1026 仕事ができるようになる方法
ここ数日、ずっとラーニング・ピラミッドのことを考えながら生活しています。入ってくる情報すべてが頭の中でラーニング・ピラミッドに変換されています。
引用:https://career-ed-lab.mycampus.jp/career-column/707/
今日はこのラーニング・ピラミッドをもとにどうやったら仕事ができるようになるのかを考えてみたいと思います。
「仕事ができる=求められた役割の中で成果を出すスキル」と定義すると、ラーニング・ピラミッド的には仕事ができるようになるために
・セミナーを聞いたり(=講義)
・ビジネス書を読んだり(=読書)
・eラーニングで学ぶ(=視聴覚)
よりも、
・社内や社外のメンバーと当該テーマについてディスカッションしたり(=グループ討論)
・業務を遂行したり(=自ら体験する)
・社内外の人たちに学びを共有する(=他の人に教える)
方が、「求められた役割の中で成果を出すスキル」が効率的に身につきやすい=仕事ができるようになりやすい、ということになります。
例えば、自分の役割が「WebサイトからのCV数を最大化する」であれば、
①CV獲得に関して、社内外の人たちと勉強会&ディスカッションする
②キャッチコピーの見直し、ABテストの実行、コンテンツ作成、広告のPDCAを回す
③学びを社内外の勉強会やセミナー、ブログやSNSでシェアする
あたりが成果を出すスキルを高めてくれます。
しかしながら、実際には労働時間のうち①~③をやる時間は意外なほど用意されていません。
それはなぜか? 多くの企業で、働き手の時間の使い方は以下のようになっているからです。
・重要度の低いメールやチャットへのレス
・社内会議(朝礼、部署定例、全社会議など)
・アポ間の移動
などが驚くほど多くの時間を占め(※割合は適当ですが)、成果を出すことにつながる業務時間が減っています。
BtoBセールスの世界で、オンライン商談を導入すると、1日に3~4時間あった「移動時間」がすべて「商談時間」に転換され、売上が2倍、3倍になることがありますが、これほどまでに成果につながらない業務(移動時間など)は日々の労働時間の多くを占めています。
※「移動時間」がすべて「商談時間」に転換の補足:新規リードが営業に供給される前提。成果の幅はオンライン商談システム「ベルフェイス」の導入事例が参考になる:https://bell-face.com/casestudy/
つまり、「仕事ができる=求められた役割の中で成果を出すスキル」と定義すると、日々の労働時間の中で、成果を出すことにつながる業務をする時間を増やしていく必要があります。
現場担当者ができることを考えると、
・求められた役割と関連の薄い会議には出ない
・メールやチャットに反応する時間を最小限にする
・メールやチャットが少ない土日に勉強会を開催したり、ブログを書いたりする
・積極的にオンライン商談を活用する
などでしょうか。
マネージャークラス以上ができることを考えると、
・不必要な会議や社内行事を減らす
・無駄なメールやチャットを送らない
・オンライン会議を推奨する
・職住近接やリモートワーク活用を推奨する
・ブログやSNSでの学びの共有を推奨する
・社内外との勉強会&ディスカッションの場を用意する
などですかね。
例えば、当社は隔週1時間のマーケティング勉強会(=グループ討論)を除き、社内会議はゼロで、クライアントさんとのMTGもWeb会議を積極的に活用してるので、コンサルタントが「成果を出すことにつながる業務」をやっている時間はすごく長いと思います。当社に転職してきたメンバーが「才流に入って、考える時間が圧倒的に増えた。脳が疲れてしまうので、以前のようにダラダラ残業しなくなった。」と言っていましたが、そんな感じです。
ラーニング・ピラミッドをもとに考えると、仕事ができる(=求められた役割の中で成果を出すスキル)ようになるためには、
・社内や社外のメンバーと当該テーマについてディスカッションしたり(=グループ討論)
・業務を遂行したり(=自ら体験する)
・社内外の人たちに学びを共有する(=他の人に教える)
の時間を増やし、
こんな時間配分になるのが理想。ということです。
メンバーがより一層、仕事ができる(=求められた役割の中で成果を出すスキル)ようになるために、経営者として、無駄な時間を増やさないように気をつけていきたいなと思ったラーニング・ピラミッドからの学びでした。
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