『ロミオ』
物語が始まり
終わらないと嘯いた
僕がロミオで
君がジュリエット
仮初の真実
やっぱり嘘のまま
中途半端な悲劇で
傷ついた夢を見る
このまんまどこかへ行きたい
誰もいないところへ君と
悲しみのない世界に
君を連れて行く
なんでだろう君は
ひどく苦しそうだ
影がないところに
光がないように
終いには何にもないね
空が泣いたのは
晴れた日が続くから
素直じゃないのは
羨ましかったから
嫌がっているのは
好きを知っているから
抗っているのは
押さえつけられるから
分かっているのは
分からないことばかり
『はい』と言えるなら
『いいえ』も言えるでしょ?
悲しみのない世界に
君を連れて行く
いつからか君は
笑いかたも忘れた
悲しみがないから
そこに幸せもない
結局空っぽなんだね
不幸せをくれ
喜劇に変えるから
不幸せをくれ
喜劇に変えるから
不幸せをくれよ
幸せに気づくから
作詞:高橋冴太朗
お題:対
構成:A-A2-B-C-A3-A4-A5-C2-A'
コメント:久しぶりに長いヤツ。
詞を書くにあたってのある種哲学とも言える、考え方を前面に…
こういうスタイルの詞は追求していこうと思う。
ひとまず、ここで形に残しとく。
めりーくりすます。
2021.12.25
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