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“偉人“だけが凄いのか〜凡人の役立ちどころ〜

バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン。
“偉大な作曲家”の代表格。
それぞれの時代において革新的な作品を残し、後世の作曲家たちに大きな影響を与えました。

でも、本当に“彼らだけ”が時代を動かした立役者だったのでしょうか。
僕はそうは考えていません。

まず、この巨匠たちの音楽の素晴らしさを、真っ当に理解できる、無名な専門家たちが「モーツァルトって、スゲえ!」とかなんとか言って、評論していたはずです。

音楽の専門家ではなくても“ステキさ”を感受できる素直な心もった聴衆が、友達に「ベートーヴェン様の音楽ってステキよ」なんて言って、友達に勧めていたことでしょう。

あのバッハだって、死後約80年もの間、歴史上から忘れ去られた人物でした。
それをあとから、結婚式のあの曲(結婚行進曲)で有名なメンデルスゾーンが、偶然バッハの楽譜を見つけたことで、一気にこの巨匠の存在が周知されるようになったのです。

まぁ、メンデルスゾーンは決して無名な音楽家ではないけれど。

とにもかくにも、偉人と崇められるビッグネームたちも、大多数の無名な人たちのお陰で、その名が広まり、伝統、文化として根付き、現在を生きる僕たちも、その恩恵を受けることができている。

人や人の功績の凄さ、役の立ちどころは、本当はものすごく多岐にわたっているもの。
自分の役割を見つけよう。
必ず誰かの何かの役に立っているのだから。

by 町のピアノ教師

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