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言葉の企画2019

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言葉って何だろう?企画って何だろう?半年間、考え続ける。形にしてみる。BUKATSUDO連続講座「言葉の企画」にまつわるnoteです。
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湯気ある時間をありがとう。

いつがほんとうの終わりなんだろう。 精算に走り回っている今も、お祭りのさなかにいるような感覚になる。たとえば、この2000円の領収書だって、ただの紙切れじゃない。 駅前でのビラ配り、許可をとってやるためには、手続きが必要で、ビラを配りに行く、後ろ姿につながっている。 11月3日(祝・日)に「企画祭〜湯気ある時間〜」というお祭りを開催しました。あの時間のすべてを伝えることは難しいけれど、あの時間をすこしでも共有させてください。 あの日の6時間を、6分に。 撮影・編集は

【後編】企画は、100円玉でつくる一生の思い出。糸井重里の考える企画とは「企画でメシを食っていく」特別イベントレポート

「ほぼ日刊イトイ新聞」主宰の糸井重里さんをゲストに迎えて開催された「企画でメシを食っていく」の特別イベントのレポートです。 広告、作詞、文筆、ゲーム制作など多彩な分野で活躍している糸井さんに、コピーライターで「企画メシ」主宰、作詞家としても活動する阿部広太郎さんが「企画」にまつわる話を聞きました。 後編では、広告コピーと歌詞の違いや企画への向き合い方から、糸井さんの企画力を実感する展開に。「企画メシ」主宰の阿部さんが圧倒された糸井さんの企画とはー。 前編を未読の方は、こ

【前編】楽しいこと、好きなことを突き詰めるとご褒美がある。糸井重里の考える企画とは「企画でメシを食っていく」特別イベントレポート

2019年5月4日に5期がスタートした「企画でメシを食っていく」。 開講に先駆け、4月7日に「ほぼ日刊イトイ新聞」主宰の糸井重里さんを招いた特別イベントがBUKATSUDOで開かれました。 広告、作詞、文筆、ゲーム制作など多彩な分野で活躍している糸井さんにとって「企画」とはー。コピーライターで「企画メシ」主宰、作詞家としても活動する阿部広太郎さんが聞きました。企画や言葉をテーマにたっぷりと語り合った模様を2部構成でお届けします。 幼稚園児の時にしたお医者さんごっこ 阿

書きすぎるくらいがちょうどいい。でも、配慮を忘れない。

2019年8月10日(土)、暑い日が続く中、横浜みなとみらいのBUKATSUDOにて「言葉の企画」の第4回目が開催されました! コピーライター阿部広太郎さんのもとにエネルギー溢れる参加者が集結し、はじまった講座「言葉の企画」では、「行動、企画、発信」の力を身につけるため全6回にわたって学んでいきます。 第4回のテーマは「記事を書く」場の空気感を含めた記事作りを。 企画生は今回の課題にじっくりと時間をかけて、答えを出していたと思います。苦しい時間だったとは思いますが、その

想いは続くよ、 どこまでも。

2,000字にどうやっても収まりきらない想いがあって葛藤中。 自分が写真に出逢った2年前の記事を読み直してたら、 ここにもう、わたしがいるって思った。 ど真ん中に、変わってないものがある。 自分と同じように悩んでる人を どうにかして励ましたくて、元気付けたいのに ことばで思うように伝えられなくてもどかしくて。 写真、カード、セッション 気づいたら車はゆうに買えるくらい自己投資してた。 伝わった人もいた。 けど、やっぱり足りない気もした。 ことばにすくわれた経験もあ

量産型から対話型のコピーライターになろうと決めた日。

見つけてほしいという切なる願い。 ここにこんなにがんばってるやつがいるからどうかどうか見つけてよ。 頼む、と両手を組んで祈りそうなくらいの渇いた気持ちを抱きながら二十代の中盤を過ごしていた。 以前したこんなツイート。 「量産型」という言葉が大げさではないくらいに、当時、受賞を目標にして、書きに書いていた。広告コピーのコンテスト「宣伝会議賞」、若手コピーライターの登竜門。そこに、通るとご利益のある門があるなら、くぐりたかった。 仕事が終わった後、デスクで取り組んでいた

ピント合う合わない合わせない

『ピントOKです!』  今までやってきた広告写真の仕事はピントがあっていることがとても重要だった。あってないはありえない。みんな当然合っているだろうと思っているのでピントを気にしてドキドキしているのはわたしとアシスタントの子くらい。アシスタントの子はモニターでピントを確認し、声を掛けてくれる。今はデジタルですぐ確認できるので、撮影後の不安材料は無いけれど、フィルムで撮っていた時はルーペでネガを見るまで生きた心地がしなかった。むしろピントさえあっていれば(この先たくさんレタッチ

自分のいちばんのお客さんは過去の自分だと思うから。

えらそうにしている大御所はさっさとどいてくれ。 気合だけは一丁前で、そんなことを思っていた。コピーライターとして働きはじめた、駆け出しの頃の話だ。 そして、その頃の自分と向き合う気持ちで学びの場をつくってる。 僕が好きでいつも聴いていて、そして、プロデュースを担当した映画「アイスと雨音」でも密に過ごした、アコギ ✕ ラップの二人組・MOROHAの「三文銭」という曲にこんなフレーズがある。 順番待ちにチャンスは来ない あぐらかく大御所はちゃっちゃと消えろ みんなに向け

人生をかけて

わたしが世界で一番、「すてき」と思っている人の話。 それは、マネージャーをさせてもらっている"新井リオさん" 去年の6月1日のツイート このツイートを見つけたとき、母校「ミューズ音楽院」なら以前にもトークショーを無料で企画・運営したことがあるし、協力したい!と思って随分長いDMを送った。 その頃のわたしは、ライブイベントを企画していたのだけど、漠然と今やってることだけじゃなくて、もっと誰かの役に立ちたいと思っていた。 数日後、とても丁寧な返信が届いて、ぜひ一緒に

僕はこれから「企画の地産地消」を全国に増やそうと思う。

タイミングはもう、今しかない気がする。 1、「地元」とは、その地を愛する心を指す。 2、「企画の地産地消」を増やす。 3、「お節介なよそもの」になろう。 2019年7月、この3つを意識して「地元でメシを食っていく」というイベントをはじめます。僕なりの伏線回収。あの日、あの時の出来事をむすんでいくように心に決めました。 ここまでのあらすじ2015年5月、企画を学ぶ連続講座「企画でメシを食っていく」を立ち上げました。横浜みなとみならいの「BUKATSUDO」で開催しています

わたしは小学何年生?

ひさしぶりに恥ずかしかった。 小学生の頃、自分で物語をつくるという授業があった。 名前は伏せて先生がみんなの書いた物語を読み、クラスで1番面白かった物語3つと1番面白くなかった物語3つを選ぶ投票をした。あんまり浮かばず適当に描いた物語。つまらない方に選ばれ自分でもつまらないとわかっていたのに、改めてみんなからもつまらないと評価されると中途半端な自分の全てが恥ずかしく、黒板に書き出されたつまらない票の集まるタイトルを見ていた。 言葉の企画2回目、わたしの考えた企画はうわべ

何者かになんてなれない。あなたはあなたになるしかない。そのための言葉を手に入れよう。

「これからたくさんのきっかけを渡していきます。でも、変わっていくのはみなさんです」 コピーライターの阿部広太郎さんの言葉とともに連続講座「言葉の企画」はスタートしました。阿部さんが主宰する連続講座「企画でメシを食っていく」のスピンオフとして、今年から本格始動した「言葉の企画」。 「行動、企画、発信」の力を身につけるために、「言葉とは何か?」「企画とは何か?」を全6回、半年間にわたって考え続けます。 記念すべき第1回目が、5/18(土)に、みなとみらいのBUKATSUDO

嵐のような情報量と熱量であっという間に過ぎ去っていた3時間。「企画メシ2019」始動

「企画でメシを食っていく」 とことん企画と向き合う半年間・全12回の連続講座。 2019年3月から告知を開始。2回のプレイベントを経て、5年目となる「企画でメシを食っていく2019」が、5/4(土)にスタートしました。 初回は企画メシの主宰であり、コピーライターの阿部広太郎さんによる「言葉の企画」です。各々が制作した自己紹介のスライドが事前に共有されていたので、初回特有のそわそわ感の中にも「あなたは、あの!」という会話があちこちで生まれています。 あなたにとって企画書