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今こそ取り戻したい、本当の生きる意味。

いつしか私たちは、時間に追われ、効率を重視し、失敗を恐れ、最短で正解を選ぶことが当たり前になってしまった。
確かに間違いはなくなってきたのかもしれないが
私たちはしあわせなのだろうか?

生活は便利になり、なんでも手に入る世の中だ。
世界中の情報が手に入り、どこにいてもSNSで誰かと繋がることができる。
暇つぶしすら、動画や映画、音楽など、幾つものサブスクが用意されている。
でも、心はどうだろう。
まだ起きてもいない問題に不安になり、誰かと比較したことでの勝手に苦しみ、心が疲弊している人は多いと思う。

私たちは豊かになったが、本質的な豊かさをどこかに忘れてきてはいないだろうか?
それを紐解くためにも、私たち人類の、日本人の歴史を遡ってみよう。
本当の生きる意味が分かるかもしれない。


ホモ・サピエンスが生き残った理由

わたしたち人間は、ヒト科のご先祖として、ネアンデルタール人や、デニソワ人、ホモ・サピエンスなどの種類が存在したが、なぜホモ・サピエンスだけが生き残ったのか研究されている方がいる。名古屋大学の門脇誠二さんだ。

この話の核は、
「ホモ・サピエンスは食べられもしない綺麗な貝をビーズにしてたくさん集めていた」というところだ。

もしかしたら、ホモ・サピエンスだけが生き残った理由は、飾るとか、装飾とか、プレゼントするとか、生活するために必要ではないけれど、心がウキウキするようなことを大切にしていたからではないかという可能性が見えてくる。

そこで、今度はこちらの動画を。
脳科学者の中野信子さんが出演したMEET YOUR ARTの番組だ。中野さんは、生き残った理由を、
「もしかしたら芸術があったからじゃないか?」
と話している。この話はめちゃくちゃおもしろいです!

この「美しき無駄」を楽しむことこそが、長く人類が続いていくための秘訣なのかもしれない。
ということだ。豊かさの原点が垣間見られる。


1万年も争いのない縄文時代

ホモ・サピエンスの話から、時代は進んで縄文時代へ。あまり考えたことがなかったが、縄文時代は1万年も続いた平和な時代だったようだ。この頃の遺跡からは、戦争による傷跡がほとんど確認されないことから、そう言われているようだ。

こちらはちょっとスピリチュアル系の話にも聞こえるが、繋がりを感じたので載せてみる。

SHOGENさんという方は、ある雑貨屋でアフリカのペンキアートに出会い、衝撃をうけ、その日のうちにアフリカ行きのチケットを取り、絵を学びにアフリカに行きます。そしてたどり着いたブンジュ村というところで、縄文時代の日本人の心を知ることになるのです。
YouTubeがおもしろいのでぜひ。

SHOGENさんは、ブンジュ村で縄文時代に日本人が大切にしていたことを教えられることになり、今まで「感じる」ということを忘れていたことに気付かされていく。

縄文時代の土器は火を付けて料理ができればよいだけなのに、細やかで美しい装飾をあしらってある。ただ火を付けるのではなく、美しさや、心が満たされることを重視していた。
これは、とても心が豊かな生き物だからこそ。

わたしたちは、コスパやダイパと騒ぎ、効率を重視してきたが、真逆なのではないのか?
私たちはそもそも、心で感じることを喜び、無駄を楽しむことができる動物なのに、これって死に向かっているだけなんじゃないの?

この二つの話を聞いて、わたしの体の中のホモ・サピエンスや縄文人のアイデンティティが、「思い出してくれてありがとう!」と喜んでいる気がした。これは私だけではないはず。

忙しすぎる毎日にピリオドを打ちたい。
毎日を丁寧に向き合い、もっとその時、その瞬間を楽しもう。自分の心を満たして、みんなを愛し、自然を愛し、穏やかで平和で神秘的な日本人として誇りを持って生きたい。

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