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電験三種③ ~理論分野:回路~

こんばんは。
Kotaroです。

引き続き電験三種の理論についてお話します。
回路についてですが、電磁理論と同じく、本試験の根幹をなす部分です。
回路を自分で描いて計算して解く。
これができないと他の3分野でもまともに点数を取ることは難しいでしょう。
前回の物理学の前提を踏まえて回路問題を解くにあたって重要なポイントを挙げていきます!

①回路図を描く


問題文に図が描かれていても絶対に自分で描きなおしてください。
自分で描きなおす過程でこの部分が短絡しているとか、こっちの方が負荷が高いなど気づきが多くなります。
また、Δ-Y変換といった変換も自分ですぐに描きなおす癖がつきます。
その際に数値や電流の方向なども忘れずに書いておきましょう。

②ベクトル図を描く

抵抗やダイオードのみの回路なら描く必要はありませんが、コンデンサやコイルが回路にある場合、三相交流回路図では必ず考えないといけません。
特に三相交流回路では描かないとそもそも何を解けばいいのか分からなくなってしまうので、必ず繰り返し問題を解いて確実に描けるようにしておきましょう。
ここをマスターできると他の三科目のスコアも一気に上がります!!

③分母と分子を入れ替える

回路の計算では分母や分子が複雑になりやすく、計算ミスのもとになります。
普段の計算ではコンデンサが 1/jωC と分母に来ることがありますね。
このまま分母にずっとある状態だと計算が思ったより煩雑になるときがあります。
ここで分母と分子を入れ替えることによって分数計算が消え、計算の難易度が下がることがしばしばあります。
回路が複雑になった際に是非実施してみてください。

④コンデンサやコイルの特性を頭に入れておく

当たり前だろと思うかもしれません。
ですが非常に大切です。
時定数の問題を解くときに実感すると思いますが、解いている回路が時間と共にどのように変化していくのか考えることは実務でも大切になっていきます。
時定数が絡む問題でなくても是非この回路は時間が経つにつれどのように変化していくか考えながら解いていきましょう。
機械で四機を考える上で役に立ちます。

回路問題を解くにあたって必要なポイントを書いてみました。
回路問題、特に三相交流は難しく、僕はかなり手こずりましたがポイントを抑えて解けば必ず解けます。
是非、面倒くさがらず解答していきましょう!



 


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