本を血肉にするということ
いろいろな読書方法に関しての本を読みました。いろいろな考え方がありますが、多く読むという観点ではポイントをいくつか出すと下記になると思います。
読む前に自分の目的を持つ
本の骨子を意識する
自分の目的やその骨子に沿っているところを中心に読む
このパターンはビジネス書など、すぐ使える短期的な知識、ノウハウを習得するのには有効かと思います。
しかし、歴史・文学など教養に関する事は、上記の読み方だと意味がない、ということも理解しました。
『本の「使い方」』『 人生を面白くする本物の教養』を書かれている出口治明さんは、「教育は人生に必要な知識、教養は教育以外の人生をさらに充実させるための知識であり、本をじっくり食べるように読んで作者の言っていることを追体験しないと自分の血肉にならない」ということを仰っています。(上記私の要約)
「追体験しないと自分の血肉にならない」というところがポイントだと思います。血肉にするには追体験自体を目的とするので、本の骨子を理解するという手法は意味がない、ということです。そうした過程が教養を身に着け、人生を充実させると。
なるほどなと思いました。そうするともう本をじっくり本を読むしかないですよね。
っというわけで最近は本を最初からじっくり読んでいます。その方が分かりやすいし、理解も進む気がします。やっぱり本はいいなと実感してます。
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