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【明日を肯定したい】

これについて1日考えてたら、ひとつ大事なことを思い出しました。

日本の農村では、いまだに村八分が存在するということです。
実際ぼくの知り合いで20年ほど前に山奥に移住した方がいたのですが、地域の嫌がらせは相当なものだったと言っていました。

ほっとけば15年後には消滅するし、移住しようと試みても、ものすごい嫌がらせを受けて追い出される。

つまり詰みです。

色々見ていたら、
「過疎化が問題なのではなく、問題があるところが過疎化しているのだ」
という言葉を見つけました。
逆に気が楽になりました。

ぼくはぼくのやれることをやるしかない。

しかし移住者を受け入れる気質がある田舎がたくさんあるのもまた事実。
なので、人がいなくなるまで優しい田舎で10年ほど田舎暮らしスキルを高めておいて、まるッと空いた村にそのまま自分たちの村を築く、なんてゲームみたいなワクワクする話が現実味を帯びてきます。

そう考えるとそこまで悲観的にならなくてもいいのかななんて思い始めました。
日本人の気質については別ですが。

昨日の夜、星野道夫さんの本を読んでいたら、とても素敵な言葉に出会ったのでシェアします。

「この世界を、もうどうしようもなくなっているのに、やはり肯定したい気持ちにさせられる。
諦めと希望が同居し、明るさと悲しみが一緒くたなのに、私は明日のことを考えている。」

この言葉自体は星野さんのお気に入りの言葉で、星野さん自身の言葉ではないのですが、星野さんの文章には一貫して、なんになるのかわからないこの人生を、破滅に向かっているようにも見えるこの日々を、肯定したいという姿勢を感じ取れます。

その文章に触れるといつも、少し生きることに前向きな気持ちになれるのです。

私もそんな文章を書ける人間になりたい。
引き続き、精進していきます。


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