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大根をたべる日とは!?無理なく季節や自然を楽しむ暮らし

こんにちは。
久しぶりの帰省を満喫しています。

お正月に帰省するのは10年以上ぶりなので、両親とお正月を秋田で過ごすのも10年以上ぶり。

よくよく観察していると、ナチュラルに季節を楽しんで暮らしているのが伝わってきます。
特に無理しているわけでも意識しているわけでもなく、いわゆる「丁寧な暮らし」を素でやっている。すごい。

庭から採ってきた南天が飾られてる床の間


今日は1月6日。
あさごはんを食べ終わると唐突に母が
「今日は大根を食べる日だ!」と、おもむろに大根の皮を剥き始めた。

「大根を食べる日ってどういうこと?」と聞くと、なんでか忘れたけど、とにかく大根をたべる日だと言う。

どうやら、冬至の日にかぼちゃを食べると風邪をひかない、とか、そういう類のことらしい。

さっそくネットで調べてみるも、そんな情報は出てこない。

するとカレンダーを見て母が「小寒だから。この辺の地域では大根を食べるの!」

小寒、と、食べもの、で調べると、七草粥ばかり出てくる。

詳しくはわからないけど、とにかく母が言うにはこの辺りの地域では、小寒の日は大根を食べるらしい。

そう言われれば子どもの頃も「ふろふき大根」が食卓にあがり、今日は大根をたべる日だからと言われたような気がする。

そういう小さな季節の行事を、詳しい理由を覚えていないのに大切にするって、クリスマスやらバレンタインで盛り上がるよりずっと素敵だなって思う。

そのとき旬の野菜だったり、お花だったり、そういうことにきちんと結びついていて、理に適っているように思う。


辰年なので、辰の絵が飾られている。
こんなのが家にあるとは。

(クリスマスやバレンタインを楽しむのも、それはそれで素敵なことだと思います。わたしは季節の行事をちっとも大事にしていないので。)


両親の暮らしは、毎日時間がゆっくり流れていて、いろんなことを楽しんでいる。

そんなめんどくさいことするの?と思ってしまうことも、めんどくさいという意識すらなく、あたりまえにやっている。

薪を割って薪ストーブに焚べたり、雨の中、畑まで歩いて行って大根や人参を収穫してきたり。

それがその後すぐに、その日のおかずとして登場する。

昨日は、ガラス窓にぶつかって死んでしまった小鳥を土に埋めていた。

都会に住んでいたら、そんなことをあたり前に行うことはたぶん、できない。


こんなふうに穏やかにすぎていく日々、いいなと思う。

いろいろな、わたしは忘れてしまったもしくは知らなかった文化やしきたりがそこにはある。

穏やかに暮らせるのは時間や気持ちに余裕があるから、というのももちろん大きいとは思う。


仕事に追われる日々も嫌いじゃないけど、自分にとって大切なことを忘れないように、ときどきは穏やかな時間をすごしたり季節を楽しんだりしたいなと思った。


ところで、スーパーに買い物に行ったら1月6日は「納豆のお年取り」といわれ、この日に納豆を食べて無病息災を願うという行事が行なわれるそうです。
なお、納豆の旬は1月とのこと!
納豆大好きなのに知らなかった!!

今日は大根とあわせて、納豆も食べようと思います。


それでは、また!





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