【フルーティでスパイシー】ベルジャンホワイトはビール嫌いにも好まれるビアスタイル
こんにちは!光太郎です。
この記事ではビアスタイルの1つ「ベルジャンホワイト」を解説いたします。
「ベルジャン」とはベルギーということ。
ベルジャンホワイトを直訳すると、「ベルギーの白」って感じですね。
このビアスタイルは、いわゆる「ビール嫌い」の人にも好まれていて、良い意味でビールっぽくない感じを楽しめると思います。
ビアスタイルの特徴、有名な銘柄、合わせたい料理などについても解説いたしますので、最後まで読んでみてくださいね(^^)
ベルジャンホワイトはベルギーで生まれた小麦を使用したスタイル
ベルジャンホワイトは直訳すると「ベルギーの白」だと冒頭でお伝えしました。
「ベルギーの」というくらいなので、ベルギーで生まれたビアスタイルだというのがわかります。
生まれた場所は「ヒューガルデン村」。
ヒューガルデンとはあの有名な「ヒューガルデンホワイト」というビールの名前になっているものです。
そうです。
ヒューガルデンホワイトの誕生とともに、ベルジャンホワイトというビアスタイルが誕生したんです!
ベルジャンホワイトには3つの特徴的な原料があります。
それは、
小麦(小麦麦芽)
コリアンダー(コリアンダーシード)
オレンジピール
といったもの。
これらを原料に使って製造しているので、ピルスナー(いわゆる「普通のビール」)にないフルーティな香りとスパイシーなあと味が特徴となっています。
また、ベルジャン「ホワイト」ということで、やや濁った白色〜黄色っぽい見た目をしています。
麦芽化されていない小麦を使用し、その小麦のタンパク質と酵母が反応。
その結果、白く濁った色味になっています。
これらの味や見た目によって、「ビール嫌い」な人にも好まれやすいビアスタイルの1つと言われています(^^)
※小麦を使ったビールは「白ビール」なんて呼ばれることも。
(白ビールの解説記事もあります。)
同じ白ビールの仲間には、ドイツ発祥の「ヴァイツェン」などがありますよ。
ベルジャンホワイトの特徴
以下にベルジャンホワイトの特徴をまとめてみました。
発祥国→ベルギー
発酵方法→上面発酵
ABV→5%程度
味の特徴→甘酸っぱくフルーティで後味スパイシー
適温→6℃程度
合わせたい料理→サラダ、白身魚のマリネなど
すでにお伝えしたように、小麦を使っていることで白く濁った感じになります。
小麦を使っていると舌触りが滑らかになり、青リンゴやレモンのようなフルーティな香りがすることも特徴的。
しかし、飲み終わり(フィニッシュ)にはコリアンダーのスパイシーさが感じられ、全体としてかなり独特な風味にまとまっていると言えます。
ちなみにコリアンダーとは「パクチー」のこと。
パクチーが苦手な人にはあまり好まれないビアスタイルかも(^^;
ベルジャンホワイトの銘柄紹介
ここでベルジャンホワイトスタイルのビールを2つご紹介いたします。
どちらも実際に飲んでの感想なので、参考になると思います(^^)
1、ヤッホーブルーイング「水曜日のネコ」
日本最大手のクラフトビールブルワリーの1つ「ヤッホーブルーイング」から、「水曜日のネコ」です。
このビールは「ビールが苦手な女性」をターゲットにして作られたもの。
味のある(可愛らしい?)ネコのイラストがプリントされたラベルは、ついつい手に取ってしまいませんか?
王道のベルジャンホワイトって感じで、本記事で説明した
白く濁った見た目
フルーティな香り
あと味スパイシー
という特徴をしっかり楽しむことができます(^^)
2、DHCビール「DHC BELGIAN WHITE」
DHCビールからは、その名も「DHC BELGIAN WHITE」が発売されています。
こちらも水曜日のネコ同様の王道スタイルですが、DHCビールは原料の水に富士山の伏流水を使用しているのが特徴。
そのためとてもクリアな味にまとまっていて、ややスッキリした味に仕上がっています。
DHCビールは他にも美味しいビールが揃っていますので、気になる方はチェックしてみてください!
ベルジャンホワイトと相性の良い料理について
ベルジャンホワイトは、コリアンダーシードやオレンジピールのおかげで「好みの分かれる、ややクセのある味」だと思います。
そんなクセのあるビアスタイルと合わせたい料理となると、例えば次のようなものがあります。
パクチーやフルーツを使ったサラダ
白身魚のマリネ
タンドリーチキン
ベルジャンホワイトはこれらの料理と相性が良く、一緒に食べるとより深く味わえるでしょう。
また、原料に小麦を使っているので「パンをおつまみにする」というのもオツです。
「小麦 × 小麦」の組み合わせは味にまとまりが出るので意外にアリですよ♪
イタリア、フランス、ベルギーなどの料理を食べる際に付け合わせでパンが提供されることが多いですが、そんなときはベルジャンホワイトを選んでみてもいいと思います(^^)
まずは有名なベルジャンホワイトを飲んでみて!
この記事では、ビアスタイルの1つ「ベルジャンホワイト」について解説いたしました。
ベルジャンホワイトは特徴的な原料から、やや好みの分かれるスタイルです。
いわゆるビールの苦味が嫌いな人でも好まれる代わりに、ビールの苦味が好きな人には敬遠されることも。
よく「女性に好まれるビール」というフレーズを耳にしますが、もしかしたら女性にファンが多いコリアンダー(パクチー)のおかげかもしれませんね。
ベルジャンホワイト未体験の人は、まずは有名どころの銘柄を飲んでみることをおすすめします(^^)
「これはいける!」と思ったら、国内外のベルジャンホワイトを色々試してみてくださいね♪
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