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断言するのは怖いけど言わなくちゃいけない時がある。

意外だった。驚いた。そして、気になった。

「どうしてなんだろう?」という問いがぐるぐると頭の中を駆け巡った。

堀潤さんが監督を務める映画「わたしは分断を許さない」。3月7日(土)にポレポレ東中野で上映を開始する。その後、全国各地で上映されていく。

僕は映画のコピーを担当する。

「タイトルを決めました!」堀潤さんから連絡を受けた時に、「どうしてなのだろう?」と思ったのだ。語気の強さはどこからくるのかと。

もう4年前になる。2016年、これからの時代、情報の受発信を主体的にできる人を増やすための堀潤さんのプロジェクト「伝える人になろう講座」の名付けを担当した時から、堀潤さんの活動を近くで見させてもらっている。

堀潤さんは柔軟に、想像力をもってモノゴトと向き合う人だ。いわば、グラデーションの豊かさを知っている人だ。その堀潤さんが「許さない」と言い切っている。

わたしとは何なのか?
分断とは何なのか?
許さないとは何なのか?

そこを考えることこそ、コピーを考えることにつながるはずだと思った。

解き明かしていく過程は、企画書を見てもらうのがいちばん。映画の内容に深く触れすぎている部分だけ配慮して、ここに公開したい。

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僕が思ったことを堀潤さんに話す。堀潤さんが考えていることを聞く。考えと考えを交換こする。対話をしていくと、思いの輪郭がだんだんとはっきりしていく。断言するのは怖い、けれど言わなくちゃいけない時があるんだ。

最初の疑問はすっかり晴れていた。「わたしは分断を許さない」というタイトルは、2020年という今この時代に打ち立てる、決意表明に思えた。そこにある強さは、誠実さだった。

声を上げる人がいる。この映画は、野に咲く一輪の花を、放っておくことができない「わたし」がつくりあげた映画なんだ。そして…

「わたし」は、このnoteを読んでくれている「あなた」ではないだろうか?

ピンと来た方はぜひ、ポレポレ東中野へ。そして全国で公開される劇場情報はこちらに。

もし、コピーライターの僕(阿部広太郎)と堀潤さんとかつてご一緒した仕事を気にかけてくださった方は、私が3/4に上梓した著書「コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術」の第7章:企画書はラブレターだ」に書いております。

映画「わたしは分断を許さない」のサブコピーはこう書いた。

2020年、今こそ見なくてはいけない「分断」された世界。今こそ“見てほしい”と僕は思う。

3/7から、映画を受け取った人の声が上がっていく。僕はそれがとても楽しみだ。

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