気持ちを打ち破りたい」「もう一度自分の人生を歩んでいるという実感がほしい」という想いから、企画メシへの参加を決意。半年間の講義で試行錯誤を繰り返しながら体当たりしていくことで、私らしい企画との向き合い方と、進むべき道を見つけることができました。

・岡崎菜波(おかざき ななみ)さん
水戸生まれ、ブラジル育ち。Web広告代理店を経て、現在は教育系のベンチャー企業でマーケティングを担当。「好きな人と、好きなことで働けるようになりたい」「仲間がほしい、誰かにみつけてほしい」。そんな想いで飛び込んだ企画メシでは、とことん自分と向き合い、“これから”への道しるべをみつけることができました。次の目標は、愛する京都で暮らすことと、自分の感性を生かして仕事をすることです。

・杉山真太郎(すぎやま しんたろう)さん
2021年9月末で、新卒から3年勤めた建設会社を退職。今は読書に耽る日々を満喫しています。クリエティブ業界に憧れを抱いて2020年にコピーライター養成講座に通うも、自分の軸がわからなくなり迷走。その後、広告から範囲を広げて企画の勉強をするために、「企画メシ2021」へ参加しました。企画メシの講義や自主企画の中で、自分のミッションが少しずつ見えてきた気がします。これからの自分が何を企画していくのか、楽しみになってきました。

・橘春花(たちばな はるか)さん
岡山の編集プロダクションで働くライター・編集者。コロナ禍でより閉塞感を増した地方の狭いコミュニティに違和感を感じ、今のままではダメだと、とある文章講座に参加。そこで阿部さんの講義を受け、「心が動く、動かせる仕事をしたい」「もっと人に出会いたい」と企画メシに参加。半年間で大切な仲間に出会い、次のステージに挑戦するきっかけを見つけることができました。私にとって「企画」はお守りです。

・吉川梨沙(よしかわ りさ)さん
ウェディングスタイリスト、アメリカ生活、留学コンサル、フリーランス、アート会社広報秘書等を経て現在。企画メシ期間中に、人との関係性の壁にぶち当たり、何をするか以上に、身近な人とのパートナーシップの構築が何よりも大切だと実感しました。その経験から、「節目を通して人の本音に光を当て、心と心で握手できる繋がりを増やすウェディングプロデューサー」として、年始より始動します。人の心が動く企画づくりや自分の人生を企てることに向き合うため、企画メシに参加。まさに人生を企てる大切な時間になりました。

それぞれの葛藤を抱えて、企画と過ごす半年間を経て、今、何を思うのか、考えているのか、言葉にするのか。

12/20(月)20時から、時間が合わなくても後日アーカイブでも見られます!

気持ちがほかほかしてくる。そんな時間をめざします。

「1day企画生」としてぜひご一緒いただけたらうれしく思います。

●追伸

「企画メシ2021」が終わった後の懇親会で、「どうしてはじめようと思ったんですか?」と改めて聞かれたんです。いろんな理由が思い浮かんだけど、きっとたぶん、迷いを振り切った先にある言葉を聞くのが、ただ、ただ、好きなんだと思います。だから、はじめたし、こうして7年もつづけてしまっているんだなと。

サムネイル&本文写真:岡本彩菜さん

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