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株主総会シーズン / 森創る民のささやき

「森を創る民のささやき」ブログでの記事(2009年6月20日)とその追記記事です。

#97 株主総会シーズン

3月決算の企業が多くを占める日本では、
6月は株主総会シーズンです。

特に株式を上場されている企業では、
この時期に、企業から株主へ、多くのモノが届けられます。

たとえば、このようなものです。
・株主総会の招集通知
・株主総会の決議通知
・前期の事業状況をまとめた株主通信(事業報告書)
・(企業によっては)株主優待品

中でも、紙モノが多く、
複数の企業に投資させている投資家などは、
すぐに、紙があふれてしまうことになります。

このような点の環境配慮しようとする動きは、出てきています。

インターネット等の情報通信の技術が発達し
・インターネットでの議決権行使
・総会参考類のネット掲載
・株券の電子化
は、だいぶ一般的になってきましたが、
この分野での紙の利用は、まだまだ無くならないことでしょう。

森を創る民のささやき June 20 2009

上の記事を書いたのが約10年前。
会社法という法律に定めれている関係上、株主総会関連の法定書類の電子化がなかなかできずに、紙で印刷した書類を、各株主に郵送していました。

ようやく、2022年9月施行の会社法より「株主総会資料の電子提供制度」が始まることになります。「株主総会資料の電子提供制度」は、上場企業は全適用となり、基本的にはWeb上での書面提供に切り替わります。

株主総会の決議はオンラインでの投票の仕組みがすでに導入されているので、最後のラストワンマイル部分の電子化が、これで導入できたことになります。

今まで、上場企業の招集通知は、かなりのページ数があり、しかも株主の数は何万人といれば、かなりの量の紙が必要としていました。そして、それを各株主宛に送る輸送負担もあります。

そういうのが大きく削減されるとなると、環境負荷もぐっと下がることでしょう。

もっとも、そういう印刷・発送を請け負っていた、専門業者さんにとっては、大きなビジネス損害がありますが。。。

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2008年に設立したツバルの森時代のブログ「森を創る民のささやき」に、後日談を追加し再編集したマガジンです。この購読料の収益は、世の中の環…