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中国 一帯一路のコンサルタントが説明する 途上国の人たちの本音の世界 そして通貨システムがどのように変わっていくか の説明をします。

こんばんは

中国 一帯一路 コンサルタントです。
私自身は中国 ビジネス歴30年ということになります。20歳の時からスタートしておりますので 今年で50歳になっているので30年ということになりますが 実際にリアルに中国に行って色々 始めたのは1997年からですから それから考えても 25年以上経っているわけです。考えてみれば長い間 中国と関わっているわけです。


さて それだけ長く 中国と関わってるわけですから中国の人民元というものにもかなりお世話になったと言えます。

私が中国に留学した頃というのは 1997年で日本円がその時は非常に強い時期だったと記憶しています。

つまり 当時は 日本円 パワーというのを感じて やはり物 価格差とエンパワー によって途上国に行く 留学生は最高にいい思いをしたと言えます。


そのような時代がありましたが その後をどんどん 中国が経済成長していき 2010年頃気づいた時には いつのまにか 逆転されていました。

そして今はとても高額で高くて行ってられないような場所 中国になったわけです。


1元 20円を超えるような世界というのはどういう世界 かというと 正直な話 レストランでご飯食べるのもめちゃくちゃ高いと感じるわけです。

中国人観光客が日本にやってきて 日本のレストランでご飯を食べれば何でも安くて美味しいと喜んでいくのは当たり前です。

日本は安くて素晴らしい国になってしまったのです。

この20年ぐらいの歳月の間に エンパワー は完全に人民元 パワーに負けていったという感じはするのですがこれはリアルな感覚です。

さて なぜこのような話を書いているかと言うとこれはこれから起こるかもしれない すごい話のことを書きます。


中国人民元が世界の基軸通貨になっていきたいという目標を持っているということは多くの方は知っていると思います。

これは今 BRICs と呼ばれている発展途上国の国々が いつのまにか 経済大国となっていき そして彼らが手を組んで西側諸国を目の敵にしたような経済政策を行おうとしているわけです。

筆者もあまりこの ブリックスという存在に対して気にはしていませんでしたが ここ最近一帯一路の仕事をしているとこのブリックスと呼ばれている組織の各国政府に対する影響のインパクトがでかいことに驚きます。

つまり 中国の一帯一路の拡大とついには必ず破ることがほとんどできないと呼ばれていた石油取引における 人民元決済ができる時代になったというのはこれは 実はすごい インパクトと言えます。

西側諸国では サウジアラビアが人民元でも一部 スワップをして 取引をすることを開始したというぐらいの小さいニュースにしていますが これ本当のことを言うと 米国における ペトロダラーの崩壊ということになるわけです。

一説には米国は1974年 ニクソンショックの後に経済が非常に厳しい時に 当時 キッシンジャーという 方が サウジアラビアに出向き サウジアラビアの王様とお話をして石油の取引は必ずアメリカドルを使うという約束をしたということです。

その契約が50年間があり 実は サウジアラビアの王様がその契約の更新時期に更新しないということを言ったということが一部で報道されています。

これは西側ではほとんど 報道されない事実ではありますが このことが実は人民元がサウジアラビの石油が購入できるようになった背景にもあるわけで 現在ウクライナとロシアは戦争していることによりロシアは米ドルにおける決済を規制されている事実がありますが そのような状況下でもロシアはエネルギー供給に何も困っていないというのは これは人民元における決済ができているからです。

この事実を知るべきだと思います つまり 米ドルにおける最大の裏付けというものは ペトロダラーと呼ばれている石油取引における完全なる権利を持っており その権利が現在完璧ではなくなったということはその米ドルの通貨を使うという価値といえば 特に 途上国に対して圧力的にいろいろ言うことができたというのは 途上国のドルとのスワップが自由ではなかったという問題点と同時に石油取引においては US ドルを使わなければいけなかったという 縛りがあったために 途上国はドルを調達する 苦しみを持っていたわけです。

その問題を解決するという動きが 実はこの 第三世界と呼ばれている世界が一つにまとまろうとしている一番の原因であると言えるのです。


つまり 彼らは US ドルに対する 睨みをきかしているというのもありますし 、同時に 西側が決めた 金融政策 つまり IMF や BiS 連邦準備制度などが 途上国に対する政府保証枠に対する評価は過小評価だという考えを持っていることによって正直な話 恨んでいるという状況で、恨みつらみがあり それで みんなが集まって大声を出そうという ストライキ のようなことが起こっているわけです。

日本ではそのような 報道はほとんどされていませんが これ 海外で見ていると それがよく見えるわけです。


特に 途上国の人たちの政府の方々と話をすると最終的には 開発援助の時に問題になるのがその資金の問題となるわけですが 、必ず 財源の確保するときに話になるのが政府保証の融資枠がどれくらい必要なのか というのが重要になるわけです。

つまり これは ソブリン ギャランティーの世界ですが、 ソブリン ギャランティーがその評価というものが西側が決めたルールによって評価単位が決まっているということに対して 途上国 は俺たちの国はもっと評価が高くて良いはずだ 。もっと金は借りられるはずだと思っているのです。

そのようなギャップがあり もう ドルでは取引するのは、十分だ これ以上はドルとは 取引したくないという思いが集まっているのが ブリックスの世界だと言えます。


日本は 長年 途上国と支援をしてきたので友好的な関係があるというような報道を持っていますが正直なところを言うと 途上国の人たちはみんな2つの顔を持っています。

つまり 苦労させられてきたので 色々な顔をして利益になるところにはそれぞれ 良い顔していくのです。

日本も ODA などで支援をして資金を投入すると その国から 喜ばれるということを言うのですがその喜んだ瞬間の写真だけを提示して有効 環境は最高だということを日本では報道しています。

実はその裏ではブリックスの国々が一生懸命 集まって 米ドルとの取引が西側諸国に対して恨みつらみを話しているのです。

この西側から見た時というのか 二重 的なやり方というのを理解しないといけません。

それがわかればこの世界が理解できます。

私も 長年 中国で仕事をしておりますので外国人として生きていれば 表向き中国人と付き合えばいい話をするという場合もありますが、 実際は裏で陰口を叩いている場合も結構あるというのが こういう世界 というのが理解できなければこの世界が分かりません。

つまり 現在行われているブリックスの世界というのはそういうことなんです。

西側諸国 も支援をしてくれるので西側に対しては内心はそんなに良いと思っていないとしても良い顔をして ニコニコ笑っているだけですけども 実は腹の裏では家に帰ってしまえば ぶつぶつ文句を言って 友達同士集まって別の着信を考えようぜ というような話をしているのが これはまさに ブリックスの世界で 俺たちはいつも苦労させられてきた だから一緒に頑張るんだということを言っているのです。

つまり 途上国は西側諸国によって搾取されてきたという考えが非常にあるのです。

このことを理解するとなぜ世界はこのようなことが起こっているのかというのが 単純に理解できます。


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